Warning: call_user_func_array() expects parameter 1 to be a valid callback, class 'collapsArch' does not have a method 'enqueue_scripts' in /home/users/0/sunnyday.jp-100wishlist/web/wp-includes/plugin.php on line 525

Posts Tagged ‘スピーキング’

Writing Tips 〜類義語辞書〜

英語で日記やエッセイを書くとき、語彙の選択範囲が狭いために単調で子どもっぽい文章を書いていませんか?

英語ライティングでは、同じ言葉の繰り返しは避け、より鮮やかにアクションを思い起こさせる特定の言葉を使うことが望ましいとされています。中学生レベルの英作文であれば、I think, I think, I want, I want, He said・・・と同じ動詞が延々続くのはしょうがないかと思いますが、大人になってもそのレベルでは精神年齢を疑われてしまいそうです。think, want, say などの言葉は多くの意味を持つ”general” な単語です。プライベートな日記なら、 I think を多用してもいいかもしれませんが、他人に読まれることを前提としたエッセイや試験問題のライティングでは、単調な文章は書き手の意図が伝わりにくく、読み手を飽きさせてしまいます。例えば I think なら、ちょっと思いついた、深刻に考えぬいた、熟慮した、思いを巡らせた、想像した・・などの意味が含まれます。日本語であれば、”〜と思った”の多用で済ませてしまいがちですが、英作文では”general” な単語である think の多用は避け、より限定的な”specific verbs” を使用するべきです。

簡単な言葉を形容詞で飾ることも推奨されないようです。例えば think hardならcontemplate, ask angrilyはdemanded など、アクションを一言で簡潔にあらわすことができる”強い”動詞を用いるべきとされています。簡潔で明瞭な文章をより少ないワード数で書くことが良いとされています。弱い動詞+形容詞の組み合わせよりも特定の強い動詞を使うことを意識してみてください。

具体的には、Thesaurus辞典や類義語・同義語辞書を参照するのですが、紙の辞書だと的確な言葉を探し当てるまで何度もページを行ったり来たりしなければなりません。オンライン辞書ならば、提示された類義語にリンクが貼られているので、リンクをたどってピッタリのニュアンスを見つけるのが容易です。

オススメのオンライン類義語辞典はプリンストン大学が無料で提供しているWordNet です。他にも無料のオンライン類義語辞書はありますが、ビキニ姿の女の子がチカチカ点滅する広告などが貼られているページが多いため気が散ってしまいます。Wordnetでは言葉の定義、類義語のセット、簡単な例文が広告なしで表示されます。シンプルですが十分だと思います。

WordNetのページを開いたら、左側のUse Onlineを開きます。

検索窓に調べたい単語を入力します。”think”を入れてみます。

そうすると、think に関連する言葉がずらずらと出てきます。believe, consider, conceiveなどにはリンクが貼られていて、それぞれにまた関連する類義語を集めたページに飛ぶので、例文を見ながらぴったりのニュアンスを探していきます。またリンクはありませんが、()の中味も参考になる単語があります。imagine, ponder などもthink をあらわすのに使えますので、下の例文まで見ることをオススメします。

WordNetを使うと知らない単語がさらに知らない単語を呼ぶ・・・と敬遠されるかもしれません。thinkを調べて reckon, conceiveなど分からない単語が出てきたら、英日辞書でもいいですので確認して使ってみると良いと思います。面倒ですが、練習の段階で一手間かけることで徐々に力がつきます。

いきなり上手な英文を書こうとしても書けるものではありません。ライティングの本に書かれている注意事項を守りながら、コツコツと言葉を積み上げていくことがライティングの上達につながるのではないでしょうか。

英検準1級二次試験対策講座開講!

