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Posts Tagged ‘スピーキング’

【おすすめサイト】American Rhetoric

7月も残り数日となりましたね。この時期、子供の頃の夏休みの香りのようなものを感じたりしませんか?大人になるとあの頃ほど夏休みなどありませんが、子供たちは夏休みに入りました。先週告知をさせていただきましたが、今年もヴァーチャル夏休みを実施しております。詳しくはこのエントリーを御覧ください。

今回は読んで、聴いて、元気が出るようなスピーチがまとめてあるサイトをご紹介します。
自分のスピーチの向上のためだけでなく、目標を立てたものの、ちょっとくじけそうになったりした時にも効果のあるサイトです。

American Rhetoric: Top 100 Speeches of the 20th Century by Rank

タイトル通り、20世紀のTOP100として選ばれたスピーチが掲載されています。

スクリプトが掲載されているだけではなく、きちんと音声も聞くことができます。

このように動画を見ることができるものもあり、より臨場感を感じることができます。

良いスピーチを聞くことで、自分のスピーチにも活かすことができます。スピーチの組み立て方、リズム、見せ方など参考にできるものがたくさんあります。そして、やはり力強いスピーチを聞くことで勇気づけられます。

このページの一番最後までスクロールしていくとこのようなBOXがあります。

ここにあるMovie Speechesでは、有名な映画でのスピーチのシーンが音声とスクリプトで楽しめるので、こちらも是非覗いてみてください。

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感動する英語!


挑戦する英語!

英検1級二次対策 オンラインスクールの利用

私は英検1級二次対策のために、LingQで知り合った英語学習者と英検対策グループを作り、ネイティブスピーカーの先生にお願いして、オンラインでレッスンをしてもらっていました。オンライン英会話スクールは色々とありますが、試験対策に特化したスクールはあまり選択肢がありません。そのような時は、自分からレッスン方法を提案してみるのも良いのではないでしょうか。実際に私達がやってきた方法を一例としてご紹介します。

 

私がお願いしていたのは、前述のLingQELEというオンラインスクールです。英検二次試験の過去問リストの各分野から毎回1テーマずつトピックを選んで先生に事前に送っていました。例えば、”Are genetically modified foods safe?” というトピックを選んだ場合。ディスカッション当日、各メンバーが2分間のショートスピーチをします。慣れない最初のうちは何回か事前に原稿を用意しましたが、実際の試験では事前準備は出来ませんので原稿は用意せずに臨みました。そうはいっても、何も準備しないというわけではありません。1週間かけて、遺伝子組み換え食品についての記事を日本語・英語問わずたくさん読みこんで、キーワードとなりそうな語彙をピックアップします。また、実際のスピーチで役に立ちそうな数字があれば書き出します。

 

次にたくさん書いたメモの中から似たような項目をまとめたり、論理的に説明出来るように順番を並び替えたりします。また、賛成/反対の意見のどちらでもスピーチが出来るよう、賛成の時の理由、反対の理由をそれぞれまとめました。

<利点>

・除草剤や雑草に強い植物を作ることができる。

・収穫量を増やしたり、大きな果実を得たりすることができる。

・除草剤や肥料を減らすことが出来るので土壌を傷めにくい。

<欠点>

・将来の安全性が不安

→除草剤に耐性のある遺伝子組み換え植物は、人間や動物が作ることができない必須アミノ酸を非活性化する仕組みなので人間への影響はないと思われる。

・昆虫などの受粉により遺伝子組み換え植物とそうでない自然な植物が交配してしまう可能性がある

 

情報源は英語でも日本の新聞でもいいのですが、この時気をつけていたのが、”自分の言葉で言えるようにする” ということです。英語の雑誌からそのまま抜き出した文章は、読めば理解は出来るのですが、使おうと思ったときにパッと出てくるとは限りません。限りなく易しく、試験で浮き足立っても大丈夫なように、自分のレベルにあった言葉に直しておく必要があると思います。

ディスカッション当日にここまで用意しておきます。グループレッスンの良いところは、自分でカバーしきれなかった範囲を、他の人のスピーチで聞くことが出来る点です。また、他のメンバーのスピーチを聞き終わった後、自分が試験官役となってスピーチをした人に質問をしていました。こうすることで相手がスピーチをしている間も集中力を保つ必要が出てきますし、素早く的を射た質問を考える訓練にもなります。ディスカッション当日のスピーチでは、キーワードをチラ見する程度はしましたが、用意した原稿を読み上げることはせずに、即興スピーチを心がけました。事前にリサーチをしているため全く知らないトピックについて即興スピーチをする程の負荷はないのでは、と思われるでしょうが、それでも2分以内にきっちり説得力のある意見をまとめるのは繰り返しの訓練が必要であることを痛感しました。

