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ライティング:たくさん書くためのコツ

英検では英作文の配点が大きく、準一級では14点、1級では28点となっています。また、英語ライティングは英語資格試験に限らず、英語を使って仕事をする際は、レポート作成や emailでのやり取りなど重要な役割を果たします。英作文が上手になるためには、まずはたくさん書いて練習することが大事だと思います。そうは言っても何を書いていいか分からないし、時間もかかる。ついつい後回しに・・というパターンになりがちなのではないでしょうか。How to Write a Lot: A Practical Guide to Productive Academic Writingは、とにかくたくさん書くためのコツを紹介した本です。大学院生や大学教員を対象にした本ですが、英語学習者にも参考になる点がありますので紹介したいと思います。

 

なぜ書けないのか

How to Write a Lot  では、よくある”書けない言い訳”が挙げられています。

・書きたいけれども時間がない

・書く前にいろいろと調べなければ書けない。調べ物だけで手一杯で実際には書いていない。

・新しいパソコンがあったら書くんだけど。(プリンターがあったら。もうちょっと良い机とイスがあったら・・)

・書く気が起きない。インスピレーションが欲しい。

 

お馴染みの言い訳が並んでいますね。”時間がない”、は単なる言い訳にすぎません。時間はみつけるものではなく、自分で捻出するものです。 作者は、ライティングには持って生まれた才能や特殊な能力は要らない、と書いています。ほとんどの人は、ベストセラー小説や”全世界が泣いた!”系の文章を書く必要はなく、学校や仕事のレポート、大学での論文など実用的な文章が書ければ十分なのですから、あまり構えずに淡々と書く練習することが大事です。

 

たくさん書くためのコツ

たくさん書くためにはどうすればよいのでしょうか。一番大事なことは、書くための時間をあらかじめ確保し、スケジュールに従って書くことだそうです。時間があったら書く、書く気になったら書くというのでは、いつまでたっても時間は確保できません。試験のために勉強している英語学習者であれば、”ライティング強化月間”などと期間を決めて取り組むのもよいと思います。心理学者である著者は、書くことが仕事の一部でもあるので、平日の午前中を必ずライティングの時間として確保し、気分が乗ろうが乗るまいが必ず机に向かって書く作業を行なっているそうです。

 

また、ライティングの目標を立て、進捗具合をモニターすることも大事だそうです。「本で読んだ内容について書く」、「仕事内容を英語で説明してみる」、「英検ライティングトピックを1ヶ月で20個書く」など具体的な内容を目標にしたり、「1ヶ月で5000単語書く」と数値的な目標を立てるとよいと思います。進捗具合をモニターするには、表計算ソフトを使ったスプレッドシートが紹介されていますが、手帳に記録したり、以前こちらのブログで紹介した、WordOne – RookSoft アプリや、Daytum を利用するなど色々方法があると思います。やった/やらないを可視化すると効果的なようです。

 

著者がこの本で繰り返し述べているのは、とにかく書く時間をあらかじめ確保してスケジュールに従って書くこと。スケジュールを確保してしまえば、書く時間がないと悩む時間をライティングにあてられますし、毎日少しずつでもライティングプロジェクトを進めることが更なるモチベーションに繋がります。英語ライティングは一朝一夕には身につきませんので、ある程度まとまった時間をかけて練習する必要があるのではないでしょうか。

 

How to Write a Lot は、大学院生や教員がストレスなく論文やグラント申請を書くための方法論を紹介しています。あくまでも”たくさん書くためのコツ”であって、”より良く書くためのコツ”の本ではありません。まずは書かないことにはより良く書くことは出来ませんので、書くことが苦手な人が苦手意識と関係なく書く習慣を身につけるために読むといいと思います。1章〜3章まではアカデミックライティングだけではなく、一般的な書くためのコツが紹介されています。4章以降は論文を書くことを前提に書かれていますので、英語学習者は前半だけでも参考にするとよいのではないでしょうか。

 

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論理的に考えるためのルールブック A Rulebook for Arguments

スピーチ原稿やエッセイなどを書く際に、どのように論理を展開して説得力のある内容にしていくかはとても重要です。これは英検の受験対策でも多くの方が悩んでおられるのではないでしょうか。今回は自分の意見を論理的に展開していくためのルールが簡潔にまとめられた本をご紹介したいと思います。


A Rulebook for Arguments

どのような本なのか

前書きにも書かれているのですが、これはテキストではなくルールブックです。論理的な文章を書くための本は色々と出版されているので、それらを読んでいたりする場合は「そんなことは知っているよ〜」と思うような基本的なことばかりかもしれません。しかし、ルールを忘れてしまっていたり、分かっていてもきちんと守れていなかったりすることはありませんか?