100 WISH LIST で英検準1級二次試験向けの講座を開講することになりました。
以前より不定期開講をしておりましたが、この度正式に開講いたします。

メンバーの豊富な経験を活かし、最短で二次試験合格を達成するためのお手伝いをいたします。
模擬面接だけではなく、本番までの学習方法などのサポートもしっかりさせていただきますのでどうぞよろしくお願い致します。

詳細はこちらから御覧ください。
100 WISH LIST 英検準1級二次試験対策講座

英検1級のエッセイ、スピーチを意識した記事管理&ライティング

前回はYukoさんにEvernoteを使った記事の管理について紹介してもらいました。記事をきちんと管理しておくことは、英検(特に1級)対策として皆さんが一番気にしていると言ってもよいエッセイやスピーチ対策にとても有効ですね。

今回はさらにその記事管理を英検対策を意識しながら充実させていくステップをご紹介したいと思います。

記事の要約をする

最初のステップは、前回のエントリーのように、クリップした記事の要約を日本語でメモしていくことです。ここで大切な事は、記事を読んで要約をすることを習慣付けることです。毎日少しずつでも良いので何か記事を読み、要約をする習慣を付けます。

感想を書いてみる

要約をすることに慣れてきたら、次は感想を書いてみましょう。
日本語で良いので、読んだ記事についての自分の意見を書く練習をします。ここで気を付けることは、「◯◯についてこう思った。」「◯◯はすごいと思った。」とダラダラと書いていくのではなく、エッセイやスピーチとしての構成を考えながら書いていくことです。

要約も感想も英語で書いてみる

感想を書くことに慣れてきたら、英語で書くようにしてみましょう。最初は日本語で考えたものを英訳するような形になるかもしれません。最初はそれでも構いません。しつこいようですが、大切な事は継続することです。
続けているうちに、日本語ではよく使うような言い回しでも英語では不自然だったり、同じ英単語を何度も何度も使ってしまっていることに気付くようになってきます。(これについての対策はまた別のエントリーでご紹介したいと思います。)

ここでおすすめするのが、書いた後に添削を受けることです。
いくら継続が大切とは言っても、無駄な時間を使うことは極力避けていきたいですよね。一人で10回やっても気付かないことに、一度の添削で気付くことができたりします。
添削サービスは有料かもしれませんが、間違いに早く気付くことができ、そこを復習したりすることで常に前進していけます。毎回は無理!という方でも、変な書き癖が付いてしまわないように何回かに一度は添削を受けるようにしてください。
(私は以前に紹介したLingQの添削サービスを利用しています。)

まとめ

このようにして少しずつレベルを上げながら継続していくと、試験対策!!と肩に力を入れずに1級のエッセイやスピーチの対策ができます。過去の出題トピックについて書いてみようと思った時でも、Evernoteでキーワード検索をすれば、関連記事やそれについての自分の意見をすぐに引っ張り出すこともできます。
色々な記事を読むことになるので、一次試験の長文読解のバックグラウンドとなる知識も得られますよね。

レベルアップも少しずつだから負担があまりかからないとは言っても、やっぱり挫折してしまうかもしれません。
100 WISH LIST の活動の一環としてなぼむしさん主催のヴァーチャル英語部があります。ここでは皆でやる気をシェアしながら英語学習をしていこうという趣旨の企画をいくつか行っています。
その中に「ライティング強化企画」もありますので、ぜひご参加ください。

英検1級 二次試験対策 その7:環境問題を知りつくす

英検1級二次試験のトピックは多岐に渡っていますが、その中でも環境問題は話題に事欠かず、頻出分野であると思われます。”環境問題”と一括りにされていますがその中には、森林破壊、酸性雨、生態系・多様性の破壊、異常気象、二酸化炭素排出/温室効果、ゴミ問題、代替エネルギーなどなど、押さえておかなければならないポイントがたくさんあります。

 

そこで知識の整理のためにお勧めしたいのが、 環境問題を知りつくす本 (キング・オブ雑学シリーズ) です。この本は、1トピックが見開き2ページになっていて、環境問題についての話題がこの1冊でカバーできます。二次試験前の忙しい時に効率よく環境問題についての情報を網羅するのに最適な本だと思います。

 