チューターの先生は、生徒がスピーチをしたり、質疑応答をしている間に訂正が必要な箇所や、発音練習が必要な単語をSkypeのチャットウィンドウに打ち込んでくださいます。スピーチと質疑応答が終わったところで、先生からの講評があります。発音はどうだったか、文法的な間違いはどうか、などを指摘してもらい、一緒に発音練習をします。

この英検スピーチのための準備レッスンは、1級の1次試験を受ける前から始めました。まだ1次試験に受かるかもわからないのに・・という不安はありましたが、1次試験ではエッセイもありますので、このディスカッションのために行った下調べが大いに役立ちました。さらに、ディスカッション後にスピーチ原稿を書いて英文添削に提出をしました。ディスカッション前にスピーチ原稿を用意するよりも、実際にスピーチをすることで、本当はこう言いたかったのに言えなかったということを、復習をかねて改めて考える良い機会となります。

 

英検の二次試験対策をしている学校に通える方は地理的にも経済的にも限られていると思いますが、オンライン英会話をうまく利用することで、効果的な二次試験対策が出来るのではないかと思います。

 

 

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音読それともシャドーイング?

シャドーイングとは、英語を聞いたそばからそっくりそのまま真似をしながら発音していく方法です。耳で聞いた音をそのまま口から出す負荷の高い方法ですが、リスニングだけではなく、スピーキング、表現力アップにも役立つ方法です。

音読との違い

音読との違いは、聞こえる音に忠実に、発音、リズム、区切りなど全てを真似するということです。初級者のころ間違った方法で音読をすると、かえって悪影響を及ぼすことがあります。お手本なし、または音源つきの教材があっても1−2回しか聞かず、ひたすら日本人発音のまま、まるで素読か何かのように読み上げてしまうと、変な癖がついてしまう恐れがあります。抑揚が平坦だったり、母音の発音が日本語のままだったり、イントネーションが間違っていたり…。そんな自分の読み上げを繰り返し聞いて、質の悪い自分の音読を音源としてリスニングをすることが良いこととは思えません。

その点、シャドーイングの良い点は、お手本をそっくりそのまま真似することで、まず英語らしいリズム、イントネーションが身につくことではないかと思います。すぐに細かい発音まで同じように発語するのは難しいですが、英語らしいリズムになるだけでも随分と英語らしい話し方になります。日本人の英語は平坦で抑揚がないために聞き取りづらいと言われますが、シャドーイングで英語の音を身につけることで、この弱点を補うことができると思います。

もし一生懸命音読をしている割には、たどたどしさが改善しないという場合は、シャドーイングに力をいれてみてはいかがでしょうか。最初は口まわりの筋肉が思うように動かず、ついていくのが大変だと思います。ゆっくりめの素材で口慣らしから始めてみてください。私の場合は、効果が感じられるまで数ヶ月かかりましたが、諦めずに続けているとあまり負担は感じられなくなりました。ちょっとやってみて”出来ない!”とあきらめないでくださいね。

 

 

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英語で雑談できますか?

私は英語の記事(The Economist や The Independent などが多いです)を読む時に必ず気をつけて行っていることがあります。それは気になる事実や数値が出てきた時に手帳にメモしておく、ということです。たったこれだけのことですが、分野ごとに抜き書きすることで英作文にも役立ちますし、英語でいろいろな分野の話題を話す時に重宝するのでお勧めです。

英語記事を定期的に読み始めるようになったのは2008年。現在はEvernoteを使ってメモを管理していますが、当初はポケットサイズの手帳にインデックスをつけて分野ごとにメモをしていました。具体的には社会、環境、教育、医療、経済、技術、というインデックスを使いました。読んでいる記事で気になる事実や数値を見つけたら項目別にメモをします。例えば、

There are roughly 1.5m home-schooled students in America, a number that has doubled in a decade. That is about 3% of the school-age population.

という文章が気になったので”教育”のページに抜き書き。

70% of Japanese women stop working when their first child arrives.