簡潔な内容

この本には45個のルールが書かれており、それぞれのルールが簡潔に説明されています。
一つのルールは、本を見開いた時に長くても1P程度という簡潔さです。

ルールをひとつ挙げたあとに説明があり、例文を示してあるものも多く、何が悪いのか、どうすれば良くなるのかということが上手くまとめられています。

客観的に見る手助けに

スピーチ原稿やエッセイを書いて添削に出しても、正しい英文かどうかの添削だけで、論理的な文章かどうかまで添削してもらえない場合もあります。自分で考えてもなかなかどこが悪いのか客観的に見ることができなかったりします。
一通り読んでおけば、目次をチェックリストのように使って内容の見直しに利用できそうです。
ゼロから手取り足取り教えてもらおうというのではなく、一旦自分で考えてみた後に何が欠けているのかを確認していくという積極的なスタンスで使っていくと活用度もアップしそうです。

100ページにも満たない薄い本で、難解な英語も使われていないので読み終えるのにそれほど苦労はしないはずです。
基本を知りたい方、基本を見直したい方が短時間で一通りのことをチェックするための読物としても良いと思います。

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A Rulebook for Arguments


Being Logical: A Guide to Good Thinking

Daily Writing Tips で学ぶライティングのコツ

英作文の添削を受け始めると、日本語にはない英文の細かいルールが色々と気になってくるのではないでしょうか。Daily Writing Tipsは、ライティングのコツや、ライティングに役立つ文法、ライティングスタイル、おかしやすい間違いなど、ライティングに関する有用なTips満載のサイトです。間違えた箇所からその都度学ぶのも良いですが、Daily Writing Tipsを読むと、効率良くライティングを上達させることが出来ると思います。

Daily Writing Tipsを書いているのは、オンライン出版社、プロのライター、英語の先生たちです。読み手のライティング能力を向上させることを目的として、

・Grammar
・Spelling
・Punctuation
・Misused Words
・Copywriting
・Fiction Writing
などの項目について、毎回わかりやすく説明されています。

 

 

数字の書き方に関するルールを見てみましょう。10 Rules for Writing Numbers and Numerals

英文の中で数字を書く場合。10までは数字ではなく、きちんとスペルで書くこと、数字で文章を始めないこと、と説明されています。例えば、“4 score and 7 years ago,” と書き始めるのではなく、 “Fourscore and seven years ago,” となります。知らなければ、”2 years ago, ”などと文章を書き始めてしまうこともよくありますし、添削者によってはこういった細かい所はチェックされないこともあります。カジュアルなライティングだから細かいことにはこだわらないということもあるのかもしれませんが、仕事などでフォーマルな文章を書く事がある方は、知っておいたほうが良いルールです。

 

この他にも、Writingのプロセスについてや、that とwhich の使い分けなども参考になります。左側のカテゴリから見ていくと、どこから読み始めていいか分からないくらい沢山のTipsがあります。時間がある時に少しずつ読み進めるのもよいですし、全部は読み切れないという方は、トップページ右側にある人気記事だけ読まれてみてはいかがでしょうか。

 

 

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【英検1級二次対策】PROS and CONSの使い方

今週末は英検の2次試験ですね。寒い時期なので、受験される方は体調管理なども含めて対策をがんばってください!

さて、1級のエッセイ、スピーチ対策の参考書としてよくお勧めされる Pros and Consですが、私も受験時に利用したので、使用方法の一例としてご紹介させて頂きます。


Pros & Cons: The Debaters Handbook, 18th Edn

トピック選びから

購入してまずざっと目を通してみると、当たり前のことですが内容丸々全てが英検対策としてそのまま使えないということにお気づきになるかと思います。
イギリスの書籍だけあって、あまり日本では(英検では)取り上げられない内容も含まれています。ということで、過去問を参考にしながら、取り上げられそうなトピックだけ選んでいくことから始めました。

まず自分の意見をまとめる

トピックをピックアップしたら、まず内容に目を通す前に自分の意見を簡単にまとめておき、その後で賛成意見、反対意見に目を通しました。
いくら意見の例がいくつも掲載されているからといって丸暗記しても意味がないので、色々な意見を読みながら、「これは自分の意見のサポートになる」「質問でこの反対意見が出てきたらどのように答えるか」などをチェックしながら読みました。