例えば、森林破壊・砂漠化に関する具体的な数値、二酸化炭素排出の仕組みや、日本のCO2事情、各国の取り組み、石油の問題点や新しいエネルギーの利点/欠点などが章立てで体系的に書かれています。英検二次スピーチでは、2分間の間に具体例をはさむ必要があるため、この本で仕入れた知識が役立ちます。この本に書かれている話題たちは、TIMEやThe Economist などの洋雑誌に取り上げられている環境問題記事を理解するために必要な知識です。英文が難しい上に、基礎知識もない、ときてはこれらの洋雑誌の環境問題記事を理解するのは困難です。まずは日本語で書かれた入門書を読んで、基礎知識を仕込むことをお勧めします。

 

英検1級スピーチでは、トピックにやまをかけるのは非常に難しいとは思いますが、得意分野をいくつか持つことは重要です。なぜなら、最初の1分間で5つのカードからトピックを選ぶ時に、迷って全部読んでいる暇はないからです。環境問題が得意であれば、カードの文字をスキミングして環境問題らしきものがあったら迷わずそのトピックに決定し、40秒程でスピーチ構成を練るというのも、効果的な作戦だと思います。注意しないといけないのは、得意分野が毎回出るとは限らないということです。アテが外れて慌てないように、得意分野は2−3つ作っておきましょう!

 

英検準1級二次試験 質疑応答対策

前回に引き続き、今回も英検準1級二次試験対策です。今回は質疑応答対策についてお話ししていきます。

質疑応答対策

質問は全部で4問あります。3問目まではストーリーに関することですが、最後はストーリーに関連した社会的な問題についての質問をされます。

注意することは、

・Yes, Noで答える場合は、しっかりと答えてから理由を述べる。
・意見を求められている場合は、意見をはっきりと述べてからサポートする理由を述べる。

この2点です。
理由は2,3文程度で良いので、いろんなトピックに対して答えられる準備しておきましょう。
準1級だけでなく、1級の過去問のトピックを利用しながら様々なトピックに触れておくことが大切です。
事前に色々なトピックについて少しでも考える機会をもっておけば、全く同じではなくても使えるトピックがでてくるはずです。
日本語でもいいので、普段あまり興味のない分野の情報もチェックしておくと気持ちにも余裕が生まれます。

面接は受験者の思想を知ろうと思って行われるのではありません。英語能力を計るために行われています。難しいことを言おう、カッコいいことを言おうと思わずに、素直に自分が話せる限りの正しい英語で話せば良いと思います。

誰かに聞いてもらうのが一番良いのですが、それができない時は自分のナレーション、質疑応答を録音してみてはいかがでしょうか。最近はICレコーダーなどの特別な機械を購入しなくてもPCや携帯電話で簡単に録音ができます。
実際に録音してみると、思ったよりも「え~」「あ~」と言っていたり、沈黙していたりします。一人で練習しなければならない時は、このような方法で自分のナレーション、質疑応答を客観的に分析してみると良いですね。

まとめ

決して黙り込まず、面接官の目を見てハッキリ明るく話しましょう。これはアティテュードの点数にも影響してきます。
緊張していても、うつむいたり、ボソボソ話したりしないように気を付けてください。
堂々と話すためにも、幅広いジャンルの話題に普段から目を向けておくことが必要です。色々なことに興味や疑問を持つことによって自然に色々な知識を得られるのではないでしょうか。

英検準1級二次試験 ナレーション対策

前回までは英検1級の二次試験対策についてお話をしてきましたが、今回から2回シリーズで準1級の二次試験対策について書いていきます。

試験概要

4コマで構成されるイラストのストーリーを説明し、そのストーリーに関する質問に答える。

試験の流れ

入室

フリーカンバセーション (2,3問)

準備 (1min)

ナレーション(2min)

質疑応答(4問)

ナレーション対策

初めて二次試験を受験されるかたにはまず旺文社から刊行されている英検準1級二次試験対策予想問題できちんと流れを掴むことをおすすめいたします。

この問題集には10問の練習問題、面接カード(10問分)、音声素材があるだけでなく、面接の流れやフリートークの準備に関することまで取り上げられているので、初めての受験で何が何だかわからない方の不安も解消するはずです。