は”社会”ページに。

また、

2007年アメリカの医療費対GDP比は16%、日本は8%

というふうに日本語のメモもあります。

 

現在はEvernoteを使っています。Web上で読んだ記事の気になる部分を選択して、メニューバーのゾウさんボタンを押すことで英文とurl、日付などの情報が一度に入力されるので便利です。さらに日本語で一言書き加えることもあります。記事メモというノートブックを作りそこに一括で集めています。手書きノートと比べて一番のメリットは、複数のタグが付けられることです。

事実や数値メモの利点は、集めることでどんどん価値が増していくことです。最初はポツリポツリと関係のない事実の集まりですが、メモ数が増えるにつれ、メモ同士がつながりストーリーが出来てきます。また、英会話で雑談を苦手とする方は多いと思うのですが、話しだすきっかけとしてこのネタ帳が使えます。私はスカイプでのオンライン英会話の時はいつもEvernoteをひらいて使えそうなメモを参照しています。たとえば医療についての話題では、日米の医療費についての比較、少子高齢化に関するメモなどを参考にして、ある程度まとまりのある話をすることができます。また、メモを定期的に見かえすことにより世界で一日に消費される電力は15テラワット、一人当たりの二酸化炭素排出量はアメリカ人20トン、日本人10トン、アメリカ人で無宗教の人の割合は10-15%くらい、など大体の数字を覚えることができます。

このメモは英検1級2次試験にも大いに役立ちました。たった1分間で2分のスピーチを用意するのは大変ですが、知識のストックがあればあるほど、事実を元にして話を広げていくことができます。英語メモは一字一句、そのとおりに覚える必要はないと思います。おおまかな数値、事実を知り、それを自分なりの簡単な英語で再現できるだけで十分です。

私たちが英語を話す際に一番困るのが英語での雑談ではないでしょうか。出来るだけ多くの”引き出し”を持つことで会話の幅がぐんと広がります。私は2年半ほど意識してネタ帳づくりをしたことで話したいことが格段に増えましたし、雑談を恐れることがなくなりました。すぐに効果は実感できないかもしれませんが、英作文や英会話のネタにお困りの方には事実や数値のネタ帳を作ることをお勧めします。

自己紹介の英語 

皆さんは英語で自己紹介をする機会はありますか?
オンライン英会話を利用している方は、比較的頻繁にその機会があるでしょう。
今週末の英検で、まさにするところだという方もいらっしゃると思います。
今回は、上手な自己紹介の方法について考えてみたいと思います。

自分を語る語彙・表現を充実させよう

「あなたについて話してください」
オンライン英会話に参加すると、よく聞かれる質問です。
なかなか抽象的な質問で、どの程度話せばいいか迷うところでもあります。
与えられた時間やその場の状況によって使い分けられるよう、数パターン準備しておくとあわてなくて済みます。

私自身、今取り組んでいるのが、自分のことを説明する語彙の洗い直しです。
出身地・職業・家族構成・趣味。多くの場合、話す内容は決まっています。
時には、「出身地はどのようなところなの?」と聞かれたり、「(英語の先生をしているというと)誰に教えているの?」と質問が広がることがあります。
そんな時、しどろもどろにならないように。
“I’m from ~.” “I am a/an 職業名.”だけに終わらない、自分を説明する語彙・文章をストックしておきたいと思います。
(堅苦しく考えるのではなく、日々の英文日記で自分のことを書く癖をつけておくと、ネタに困りません。)

英検の自己紹介について

英検の自己紹介も、緊張することはありません。
いつもと違うのは、自分のことばかり聞かれることでしょうか。
家族構成や信じている宗教など、あまりパーソナルな内容をいきなり聞かれることはありません。
具体的な質問内容に関しては、Yukoさんの記事、英検1級 二次試験対策 その5:当日の流れにも記載があります。
私が受験した際は、「なぜこの試験を受験したか」でした。

まとめ

自己紹介は、必ず相手があってするものです。
自分の言ったことに対して、どのような質問が来るか(またはどんなことを聞いてほしいか)予想して準備しておくと、あわてずに済みます。
逆に、相手の自己紹介に対しても、どんどん質問するようにすれば、より会話が弾むことと思います。