丸暗記はしない

とても説得力のある文章になっているので、その畳み掛けのパターンを覚えるという意味で繰り返し読んだり、そのまま覚えてしまうのは良いと思います。しかし、スピーチ原稿として覚えても、所詮借り物の意見です。面接官からツッコまれると頭が真っ白になりかねません。
内容に関しても、イギリスの実情に合わせてあるので、そのまま使用すると日本の実情には合わないものもあります。
そういうことから、私は丸暗記はせず、使える表現やサポート意見も一旦自分の中で噛み砕いて、考えがまとまったものだけ自分の言葉で書きなおすという方法を取っていました。こうやって一旦頭を捻っておかないと、当日切羽詰まった状況でなかなか口から出てこないと思ってのことです。書き直したものは添削に出すなどすれば、英文の誤りを気にすることもありません。

使いまわせる語句をチェック

そのジャンルで使えそうな単語などもメモしていきました。ここで単語をしっかり頭に入れておくと、類似トピックで使い回しができるのでとても便利です。
ここでチェックした語句などはニュース記事でも見かけるものもたくさんあるので、試験対策だけにこだわらずどんどん覚えていきたいところです。

まとめ

この本はディベート用のハンドブックですが、スピーチやエッセイの原稿作りのサポートとしてとても有効だと思います。
ただ、しつこいようですが、丸暗記だけでは試験で通用はしません。これはどの書籍でも言えることです。たとえそのまま使えるスピーチ原稿が載っていたとしても、それを暗記するだけでは完璧に対応できないはずです。
まず内容を理解し、自分と同じもの、違うものなどを上手に整理しながら、自分のスピーチやエッセイに深みを加えていくような利用法をして初めて活きてくる本だと思います。
ただ試験対策としてだけではなく、様々な社会問題を考えていく手助けにもなるので、長く使える一冊ですね。

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これで完璧 英検1級二次対策


英語スピーチハンドブック

英語で読書感想文を書いてみよう

洋書を読んで、英語で読書感想文を書いてみませんか?楽しみのための読書もいいですが、”読書感想文を書くぞ!”と思いながら読むことで、ライティングに使えそうな表現を意識したり、感想を人に伝えるために工夫をしたりと、英作文の良い訓練になります。過去のTime For Kidsに、読書感想文の書き方に関するコツがありましたので紹介します。

もし学校の宿題などで読書感想文を提出するような場合は、先生によって、それぞれルールがあると思いますので様式を確認してください。これから説明するのは、子供用の一般的な読書感想文の書き方として紹介されていたものです。

 

Introduction

まず、イントロ部分に含めるべき項目は、

  • 本のタイトルと作者名
  • 本に関する情報を少し。○○に関する本で、など簡単に。
  • どんな種類の本なのか。アドベンチャー、ファンタジー、自伝、動物について、歴史、サイエンス・フィクションなど。

 

    です。ここでは、読者の注意を引くような書き出しを心がけます。

     

    Body

    メインとなるBodyパートでは、テーマ、プロット、物語の背景や登場人物について、そして自分の感想・意見などを書きます。

    • テーマ

    物語の中で一番重要なメッセージは何かを書きます。例えば、”友情の大切さ” などです。どうしてそれがテーマだと思ったのかも書きましょう。主要な登場人物から学んだことは何か、はテーマを探す上で重要な鍵となります。

    • あらすじ

    本の中で起こった重要なイベントを書きます。あらすじ全てを詳細に書かないように注意しましょう。あらすじのみに終始せず、意見を述べることが大事だからです。レポートをまとめるのに重要なイベントについて述べるにとどめ、レポート全体の筋が通るようにします。ネタバレしないように注意を払います。

    • 背景

    物語の時代背景、場所などについて書きます。

    • 登場人物

    登場人物について書きます。主役以外の登場人物と主役などの関係性などについて注目します。

     

    感想を書く

    読書感想文において最も重要な部分は感想部分です。どんなことを書けばよいか具体的に思いつかない時は、以下のポイントを参考にします。

    • その本を気に入りましたか?その理由は?
    • 本の中で一番良かった部分はどこですか?その理由は?
    • その本を読んで何を感じましたか?本の中で感情がどのようにかわりましたか?
    • 友達にこの本を勧めたいですか?
    • 作者の他の本を読みたいと思いますか?
    • この本を読んで新しく得たことはなんですか?