2分間で4コマのストーリーを説明するためには、単純計算で1コマ約30秒必要です。
目安としてそれぞれのコマの「場面の状況説明」「人物の動作・心情の説明」を一文ずつは必ず言うようにするといいです。
問題集にはナレーション作りのコツも書いてあるので、それを参考にして自分の言葉で説明できるようにします。問題集には模範解答が掲載されていますが、余程話し慣れていないとあの内容を2分で言うことは難しいのではないでしょうか。決して丸暗記しないようにしてください。

自分が当日に1分間で構成を考えて2分間でナレーションできる内容はどの程度なのかを知ることも必要なので、練習の段階で模範解答を暗記してばかりいてもあまり意味はありません。
緊張して、焦って、どうにもならない時に口から出てくる言葉は、自分で一生懸命考えて自分の物にした言葉だけなのです。

問題集の丸暗記はお勧めしませんが、模範解答中の便利な表現や語彙は使えるように練習しておくと良いです。場面の切り替えや、感情表現は参考になるものがたくさん使用されています。

出題されるテーマは意外と身近なことについての話が多いので、新聞の四コママンガを英語で説明してみたり、自分の行動や感情を心の中で実況中継してみたりするのも一つの練習方法です。

まとめ

自分の言葉できちんと表現する力を付けることが必要です。
日常生活からかけ離れたような内容はほとんど出題されていないので、「◯◯さんがこういう状況で困っている」などという普段使いそうなフレーズをきちんと表現できるように、日頃から身の回りのことを英語で説明できるように練習しておきましょう。

英検1級 二次試験対策 その5:当日の流れ

英検1級二次試験を初めて受けた時の緊張感は今でも忘れることが出来ません。初めて二次試験を受ける方は特に、勝手がわからず緊張されると思いますので、試験当日の流れについて事前に把握し、シュミレーションをしておくとよいと思います。

当日の試験の流れですが、まず会場について受付をすませたら、教室で必要事項を記入します。試験時間が近づくと数人ずつ呼ばれ、面接官のいる教室の前で座って待ちます。

面接を受ける教室には、タイムキーパーが1名、日本人面接官1名、外国人面接官がいます。ノックをして教室に入ると、面接官が簡単に挨拶をして、席に着くよう指示されます。次に、自己紹介をするよう求められますが、タイムキーパーが1分間たつと合図をするので出来るだけ時間を余らせないよう、自己紹介スピーチを用意しておく必要があります。ここで”名前は〜です。会社員です。趣味は読書です。”などと、あっさり自己紹介を終わらせてしまうと、残りの40秒程、面接官に好きに質問されてしまいます。想定外の質問をされて慌てないためにも、しっかりとした自己紹介をしましょう。面接官からの質問は、”どこから来ましたか?” ”何で来ましたか?” ”英検の試験がなければ、今日は何をしていたと思いますか?” というようなことを聞かれるようです。

自己紹介が終わると、面接の質問が書かれた色紙を5枚渡されます。紙は裏返しで渡されるため、始めの合図までは質問を見ることは出来ません。始めの合図を聞いたら紙をめくり、1分間で5つのトピックから1つ選びスピーチ構成を練ります。家での予行演習と比べ、この1分間は想像以上に短いので、5つの質問の意味を把握するので精一杯で、スピーチの内容まで考える時間はないと覚悟しておいたほうがいいと思います。

1分間の合図がなると同時にスピーチの開始です。2分間、時間を確認するすべもなく終了前の合図もありませんので、自分がだいたい2分間でどれくらいの内容を言えるのかを練習の時に把握しておく必要があります。緊張のため、時間の感覚は当てになりませんので、だいたいイントロで3文、ボディ2つでそれぞれ何文ずつ・・と、センテンス数を決めておくのも一つの方法です。

2分間で終了のアラームが鳴りますが、”Please go ahead.” と、言われて少しは追加をさせてくれるようです。時間をオーバーしてしまったら、ここで結論を述べるようにしましょう。

次にディスカッションです。二人の試験官からテーマに沿った質問があります。もし質問が聞き取れなかった場合は、もう一度質問を繰り返してくれるようお願いしましょう。質問内容を聞き返すと、前とは違った表現で言い直してくれることもあります。”多分こう言ったんだろう”と自己判断して見当違いな回答をすると、後の質疑応答に悪影響が出ます。また、沈黙が一番よくありません。採点のしようがないからです。