英語でよりよいコミュニケーションをとるために・・・ぜひ準備しておきたいですね。

英検1級二次試験対策 1分間で出来ること

今週末に英検二次試験が控えていますので、今回は英検1級二次試験本番対策、特にTopicカードを渡されてからスピーチを始めるまでのシュミレーションについて考えてみたいと思います。

英検1級二次試験では5つのトピックが用意されています。試験が行われる個室に入室し簡単な自己紹介を終えた後、トピックカードを開けるよう指示されます。5つのトピックから1つを選び、構成を考えてスピーチが始まるまで、1分間の使い方を何も考えずに臨むのと、1分間で何をするかシュミレーションして臨のとでは後のスピーチの良し悪しに大きな違いが出ます。2分間のスピーチ対策だけではなく、この1分間で何をすべきか戦略を立てましょう。

 

トピック選びで注意すること

まずトピックカードを裏返したら5つのトピックに目を通します。緊張のあまり内容が上滑りして頭に入ってこない事も大いに考えられます。タイトルをみて意味が分からないトピックには拘らずに飛ばし、他のトピックに移るようにしましょう。このことを頭に入れていないと、トピックを選びきれないまま本番スタート!という最悪の自体もありえます。私の場合は、もしトピックの中に得意分野か自分の経験談から話せる分野があればそれを即選択し、後の選択肢は見ずに内容構成に集中するという作戦をとりました。

 

内容構成:鍵となるアイデアを2つ考える

スピーチの基本構成は、
1. イントロ
2. ボディ1
 →サポートアイデア1〜2個
3. ボディ2
 →サポートアイデア1−2
4. コンクルージョン
 
 です。トピックを決めたら、ボティ1と2(トピックによっては3つ)で言うべきアイデアを考えます。英語でフルセンテンス考える程の余裕はありませんので、アイデアのみでも十分です。Pros and Consタイプのトピックでは、自分が賛成派なのか反対派なのかを明確にします。〇〇問題について意見を述べよ、〇〇とは何か?というように自由に意見を述べるタイプのトピックでも、自分の意見を理由をつけながら述べるという形式に変わりはありませんので、1分間のうちにボディとなるアイデアを2−3つ考えます。
 ボティ部分のアイデアが決まっているとスピーチの導入がスムーズです。何もアイデアがないまま話しだすと、キーポイントのないグダグダなスピーチになりますし、時間配分も難しくなります。事前に練習したスピーチの型で話せるよう、スピーチの核となるアイデア2−3つをこの1分間で考えましょう。
 

まとめ

スピーチがスタートしたら、”I have chosen the (何番目の) topic, 〜〜”と言って、タイトルを読み上げてからスピーチを始めましょう。
英検サイトのバーチャル面接では、イントロは簡単に自分はこう考える、と述べるだけでボディ部分の理由付けに繋いでいますが、現状は〜〜だ、そして問題点は〜〜だ、なので私はこう考えます。理由は・・・と述べてからボディに入っても良いと思います。
 
 試験当日は極度の緊張のため、トピックカードを見た時点で頭が真っ白になった、という体験談をよく耳にします。どのトピックを選ぶべきか何度も読み返しているうちにタイムアップ!とならないよう、1分間で何をすべきかを決めて試験前に何度もシュミレーションして本番に備えましょう!
 

iPhone/iPod Touchを使ったスピーチ録音法

前回のYukoさんの記事では、聴き手の立場に立ったスピーキング、その対策法について解説させていただきました。
自分の話し方を客観的にみるためには、録音して聴くのが一番です。
(もちろん、英検1級二次試験、スピーチ対策にも不可欠です)

今回は、iPhone/iPodTouchを使った音声・スピーチ録音の方法について解説させていただきます。

録音の手順

(注)今回の画像・説明には、私の利用しているiPodTouch 2009 late edition(第3世代)を使用しました。

(↑付属イヤホンの音量調節ボタンの裏にある、1ミリにも見たない穴・・・これがマイクです)

 

自分の声を録音するためには、画面左上にあるVoice Memosというアプリを使います。(最初から入っているアプリです)

  • 録音操作その1:画面左下にある赤丸が録音ボタンです。マイク(付きイヤホン)を接続し、ボタンを押すと録音スタートです。

 

録音中の画面。声の大きさにより、下方中央のVUメーターが反応します。

  • 録音操作その2:赤丸ボタン(この時点では一旦停止ボタン表示になっている)をもう一度押すと一旦停止されます。メーターの右の三本線の入ったボタンを押すと、以下の画面が出ます。

