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Posts Tagged ‘シャドーイング’

いつまでディクテーションを続けるのか

リスニング力アップのためにディクテーションは効果がある!と以前に書きました。
ディクテーションをして、その後シャドーイングで仕上げをするという方法をご紹介しましたが、ディクテーションはとても手間がかかりますよね。毎回毎回ディクテーションとシャドーイングをセットでやるような時間がないという方もいらっしゃるともしれません。

毎回ディクテーションをする必要はあるのか?

ご自身でリスニングの力が不足していると思ってらっしゃる方にこの質問をされた場合は「はい」と答えます。
なぜならば、ディクテーションは確実にリスニング力をアップさせるからです。
聞き取れない→スクリプトを確認→なるほど! でも効果はあります。
しかし、どういうところが聞き取れていないのかということをしっかりと確認していくディクテーションを行う方がもっと効果があるはずです。ディクテーションをすると、聞き取れない箇所を何度も何度も聞きながら、ああでもないこうでもないと色々と考えます。やはりその結果、積極的に攻める気持ちが強い分、効果にも現れてきます。
書き取らなければ!と思うだけでも集中力アップになりますよね。

ある程度同じレベルのものをディクテーションし続けると、少しずつ聞き取れるようになってきます。書き取りにかかる時間も短くなってきます。聞き取れない箇所が少なくなり、自分はどういうところが聞き取れないので気を付けた方がいいのか分かった時点で、トレーニングのメニューからディクテーションを外し、シャドーイングだけにしても良いと思います。トレーニングしているレベルの素材をいきなりシャドーイングできるようになれば、ディクテーションを外してみてください。
もうこのレベルは大丈夫と思えば、少し難易度を上げた素材にチャレンジをしてみて、やはり聞き取れないと思えば再度ディクテーションをメニューに加えるようにしてください。

積み重ねてきたものを見直す

準1級の受験前に徹底してディクテーションをやり始めた時は時間がかかってかかって苦痛でした。
コツコツ続けるうちに少しずつ聞き取れない箇所が減って行き、その後、使っていた教材に収録されている素材を初めて聞いた時でもシャドーイングできるようになっていました。
その後も素材のレベルを上げて聞き取れないと感じた時は、またディクテーションをメニューに入れる、慣れたら外すと繰り返しました。

ただ聞いているだけでは、聞き取れているか否かの判断は曖昧になりがちですが、ディクテーションをするとどれだけ聞き取れているかを判断しやすくなります。
いつまで続ければいいのだろうか…と迷った場合は、書き取ったものの直しの数などの変化を見ながら、トレーニングのメニューを見直してみてください。

私の中で最近印象に残っているディクテーションは、Yukoさんなど海外ドラマ好きの仲間で、聞き取れないフレーズのディクテーションクイズをしたことでしょうか。
好きなドラマを字幕なしで楽しむためということと、ゲーム的な要素もあり、とても楽しかったです。

海外ドラマを見たいという他にも、名スピーチを英語のままで味わいたい、翻訳されないようなニュースも英語なら聞ける…など、自分がやっていることの先にある何か楽しいことが見えていると、地味に見えるかもしれない日々の積み重ねも楽しくなってきますよね。

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「英語の壁」はディクテーションで乗り越える! (HMアーカイブ・シリーズ)

ディクテーションを始めよう (答え合わせ編)

ディクテーションを始めよう(素材選び編)
ディクテーションを始めよう (書き取り編)

上記2記事に引き続き、ディクテーションの答え合わせ編を実際に私が行なっていたことを振り返りながらご紹介いたします。

やっとスクリプトをチェック

まず、前回の書き取りの時にもうこれ以上無理だというところまで書ききってもらっているはずなので、ここで満を持してスクリプトの方をチェックします。

スクリプトをチェックする時にペンを2色用意しました。

なぜかと言うと、「単語を知らなくて間違えた」のか「単に聞き取れなかった」を区別するためです。

単語を知らなかった場合は聞き取れなくても仕方ないと割り切って、その単語を覚えることにしました。音と一緒に覚えてしまえば次からは安心です。
この時点で使用していた教材は「速読速聴・英単語Core」という教材だったので、分からない単語はすべて覚えてしまう勢いでやっていました。

単に聞き取れなかった場合は、よく文章を見なおしてみると、「冠詞がないのはおかしい〜!」とか「動詞がここで原形で来るわけないじゃん!」など、見直しの際にもう少しきちんと文法的なことを考えていれば気付けるはずのものが結構あります。
そして、自分が聞き取れないものの傾向もよく分かってきます。


このように、知らなかったものを緑、聞き取れなかったものを水色でチェックしました。

これらのチェックしたものに気を付けながら音声をまた繰り返し聞いてみてください。聞こえるようになっているのが不思議ですよね。(CNN English Express を聞いていると「ホントに言ってるのだろうか…。」と思うものがたまーにありましたが…。)

仕上げもお忘れなく!

そして仕上げはシャドーイングです!
この速読速聴・英単語Coreにはチェックシートが付いています。(私が使用していたのはVer2です。現在はVer4になっており、仕様が変わっているかもしれません。)

これは各項目ごとに速読目標の秒数(約200wpm)、速読チェック、速聴チェック(速い方の音声でシャドーイングまで完了する)単語チェック欄が設けてあり、目標が達成できたらチェックしていくものです。

このチェックシートのおかげで「二ヶ月で完璧に仕上げる」という目標が達成できました。
どれだけやったのか、どれだけ残っているのかを把握しながら学習を進めることができたので受験の日程に間に合いました。やってきた事が目に見えるというのもモチベーション維持に繋がったと思います。

余談ですが…

この教材この教材を使ったのは準1級を受験する前で、英検に特化した対策としては過去問とこの教材、四択に慣れるための語彙問題集を使用しました。
対象はTOEICで600-800点を目指す人、英検で2級〜準1級を目指す人となっています。
これを始める時点では英語学習を10年ぶりに始めた頃だったので2級レベルも危ない状態だったので丁度良かったのですが、純粋に準1級向け語彙増強を狙っている方には少し簡単すぎるのとボリュームが少ないのではないかという印象です。

準1級向けの語彙がどのようなものかということを語彙に特化したものでチェックしながら、英字新聞(当時はJapan Times Weeklyを定期購読)などをどんどん読んでリーディングも兼ねた語彙増強をしていました。
試験対策をされている方は、問題集だけで語彙をやってしまうのではなく、実際の記事もどんどん読んでいってくださいね。

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速読速聴・英単語Core 1900 ver.4


英検準1級語彙・イディオム問題500 (旺文社英検書)