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【大学受験用問題集シリーズ】 その2:レベル設定

前回の記事では、大人の英語学習者が大学受験用問題集を使う意義についてお話ししました。
一口に大学受験用問題集といっても、問題のレベルはさまざまで、その種類も大変多く、どれを選んでいいか迷うかもしれません。
以前の記事で、問題の種類についてのレベル分けをしたことがあるのですが、今回は紹介予定の問題集について、実際にどのようなレベルの方向けなのか、一覧にしてご紹介したいと思います。

私の定める5つのレベルについて

今回、このシリーズで紹介させていただく問題集に関しては、以下のレベル設定でご紹介させていただきます。
このレベル分けに関しては、私自身の主観によるものであり、他の「英語資格と学校英語の相関比較」などとは若干差がありますことをご了承ください。
相対的なレベル比較(例 「この本の次には、この本に挑戦してみよう」)というふうにお使いください。

「大学受験問題集」とうたっていますが、広義で大学受験問題に対応できるレベルということで、高校用・一般用を含む、レベル2~5までの問題集のご紹介になります。
私自身は、講師時代にレベル3~4を中心に、その他多数の問題集を解いております。その中でも、自分が解いてよかったなと思うもののみをご紹介させていただく予定です。

紹介予定の問題集一覧

高校用/トレーニングノートα英文法―基礎をかためる  (レベル2)

センター試験過去問研究 英語 (2012年版 センター赤本シリーズ)  (レベル3~4、問題によっては2も)

全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ) (レベル3~4)

毎年出る頻出英作文 (レベル4)

基礎英文法問題精講  (レベル4)

基礎英語長文問題精講 (レベル4)

英語長文を読むためのパラグラフ・リーディング―高校中級用 (発展30日完成 (14)) (レベル5)

伊藤サムの これであなたも英文記者  (レベル4~5)

注:レベル順の表記とさせていただきました。紹介の順序は前後します。

次回より、1冊ずつ詳しくレビューをしていく予定です。どうぞご期待ください。

リスニング上達のためのボキャビル

日常会話に使われている頻出英単語は2,000〜3,000単語であり、学習者用ではないnative speaker用の文章を読むには最低5,000語ほどの知識が必要だといわれているようです(International handbook of English language teachingより抜粋)。リスニングが苦手という方のなかには、純粋に知っている単語数が少ない、または知っている単語でも発音を知らない方がいらっしゃるのではないでしょうか。

ボキャビルをする際に気をつけたいのが必ず発音を確認する、ということです。中学生の時、Butterflyのことを”ブッテテフライ”と覚えている同級生がいませんでしたか?読みを間違えたまま覚えてしまうと、リスニングで知っている単語が出てきても耳で認識することは出来ません。手間はかかりますが、新しい単語を覚えるときは必ず発音を確認してください。オンライン辞書では、Weblio が音声ボタンがついているので便利です。Macユーザーであれば、英単語を選んでControl+S を押すと単語が読み上げられます。(システム設定のSpeech→Text to Speechで設定できます。Alexがオススメ)。音声付きの電子辞書は高価ですので購入が躊躇われますが、Web上で無料で音声が確認できますので是非活用してみてください。

私が単語の”読み”の重要性を自覚したのは、Vietnamという言葉がきっかけです。初心者の頃、ディクテーションで簡単な記事を聞き込んでいた時に最後まで分からない単語がありました。スクリプトを確認すると”ベトナム”だったのです。よく知っている単語でも、”ヴィェ(ト)ナーム”と発音されると全くお手上げで聞きとれませんでした。それでも1度スクリプトを確認しながら聞くと、今度は”どうして今まで聞きとれなかったんだろう?”というくらい簡単に聞き取れるようになったのです。Vietnamはベトナム料理、ベトナム戦争などでよく出てくる単語です。それ以来、Vietnamという単語はいつでも聞き取れるようになりました。

中学、高校で習う英単語数は約2,000〜3,000語です。もしまだ基本の3,000語をマスターしていないようでしたら、方法は何でもかまいませんので頻出単語を暗記することをお勧めします。速読速聴・英単語Basic 2400 ver.2―単語1800+熟語600 などは、中学レベルの単語から網羅されています。問題集は何でもかまいませんが、CDがついているものがお勧めです。

単語集を使いたくない場合は、VOA Special English をお勧めします。基本の1,500語を使った記事が音声とスクリプトつきで手に入りますので、音声を聞きながら基本単語を覚える事ができます。私は単語集は使わずにVOAで基本単語を確認しました。

私は毎回必ず新出単語の発音確認をしています。単語集は使わずに音声とスクリプトがついた素材から単語を拾って覚えるようにしているのですが、単語に初めて出会った時から完全に覚えるまで、単語を見るたびに音声を確認しています。最初は面倒と思われるかもしれませんが、いつまでたってもリスニングが出来ずに貴重な時間をロスするよりも着実な方法だと思っています。