この段階で、音声はiPod本体に保存されています。(赤枠で囲んだのが、今回録音したものです)

iTunesへの取り込み方

録音した音声を、PCやiPhone/iPodTouch内のiTunesで聴けるようにしましょう。
(iPhone/iPodTouchでは、先ほどのVoice Memosアプリで直接聞けますが、タイトルを編集したり順序を変えて聴きたい場合はiTunesを利用したほうが便利です)

同期は簡単です。PCにつなぐのみ。iTunesを開くと、ライブラリ内にボイスメモという項目ができています。

 

ボイスメモの中身を見てみると、先ほど録音した音源が同期されています。

おわりに

私が英検を受験した頃は、ボイスレコーダーを使うのが主流でしたが、今はiPhone, iPodTouchを使って手軽に音声を録音できます。
iPhone, iPodTouchは、音声録音だけでなく、リスニング・リーディングなど英語学習にフル活用でき、今や英語学習に欠かせないものになっています。(英語学習に使えるアプリはこちらからご覧くださいね)

携帯電話のキャリアごと変えるのが敷居が高い場合は、ぜひiPodTouchをご検討くださいね。私も、毎日フル活用しています。

【商品リンク更新:2012年6月11日】

スピーキング:なくて七癖

英検二次試験対策は辛くてつまらないものですが、これだけはやって良かった!と思えることがあります。それは、他人に聞かれることを意識したスピーチ練習をしたことです。

日本在住の英語学習者にとっては英語を話す機会自体少ないですし、パブリックスピーチをすることなどほとんどないと思います。英検二次試験はスピーチや質疑応答が採点の対象になりますので、どうしたら2分間で意見が簡潔に伝えられるか、流暢に聞こえるか、ということを真剣に考える良いきっかけとなりました。今回は流暢に話すために試行錯誤した過程で学んだことを紹介したいと思います。

流暢に話すために一番大事なことは、内容がしっかりしているというのが大前提なのですが、話し方自体も重要です。英検二次試験を受けることになり、自分のスピーチを聞いたり、英検受験仲間のスピーチを聞いて意識するようになったのが Filler words でした。

Filler words というのは、言葉と言葉の間に無意識に入れてしまう余計な言葉です。よくあるFiller words として挙げられるのは、uh, um, eh, you know, anyway, like・・・などです。他にも日本人英語学習者の癖としては、 えーと、えっとぉー、あのー、うーん・うーん、アー、ウー、あんどぅー(andぅー)などがよく聞かれるfiller wordsではないでしょうか。

これらのfiller wordsは、聞いている人がイライラして気がそがれる、話し手が賢く見えない、試験などでは全く以て流暢に聞こえず減点の対象になりうる、等々問題があります。しかも話し手である当の本人は気づきにくいというタチの悪いものです。”自分は絶対に言ってない!”と思った方、自分のスピーキングを録音して確認することをお勧めします。自分の脳内イメージとは程遠い現実の姿をつきつけられてがっかりすることと思います。

これらのannoyingな言葉を消し去るための第一段階は、まず自分の喋りを録音して客観的に聞くことです。多くの人は自分のfiller wordsのパターンに気づいていないそうです。自分の場合もそうだったのですが、いくつかのfiller wordsをまんべんなく使うパターンよりも、ある決まった言葉を何回も使うパターンが多いそうです。英語ネイティブスピーカーでも、”You know, like・・・”を多用する人がいますよね。この手のfiller wordsは自分のスピーチパターンにいったん組み込まれると、言っていることも意識しないままに多用してしまうようです。周囲の人はイラっとすることもあるのですが、もちろんそんなことは本人には言えません。例え英語の先生からであっても注意されると落ち込みますので、出来れば自主的に改善したいものです。

自分のなくて七癖に気づいたら、次の段階は”言わないように意識すること”です。そうはいっても言葉につまった時に咄嗟に出てきてしまう性質のものですので、filler wordsを言いそうになった時に使える代わりの言葉を用意しておくといいようです。言葉に詰まったら前の文章をパラフレーズする、”well,” を挟む(Well,自体がFillerとならないよう注意!)、一呼吸置いてから話す、などが一般的な対処法です。