質疑応答の”Interaction”は30点が割り当てられており、スピーチで多少失敗しても挽回のチャンスがあります。緊張のために普段は難なく言える単語が思い出させないこともありますので、普段から易しい言葉に言いかえて、自分の言いたいことを伝える練習をすることが大事です。

 

まとめ

 英検1級二次試験の合格率は50%〜60%と高く、試験官も、出来るだけ受験者を落とそうと思って質問をしているわけではないと思います。緊張するとは思いますが、うまくいっている場面だけを思い浮かべて、闇雲に不安に陥らないようにしましょう。

 

英検1級 二次試験対策 その4:オンライン英会話レッスンを利用する

今回はオンライン英会話レッスンを使った対策をご紹介します。

オンライン英会話といっても最近はたくさんありますが、今回は私が利用していたEverybodyLovesEnglish.com(以下ELE) でのレッスンの内容を中心にどのような対策が役に立つかをご紹介していきたいと思います。

ELE講師であるジュリー先生はご自身のスクールであるELEを立ち上げる前のLingQ講師時代から英検1級のスピーチ用のレッスンを受け持っていらっしゃいます。豊富な経験があってこその的確なアドバイスはとても役立ちました。

レッスン概要

頻度:週1回60分
メンバー:ネイティブ講師1名、日本人(1級受験者、1級ホルダーなど)3〜4名。

レッスンの進め方

1.事前に決めていたトピックのスピーチ披露
  (事前に原稿を準備しておいても即興でもOK)

2.ネイティブ講師による表現、発音の訂正。スピーチの構成の講評。

3.他メンバーとの質疑応答。

このレッスンの利点

間違いに気付く
自分で原稿を作って読んでいるだけでは、間違った表現や発音に気付くことができません。辞書には載っていても不自然な表現を使っていたりすることもあるので、ネイティブ講師にきちんと直してもらい、変な言い回しを覚えてしまわないようにすることが大切です。

対応力を付ける
スピーチを即興で作ることも重要ですが、質疑応答もinteractionとして二次試験で一番ウェイトを占めている部分でありとても重要です。
このレッスンで次々とメンバーから繰り出される質問に答えることで、どんなことを聞かれてもとにかく何か意見を言う訓練ができました。

2次受験直前のメンバーがいる場合は、その人を中心に質問攻めにして徹底的に質疑応答に慣れるようにします。
私もまるで尋問を受けているかのような集中攻撃をしてもらいましたが、そのおかげで当日の面接官がとても優しく感じた覚えがあります。

モチベーションアップ
同じ目標を持つ人達と一緒にレッスンを受けると、毎回刺激になりモチベーションアップにつながります。
週に1度レッスンを受けることで学習のペースを維持することもできるので一石二鳥でした。

このようなグループレッスン以外でも、即興でスピーチを作るプライベートレッスンを受けておくのも効果的です。1分間で5つのトピックの中から一つ選んで構成を考えるということは、思っている以上に難しいです。

まとめ

大切な事は臨機応変に対応できる力をつけることです。
どんなに一生懸命練習しても、一人でやっていては自分の想定の範囲内のことしかできません。そんなこと考えてもみなかった!というようなトピックや質問に焦ってしまって持っている力を十分に発揮できずに失敗してしまうパターンもあります。
このようなレッスンを受けることで予想外のことに対応する力を付けていきましょう。

直前に数回受けても効果はありますが、1級を目標にしているのであれば今から開始しても早過ぎることはないと思いますよ!