     

    結論

    ここまでの部分をまとめます。本全体の感想や、読書感想文の読み手に一番伝えたいことを書きましょう。

     

    読み終わった後にすぐ書き始めると、表現も頭に残っていますので、なるべく文中で得た新しい単語や表現を使って書くと良いと思います。大人の英語学習者の方は、必ずしも上記のルールに従う必要はなく、自分の好きなように書けばいいのですが、まだ自分のスタイルが確立しておらず、どのように書き始めたらいいのかわからない、という方にはお勧めのWriting Tips です。

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    文法書をライティングに活かす

    中高生時代に文法を厳しく教えられたこともあり、その貯金を食いつぶす感じでその後はあまり文法をガツガツとやっておりません。しかし、英語学習者の悲しい性と言いますか、つい「この本はおすすめ!」「これは定番!」などど謳われている書籍が目に入るとつい購入してしまうことがしばしばあり、「ロイヤル英文法」も買ってしまった口です。

    つい買ってしまったものの

    5年以上前に英語学習を再開した時に購入したのですが、この頃はまだ目標もぼんやりとしていたことと、自分の実力がどの程度なのかも分からず、何から手をつけて良いか分からずにいました。そして無謀にも始めたのが、「ロイヤル英文法」を最初から読んで英文法をおさらいしよう!という苦行。
    もちろん続くわけもなく、それからこの立派な装丁の分厚い本は本棚でしばらく鎮座することになった訳です。

    きっかけ

    このまま本棚の装飾品になってしまいそうだったロイヤル英文法を使い始めたのは英検1級のエッセイ対策を始めた時でした。

    エッセイを書く時に一番気を付けていたのはエッセイのスタイルとロジックでした。文法的な事や自然な言いまわしかどうかは添削で直してもらえば良いと考えていたからです。
    そのため、添削から戻ってきた時に添削された文法的事項をきちんと納得いくまで復習しました。そこで初めて眠っていたロイヤル英文法が役にたったのです。
    私の利用していたサービスは英検1級エッセイ対策として特化したものではなかったので、文章中の文法的誤りを指導してくれるのみのシンプルなもので、先生によって差はあるもののなぜ間違っているかという説明がとても簡単なものが多かったこともあり、それだけでは分かりにくいものもありました。

    文法書は読み物ではない

    先生の説明だけではよく分からないものをロイヤル英文法で丁寧に調べて、なぜ自分の文章は間違いなのかを説明や例文を見ながらきちんと復習しました。特に冠詞を直されることが多かったので、しっかりと確認をしました。実際の自分の間違いを確認しているので、ただの読み物として勉強していた時にあった他人事のようなぼんやりした感じもなく、すっと頭に入ってきますし、記憶にも残りやすかったです。
    必要な時に必要なところを利用し、身に付けていく。そういう使い方にしてから活躍の機会が増えました。

    ちょっと付き合い方を変えて、使わずに放置してある文法書を是非利用してみてください。

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    ロイヤル英文法―徹底例解


    総合英語Forest 6th edition

    英文添削を受けた後に

    以前に英文を書いた後には添削を受けることがおすすめという記事を書きましたが、今回は添削を受けた後に私がどのようなことをしているかをご紹介します。

    添削サービスや添削をする先生によって添削結果は様々です。文章全体の構成や別の表現を教えてもらえることもあれば、てにをはだけの添削もあります。
    いずれにしても一人でぼちぼち書いているだけではなかなか気付くことができない間違いに気付くことができます。

    しかし、「あー、なるほど。」とその場で思っているだけではせっかく受けた添削を次に活かすことができません。同じ間違いを繰り返すことは避けたいですね。

    私は添削してもらったフレーズを専用のノートに書き出しています。
    PC上でリスト化していけば次に英文を書く時に検索もしやすくて良いのですが、記憶に残りやすいのであえて書くようにしています。

    どうしてもその場で覚えておきたい致命的な間違いの場合は、ノートに書き出した時に正しい表現を使って簡単な文章をいくつか書いてみたりして覚えてしまいすが、すべてをその場で完全に覚えてしまうことにはこだわっていません。その場で完全に覚えてしまうことがベストかもしれませんが、間違えたことさえ覚えておけばどのように添削されたかはノートを調べれば良いですし、そうやって繰り返して調べるうちに無理せず自然に覚えられます。

    小さめのノートやメモ帳に書き留めておくと、ちょっとした時間で見直しすることができます。覚えてしまったフレーズもそのままになっているので、パラパラと見ながらもっと他の表現はないだろうかと考えるのも面白いですね。それによって表現のストックを増やしていくこともできます。

    間違いをしっかりと認識し、自分の考えを英文で正確に伝えられるように、添削サービスをしっかり利用していきましょう。

    Writing Tips 〜類義語辞書〜

    英語で日記やエッセイを書くとき、語彙の選択範囲が狭いために単調で子どもっぽい文章を書いていませんか?