英語のリズムをつかむためのおすすめ教材

前回のなぼむしさんの記事で発音学習の意義について触れましたが、今回は発音、アクセント、イントネーションについての教材をご紹介したいと思います。

American Accent Training

この教材は英語を母国語としない人たちのために作られた発音とイントネーションのトレーニングのための本です。(アメリカ英語に特化しています)

CDが5枚付属しており、書籍の内容を著者のAnn Cookさんが丁寧に朗読してくれています。
発音も重要であるけれども、通じるための英語を話すためにはリズムや抑揚が必要であるということを理解できます。
朗読はとても聞きやすく、たとえ聞き取れない場合でも書籍で確認することができるのでリスニングに自信がない方でも問題ありません。書かれている英語自体も学習者向けなので分りやすい英文になっています。
聞き取れる方は書籍なしでも学習できるのでどこでも学習ができます。(とは言ってもさすがに電車の中では無理ですが…。)

トレーニングの内容も飽きさせないように工夫がこらされています。学習中に使用する鏡やペンも教材に含まれています。

各国の英語学習者がこんな喋り方になってしまう…という例もいくつか挙げられており、音声の方では実際にAnnさんがその悪い例の真似をしてくれています。日本人学習者の例では思わず「あるある〜!」と思ってしまうこと間違いなしです。見事に日本人にありがちな単語でブツ切れの文章になっています。

とりあえずリズムに乗って喋れば英語っぽくなるよ!と言っているだけじゃないか…という印象を抱かれる方もいらっしゃるかとは思いますが、リズムに乗るということはとても大切なことです。
発音をしっかり理解することでリスニング力がアップするのと同様に、英語のリズムをつかむこともリスニング力向上のためにはとても重要なことです。

実際に大きな声で発音やイントネーションを練習して、スピーキングに自信を持つと同時にリスニング力もアップさせていきましょう!

英語力アップのための発音学習

皆さんは発音を学習することについてどう思われますか?

発音学習ほど、取り組む人と取り組まない人の差が極端な分野はないと思います。
「発音なんてどうでもいい。日本人英語でいいじゃないか」という意見。
そうかと思えば、発音に関する書籍がよく売れていたり、発音専門のスクールもあるほど。

今回の記事では、発音学習の意義を再検証、方法を紹介しながら、発音学習を通じた英語力アップについて考えてみたいと思います。

発音を学習する意義

私の考える発音学習の意義は以下の二つです。

  • 相手に言いたいことをスムーズに伝えられる
  • リスニング力がアップする

この二つ。考えてみれば当たり前のことかもしれません。発音=英語を声に出すこと。自分が意見を相手に伝える際にも、音声を使ってコミュニケーションをとりますし、相手からの意見を聞く際も同じことです。

「日本人英語でいい」というのは、完璧を求めて口数が少なくなってしまう人にとっては、大いに勇気づけられる意見だと思います。私自身もその姿勢自体には賛成です。

ただ、リスニングとなると話は別です。
正しい音を聴き取れる力は不可欠であり、そのためには自分も正しい発音を理解しておく必要があると考えます。

具体的な学び方

まず、発音記号を読めるようにしましょう。
それによって、辞書を見るだけで初見の語を発音することができるようになります。
(発音記号の読み方については、次項で紹介する書籍でご確認ください。)

また、以前ご紹介したオンライン辞書の一つ、goo辞書では、汎用の発音記号が表記されていて(フォントの関係でサイトによっては独自表記のところもあります)、正しい発音を聴くことができます。
記号の発音を確認した後に、新出単語や、うろ覚えの発音の単語を確認していくことをお勧めします。

発音に関する書籍

発音に関する書籍の有名どころです。私自身は、1冊目の岩村圭南先生の本を使用していましたが、気軽に取り組めるスタイルで大変おすすめです。
音読で鍛える英語の発音―読んで・聞いて・声に出す英会話練習法 (英語トレーニング・シリーズ)

英語のリスニングは発音力で決まる!

これだけで聞ける・話せる UDA式30音でマスターする英会話

おわりに

完璧を目指して挫折してしまっては本末転倒です。発音学習の利点を踏まえた上で、戦略的に英語力アップにつなげていきましょう。

英検1級 二次試験対策 その7:環境問題を知りつくす

英検1級二次試験のトピックは多岐に渡っていますが、その中でも環境問題は話題に事欠かず、頻出分野であると思われます。”環境問題”と一括りにされていますがその中には、森林破壊、酸性雨、生態系・多様性の破壊、異常気象、二酸化炭素排出/温室効果、ゴミ問題、代替エネルギーなどなど、押さえておかなければならないポイントがたくさんあります。

 

そこで知識の整理のためにお勧めしたいのが、 環境問題を知りつくす本 (キング・オブ雑学シリーズ) です。この本は、1トピックが見開き2ページになっていて、環境問題についての話題がこの1冊でカバーできます。二次試験前の忙しい時に効率よく環境問題についての情報を網羅するのに最適な本だと思います。