特に試験を控えている方にお勧めなのですが、試験を受ける予定のない方もこの先ずっと”えっとぉ、あんどぅー”と言いながら英会話するのも切ないですので、ぜひ自分の話し方を録音し、客観的に聞いてみることをお勧めいたします。

 

英語のリズムをつかむためのおすすめ教材

前回のなぼむしさんの記事で発音学習の意義について触れましたが、今回は発音、アクセント、イントネーションについての教材をご紹介したいと思います。

American Accent Training

この教材は英語を母国語としない人たちのために作られた発音とイントネーションのトレーニングのための本です。(アメリカ英語に特化しています)

CDが5枚付属しており、書籍の内容を著者のAnn Cookさんが丁寧に朗読してくれています。
発音も重要であるけれども、通じるための英語を話すためにはリズムや抑揚が必要であるということを理解できます。
朗読はとても聞きやすく、たとえ聞き取れない場合でも書籍で確認することができるのでリスニングに自信がない方でも問題ありません。書かれている英語自体も学習者向けなので分りやすい英文になっています。
聞き取れる方は書籍なしでも学習できるのでどこでも学習ができます。(とは言ってもさすがに電車の中では無理ですが…。)

トレーニングの内容も飽きさせないように工夫がこらされています。学習中に使用する鏡やペンも教材に含まれています。

各国の英語学習者がこんな喋り方になってしまう…という例もいくつか挙げられており、音声の方では実際にAnnさんがその悪い例の真似をしてくれています。日本人学習者の例では思わず「あるある〜!」と思ってしまうこと間違いなしです。見事に日本人にありがちな単語でブツ切れの文章になっています。

とりあえずリズムに乗って喋れば英語っぽくなるよ!と言っているだけじゃないか…という印象を抱かれる方もいらっしゃるかとは思いますが、リズムに乗るということはとても大切なことです。
発音をしっかり理解することでリスニング力がアップするのと同様に、英語のリズムをつかむこともリスニング力向上のためにはとても重要なことです。

実際に大きな声で発音やイントネーションを練習して、スピーキングに自信を持つと同時にリスニング力もアップさせていきましょう!

英語力アップのための発音学習

皆さんは発音を学習することについてどう思われますか?

発音学習ほど、取り組む人と取り組まない人の差が極端な分野はないと思います。
「発音なんてどうでもいい。日本人英語でいいじゃないか」という意見。
そうかと思えば、発音に関する書籍がよく売れていたり、発音専門のスクールもあるほど。

今回の記事では、発音学習の意義を再検証、方法を紹介しながら、発音学習を通じた英語力アップについて考えてみたいと思います。

発音を学習する意義

私の考える発音学習の意義は以下の二つです。

  • 相手に言いたいことをスムーズに伝えられる
  • リスニング力がアップする

この二つ。考えてみれば当たり前のことかもしれません。発音=英語を声に出すこと。自分が意見を相手に伝える際にも、音声を使ってコミュニケーションをとりますし、相手からの意見を聞く際も同じことです。

「日本人英語でいい」というのは、完璧を求めて口数が少なくなってしまう人にとっては、大いに勇気づけられる意見だと思います。私自身もその姿勢自体には賛成です。

ただ、リスニングとなると話は別です。
正しい音を聴き取れる力は不可欠であり、そのためには自分も正しい発音を理解しておく必要があると考えます。

具体的な学び方

まず、発音記号を読めるようにしましょう。
それによって、辞書を見るだけで初見の語を発音することができるようになります。
(発音記号の読み方については、次項で紹介する書籍でご確認ください。)

また、以前ご紹介したオンライン辞書の一つ、goo辞書では、汎用の発音記号が表記されていて(フォントの関係でサイトによっては独自表記のところもあります)、正しい発音を聴くことができます。
記号の発音を確認した後に、新出単語や、うろ覚えの発音の単語を確認していくことをお勧めします。

発音に関する書籍

発音に関する書籍の有名どころです。私自身は、1冊目の岩村圭南先生の本を使用していましたが、気軽に取り組めるスタイルで大変おすすめです。
音読で鍛える英語の発音―読んで・聞いて・声に出す英会話練習法 (英語トレーニング・シリーズ)

英語のリスニングは発音力で決まる!

これだけで聞ける・話せる UDA式30音でマスターする英会話

おわりに

完璧を目指して挫折してしまっては本末転倒です。発音学習の利点を踏まえた上で、戦略的に英語力アップにつなげていきましょう。

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