    英語ライティングでは、同じ言葉の繰り返しは避け、より鮮やかにアクションを思い起こさせる特定の言葉を使うことが望ましいとされています。中学生レベルの英作文であれば、I think, I think, I want, I want, He said・・・と同じ動詞が延々続くのはしょうがないかと思いますが、大人になってもそのレベルでは精神年齢を疑われてしまいそうです。think, want, say などの言葉は多くの意味を持つ”general” な単語です。プライベートな日記なら、 I think を多用してもいいかもしれませんが、他人に読まれることを前提としたエッセイや試験問題のライティングでは、単調な文章は書き手の意図が伝わりにくく、読み手を飽きさせてしまいます。例えば I think なら、ちょっと思いついた、深刻に考えぬいた、熟慮した、思いを巡らせた、想像した・・などの意味が含まれます。日本語であれば、”〜と思った”の多用で済ませてしまいがちですが、英作文では”general” な単語である think の多用は避け、より限定的な”specific verbs” を使用するべきです。

    簡単な言葉を形容詞で飾ることも推奨されないようです。例えば think hardならcontemplate, ask angrilyはdemanded など、アクションを一言で簡潔にあらわすことができる”強い”動詞を用いるべきとされています。簡潔で明瞭な文章をより少ないワード数で書くことが良いとされています。弱い動詞+形容詞の組み合わせよりも特定の強い動詞を使うことを意識してみてください。

    具体的には、Thesaurus辞典や類義語・同義語辞書を参照するのですが、紙の辞書だと的確な言葉を探し当てるまで何度もページを行ったり来たりしなければなりません。オンライン辞書ならば、提示された類義語にリンクが貼られているので、リンクをたどってピッタリのニュアンスを見つけるのが容易です。

    オススメのオンライン類義語辞典はプリンストン大学が無料で提供しているWordNet です。他にも無料のオンライン類義語辞書はありますが、ビキニ姿の女の子がチカチカ点滅する広告などが貼られているページが多いため気が散ってしまいます。Wordnetでは言葉の定義、類義語のセット、簡単な例文が広告なしで表示されます。シンプルですが十分だと思います。

    WordNetのページを開いたら、左側のUse Onlineを開きます。

    検索窓に調べたい単語を入力します。”think”を入れてみます。

    そうすると、think に関連する言葉がずらずらと出てきます。believe, consider, conceiveなどにはリンクが貼られていて、それぞれにまた関連する類義語を集めたページに飛ぶので、例文を見ながらぴったりのニュアンスを探していきます。またリンクはありませんが、()の中味も参考になる単語があります。imagine, ponder などもthink をあらわすのに使えますので、下の例文まで見ることをオススメします。

    WordNetを使うと知らない単語がさらに知らない単語を呼ぶ・・・と敬遠されるかもしれません。thinkを調べて reckon, conceiveなど分からない単語が出てきたら、英日辞書でもいいですので確認して使ってみると良いと思います。面倒ですが、練習の段階で一手間かけることで徐々に力がつきます。

    いきなり上手な英文を書こうとしても書けるものではありません。ライティングの本に書かれている注意事項を守りながら、コツコツと言葉を積み上げていくことがライティングの上達につながるのではないでしょうか。

    英検1級のエッセイ、スピーチを意識した記事管理&ライティング

    前回はYukoさんにEvernoteを使った記事の管理について紹介してもらいました。記事をきちんと管理しておくことは、英検(特に1級)対策として皆さんが一番気にしていると言ってもよいエッセイやスピーチ対策にとても有効ですね。

    今回はさらにその記事管理を英検対策を意識しながら充実させていくステップをご紹介したいと思います。

    記事の要約をする

    最初のステップは、前回のエントリーのように、クリップした記事の要約を日本語でメモしていくことです。ここで大切な事は、記事を読んで要約をすることを習慣付けることです。毎日少しずつでも良いので何か記事を読み、要約をする習慣を付けます。