 

例えば、森林破壊・砂漠化に関する具体的な数値、二酸化炭素排出の仕組みや、日本のCO2事情、各国の取り組み、石油の問題点や新しいエネルギーの利点/欠点などが章立てで体系的に書かれています。英検二次スピーチでは、2分間の間に具体例をはさむ必要があるため、この本で仕入れた知識が役立ちます。この本に書かれている話題たちは、TIMEやThe Economist などの洋雑誌に取り上げられている環境問題記事を理解するために必要な知識です。英文が難しい上に、基礎知識もない、ときてはこれらの洋雑誌の環境問題記事を理解するのは困難です。まずは日本語で書かれた入門書を読んで、基礎知識を仕込むことをお勧めします。

 

英検1級スピーチでは、トピックにやまをかけるのは非常に難しいとは思いますが、得意分野をいくつか持つことは重要です。なぜなら、最初の1分間で5つのカードからトピックを選ぶ時に、迷って全部読んでいる暇はないからです。環境問題が得意であれば、カードの文字をスキミングして環境問題らしきものがあったら迷わずそのトピックに決定し、40秒程でスピーチ構成を練るというのも、効果的な作戦だと思います。注意しないといけないのは、得意分野が毎回出るとは限らないということです。アテが外れて慌てないように、得意分野は2−3つ作っておきましょう!

 

レビュー:アルク ヒアリングマラソン その2

アルク ヒアリングマラソンのレビュー2回目です。

コンテンツ紹介


HMシネマ試写室 難易度★★★

ナレーターがストーリーを紹介していきながら、映画のシーンが挿入されている構成です。ボソボソと話したりするキャラクターのセリフは聞き取りにくいですが、ナレーターによるあらすじの説明でストーリーを理解できるので聞き取りの助けになります。
ここでも多聴派には概要を問う質問が、精聴派にはスクリプトの穴埋めが出されています。
セリフの中の注目すべき表現をピックアップして、文法的な説明や使い方の紹介もあるのでこれもスピーキングに役立ちますね。
いい感じに編集されているので、学習後にちょっとこの映画見てみようかなと思えてきます。

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ニュースの斬り方 難易度★★
VOAニュースから3つ取り上げられています。
聞き取りにくい箇所の解説があったり、背景や表現の解説もくわしくされているので、リスニングだけでなく、政治経済の知識や時事英語も学ぶことができます。単にリスニング力だけではなくこのような背景知識を得ることで、内容の理解度がぐっと上がることを感じます。これはリーディングにもいえることですよね。
それぞれのニュースは、通常音声とポーズ入りの音声が収録されています。ここで聴こえてきた順に意味を理解していくトレーニングや音声のリピーティングをすることによって、ニュース音声をしっかり聞く力が養えるはずです。

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英語で歌おう! 難易度★ (不定期連載)
8月号はTOTOのAfricaでした。この曲だけ入ったCDが別にありました。アーティストの説明や、歌詞はもちろんですが、歌詞の解釈や音のつながりで注意する箇所などの説明もあるので聞き取りだけで済ませてはもったいないですね。しっかり歌って楽しめるコンテンツです。私もトライしてみましたが、結構早口の箇所があって難しかったです。でもこういうものは楽しんだもの勝ちなので、上手い下手は気にせずどんどん歌ってしまえばいいですね。
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ディクテーションコンテスト 
40秒程度の音声をディクテーションして提出するというものです。WEBでも郵送でも送ることができるので便利ですね。二ヶ月前の解答が本誌に掲載され、間違いが多かった場所の解説が書かれています。そして、成績優秀者の名前も掲載されるのでやる気がでますよね。優秀者には抽選で図書カードなどのプレゼントまであります。毎月教材を作っているからこそできることですね。

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マンスリーテスト
通信講座の楽しみでもある提出課題です。内容は3パートに分かれていて、パート1は絵や図表をみて質問に答える問題、パート2は質問や発言に対する応答を選ぶ問題、パート3は会話やスピーチに関する質問に答える問題です。TOEICや英検の力試しにもなりますし、毎月提出することで1年間の自分の実力の変化を把握できるということはとても英語学習に役立ちます。

まとめ

ネット上には有料無料の音声素材が膨大にありますが、このようにしっかりとした学習方法まで提示されている音声素材はなかなかありません。内容もバラエティーに富んでおり、毎月新しいものが作られているというフレッシュさがあります。モチベーションアップの仕組みがしっかりと構築されている点が印象的でした。
自分で音声素材を見つけて学習を進められる方には特に必要のない教材かもしれませんが、学習時間が限られていて素材探しや勉強法の試行錯誤にかける時間がないという方にはピッタリの良い教材です。1年間しっかりと教材の指示にしたがって勉強をすれば確実に力がつくのではないでしょうか。



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