【英検1級】エッセイ・スピーチを作る際の情報の集め方

前回、英作文の学習法では、まずは正しい文を書く練習をすること、エッセイの型を学ぶことが大事であると書かせていただきました。

伝えるための道具としての英語力(作文力)を磨きながら、発信する中身(自分の意見)を磨いていく。これを並行して進めていくことが大切です。

その発信する中身を磨くためには、具体的にどのようなことをしたらよいのか、どのような情報に触れていけばよいのか。今回は、私が実際に環境問題のスピーチを準備する際に使用したソース(情報源)について、ご紹介させていただきます。
(二次試験のスピーチ用に行った学習ですが、一次試験の英作文対策としても応用していただけると思います)

具体例・環境問題のスピーチを作るために使用したソース

以下が、私が英検1級二次試験の際に実際に使用したソースです。当時の記録と合わせて、今振り返って、こうしておけばよかったと思うことを余白に書いています。

TIME FOR KIDS

おなじみTIMEの子供版のページです。ブログでお付き合いのある英語学習者さんからのアドバイス、「易しい英語で自分の言いたいことを伝える」を参考に、スピーチ練習初期に使用しました。
使えそうなフレーズや文を抜き出し暗記。(例:「平均気温が上昇している」「数え切れないほどの植物、動物がその住処を奪われる」)
最初は長めのフレーズや長い一文ごと暗唱していましたが、もう少しコンパクトな形(例:「二酸化炭素を放出する」)で暗記をし、スピーチのなかのフレーズに活かしました。

この学習法は、直前対策には向かないかもしれません。英検受験を視野に入れ始めた時点で、コツコツこのような表現ストックをしていくのがベストだと思います。

—————————————-

21世紀こども百科 地球環境館 (全1巻) (小学館こども百科事典)

図書館で借りた図鑑です。
こども向けに書かれているので、とにかく分かりやすく、スピーチの中に活かしたいネタの宝庫でした。面白そうなネタに関しては、自分でそれを英訳する(後日ネイティブ添削を受ける)ようにしていました。

百科事典に限らず、子供向けに書かれた本、大人用でも分かりやすく説明がされている本を一通り読んで、問題の背景知識を押さえておくとよいです。

—————————————-

日本の新聞、テレビのニュース

自宅で購読している朝日新聞の中から使えそうな記事を切り抜き、英訳しました。
何気なくテレビのローカルニュースを見ていたら、「地球温暖化で海苔が壊滅的な被害」という話題を見つけ、さっそく英訳したこともあります。

もちろん英字新聞などで訳されているものを拾ったほうが早いですが、旬の話題を得られること、スピーチにオリジナリティを盛り込めることから、どんどん活用してほしいソースです。

—————————————-

NPR: Environment(ポッドキャスト)

NPRの中でも、環境問題のニュースばかりを集めたポッドキャストです。

今思うと、自分の話すレベルとは合っていなかったので、「こんな話題があるのだな」くらいの認識で聴いていたような気がします。リスニング対策などに使ったほうがよかったと思います。

—————————————-

VOA Special English

話すスピードがゆっくりなので、実際に口に出す練習には最適。環境問題に関するニュースがあった際には、シャドウイングをしました。

—————————————-

思いついた話題を、とにかくネット検索→英訳

(例):
・身近な地域で行われている地下鉄・バスの割引(環境保全を目的としたもの)についてサイト検索
→その割引チケットの名前を英訳するのが難しかった

・太陽光発電について気になったので、燃料電池を作っている会社や電力会社のサイトを検索
→電力会社とガス会社がそれぞれ用いているシステムが、違うということを知って驚き。

—————————————-


The Japan Times ONLINE

環境に限らず、すべての分野で使えるサイト。
環境関連記事を網羅するのは大変だったので、「この語句はどういう言い方をするのだろう」というのを調べるために使いました。

この作業も、直前ではなく、前もって始めておくことをお勧めします。

—————————————-

まとめ

今振り返ると、この調べる作業というのは、本当に楽しくて、勉強しているなぁ・・・としみじみ実感するものでした。
試験勉強に余計な理想、理念は不要なのかもしれません。ただ、せっかく勉強をするのなら、丸暗記や何かの真似をするのではなく、新しい知識を得ながら自分の意見を述べる練習をしたい。そのきっかけとして、英検のエッセイやスピーチ練習は最適なのではないかと思いました。

今回、記事を書いたことで、「前もってやっておけばよかった」と思う内容もいくつか見つけられたので、ぜひ受験を考えていらっしゃる方の長期的な計画を立てるのに役立てていただければと思います。

1 2 3 4