    感想を書いてみる

    要約をすることに慣れてきたら、次は感想を書いてみましょう。
    日本語で良いので、読んだ記事についての自分の意見を書く練習をします。ここで気を付けることは、「◯◯についてこう思った。」「◯◯はすごいと思った。」とダラダラと書いていくのではなく、エッセイやスピーチとしての構成を考えながら書いていくことです。

    要約も感想も英語で書いてみる

    感想を書くことに慣れてきたら、英語で書くようにしてみましょう。最初は日本語で考えたものを英訳するような形になるかもしれません。最初はそれでも構いません。しつこいようですが、大切な事は継続することです。
    続けているうちに、日本語ではよく使うような言い回しでも英語では不自然だったり、同じ英単語を何度も何度も使ってしまっていることに気付くようになってきます。(これについての対策はまた別のエントリーでご紹介したいと思います。)

    ここでおすすめするのが、書いた後に添削を受けることです。
    いくら継続が大切とは言っても、無駄な時間を使うことは極力避けていきたいですよね。一人で10回やっても気付かないことに、一度の添削で気付くことができたりします。
    添削サービスは有料かもしれませんが、間違いに早く気付くことができ、そこを復習したりすることで常に前進していけます。毎回は無理!という方でも、変な書き癖が付いてしまわないように何回かに一度は添削を受けるようにしてください。
    (私は以前に紹介したLingQの添削サービスを利用しています。)

    まとめ

    このようにして少しずつレベルを上げながら継続していくと、試験対策!!と肩に力を入れずに1級のエッセイやスピーチの対策ができます。過去の出題トピックについて書いてみようと思った時でも、Evernoteでキーワード検索をすれば、関連記事やそれについての自分の意見をすぐに引っ張り出すこともできます。
    色々な記事を読むことになるので、一次試験の長文読解のバックグラウンドとなる知識も得られますよね。

    レベルアップも少しずつだから負担があまりかからないとは言っても、やっぱり挫折してしまうかもしれません。
    100 WISH LIST の活動の一環としてなぼむしさん主催のヴァーチャル英語部があります。ここでは皆でやる気をシェアしながら英語学習をしていこうという趣旨の企画をいくつか行っています。
    その中に「ライティング強化企画」もありますので、ぜひご参加ください。

    英検1級 二次試験対策 その7:環境問題を知りつくす

    英検1級二次試験のトピックは多岐に渡っていますが、その中でも環境問題は話題に事欠かず、頻出分野であると思われます。”環境問題”と一括りにされていますがその中には、森林破壊、酸性雨、生態系・多様性の破壊、異常気象、二酸化炭素排出/温室効果、ゴミ問題、代替エネルギーなどなど、押さえておかなければならないポイントがたくさんあります。

     

    そこで知識の整理のためにお勧めしたいのが、 環境問題を知りつくす本 (キング・オブ雑学シリーズ) です。この本は、1トピックが見開き2ページになっていて、環境問題についての話題がこの1冊でカバーできます。二次試験前の忙しい時に効率よく環境問題についての情報を網羅するのに最適な本だと思います。

     

    例えば、森林破壊・砂漠化に関する具体的な数値、二酸化炭素排出の仕組みや、日本のCO2事情、各国の取り組み、石油の問題点や新しいエネルギーの利点/欠点などが章立てで体系的に書かれています。英検二次スピーチでは、2分間の間に具体例をはさむ必要があるため、この本で仕入れた知識が役立ちます。この本に書かれている話題たちは、TIMEやThe Economist などの洋雑誌に取り上げられている環境問題記事を理解するために必要な知識です。英文が難しい上に、基礎知識もない、ときてはこれらの洋雑誌の環境問題記事を理解するのは困難です。まずは日本語で書かれた入門書を読んで、基礎知識を仕込むことをお勧めします。

     

    英検1級スピーチでは、トピックにやまをかけるのは非常に難しいとは思いますが、得意分野をいくつか持つことは重要です。なぜなら、最初の1分間で5つのカードからトピックを選ぶ時に、迷って全部読んでいる暇はないからです。環境問題が得意であれば、カードの文字をスキミングして環境問題らしきものがあったら迷わずそのトピックに決定し、40秒程でスピーチ構成を練るというのも、効果的な作戦だと思います。注意しないといけないのは、得意分野が毎回出るとは限らないということです。アテが外れて慌てないように、得意分野は2−3つ作っておきましょう!

     

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