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英検1級 単語対策 その2

英検1級の単語。
その問題に初めて目を通した時、ものすごく大きな衝撃を受けました。問題となっている単語どころか、選択肢に挙げられている単語も何一つわからない・・・。
無対策で受験した、私の初受験時の語彙パートの点数は25点中8点と惨憺たるものでした。単語の対策なしに合格はあり得ない。そう気付いて以来、自分にあった単語学習法を試行錯誤し、合格時には19点まで点数を上げることができました。

今回は、その方法をご紹介したいと思います。

信頼できる単語本と出会う

私自身、英検1級学習を始めるまで、単語本、単語集というものを使ったことがありませんでした。アルファベット順や使われる頻度、分野別・・・本を書く人側の都合で並べられた単語を、その順番に従って覚えていく・・・それが自分の性格に合わなかったのが一因です。また、それまでの学習で、語彙は出てきた文章の中で覚えるというスタイルで来ていたので、「単語本など不要」という先入観があったのも事実です。

単語部分の成績の悪さに打ちひしがれて、ふと開いたのが、いわゆるプラ単英検プラス単熟語1級)でした。(現在は販売終了。後継として、英検 文で覚える単熟語 1級が出ています。)
何気なく、自分の受験してきた問題と照らし合わせてみると、25問中16問もプラ単の単語が出題されているのです。(2006年度第1回、2回ともに16問、第3回に12問出題)
これは利用しない手はない。さっそくこの本を使って学習をすることに決めました。

リストとしての索引活用

私は単語本を覚えるべき単語のリストとして使用しました。単語本自体に書いてある例文は一切使っていません。極端な話、どんな語が試験に出ているか分かればよいので、巻末に載っている索引だけで十分だったのです。


まず最初に、索引ページを読んで、知っている単語に印をつけました。
対策を開始した時点で、私が知っていた語数は1672語中144語。それが、翌月もう一度索引部分を読みこんでみると、210語に増えていたのです。その間にやっていたことは、読解のみ(英検に出そうな分野、難易度の記事などを読んでいました)。 それでも、知っている量が増えていたのです。そこから先は、チェックが楽しくて、月に1度ほどのペースで索引を読んでいきました。

索引をチェックする作業の中で、覚えなくてはならない単語が無意識に頭の中に残る(その時点では意味は覚えていない)→読解をしたときに、「あ、これは本に載っていた単語では!?」と気付く→しっかり調べて意識して覚えようとする。
後から振り返ってみると、この流れがうまくいった要因だと思います。

単語本にエピソードを書きこむ ~記憶のためのラベル付け~

索引のチェックを始めて、覚えた単語がある程度増えた後、今度は単語本本体を読む作業を始めました。それも、単語本自体の例文などを読むのではなく、見たことがある単語を探す作業でした。

そして、単語本本体に、以下のような書き込みをしました。

どの場面でこの単語に出会ったか(写真左・右)、似た綴りで注意すべき単語(写真・中)などを書き込んでいます。言いかえれば、自分の中で単語を思い出すきっかけとなるエピソードのようなものです。わざわざそれを書きこむ必要はない(単語を見た時点でそのエピソードが思い出せている=意味が分かっている)のかもしれませんが、その書き込みが増えていくこと自体も快感になり、読みこみ作業も地道に続けることができました。

私はこのエピソードを書く作業のことを、単語へのラベル付けと呼んでいます。一つ一つの単語に、意味を思い出すきっかけとなるラベルを付けていく。そうすることで、定着率がぐんと上がります。
一つ一つにそんなめんどくさいことを・・・。そう思う方もいらっしゃるかも知れません。私の場合は、このラベル付けの作業によって、一生ものの単語力を得られたと思っています。
(一次試験合格から3年後。試しに、2010年1月の1級試験問題を解いた時には、20問以上正解することができました。)

まとめ

・「単語本の索引を利用したリストチェック」と「読解」を交互に行う。両方を並行して行っていくことで、「これは覚えるべき語だ」という感覚が養われる。リストチェックで覚えた語が増えていくこと自体も励みになる。

・単語へのラベル付け(エピソードで覚える)=どの場面で出てきた語なのか、出会ったエピソードごと覚える。一見面倒な作業のように思えるが、定着率が格段に上がる。

どの単語本、単語集がよいかは、個人差があると思います。エミコフさんのエントリに詳しく紹介されていますので、ぜひご覧ください。

単語本の王道と呼ばれるのは、以下の2冊です。

英検Pass単熟語1級
英検 文で覚える単熟語 1級

英検1級 単語対策 その1

今回は私が英検1級受験前に語彙パート対策として行ったことをご紹介いたします。

普段の学習でのボキャビルは、英文記事などを読みながら知らない単語は調べ、何度か出てくるうちに自然に覚えるというやり方をしています。

しかし英検1級に合格するために単語を効率的に覚える必要があったので英検1級語彙・イディオム問題500 (以下分野別ターゲット)を使いました。分野別ターゲットは1級の語彙パートの過去問、予想問題がテーマごとにまとめられているものです。

学習方法

学習方法はシンプルです。何度も問題を解いて覚えるというだけです。
見開きの左側に問題、右側に解答と解説があるので、スキマ時間で1ページだけ…という勉強もやりやすいです。
単語帳を作ったりはしませんでした。単語帳を作る時間が勿体無いですし、問題集1冊持ち歩いておけば済むのでそちらの方が楽です。
間違ったものには印を付けておくと、効率よく復習できるのでオススメです。

この方法を選んだ理由

なぜこの問題集を集中して解いたかというと、準1級でも同じ対策で効果があったからです。
とはいうものの、最初は1級の単語は同じ方法では上手く行かないかもしれないと不安になり単語関連書籍を購入しました。
参考までに購入したものは、Pass単1級プラ単(今は「文で覚える単熟語」になっています)キクタン Super12000速読速聴英単語Advanced出る順で最短合格!英検1級1100 Words You Need to KnowInstant Word Power , 1000 Most Important Words, Basic Word List などなど、ちょっとしたボキャビル図書館ができそうです。読んでいただいている方が苦笑いしている姿を想像できます。

キクタン 出る順1級は単語そのものを覚えるにはとても良い単語集だと思います。単語を覚えようとしている人の気持ちをよく考えて作ってあることが伝わってきます。

実際にとても覚えやすかったのでキクタンの単語はほぼ一通り覚えられました。(でる順はiPhoneアプリで半分ほど消化しただけですが。)

しかし過去問を解いてみて感じたことは、

英検1級の語彙パートは、問題文自体が難しい

ということです。

英検はTOEICと違い、全てが単語の意味をきちんと理解していないと解けない問題ばかりです。問題文を読んで全体の意味をきちんと把握した上で適切な単語を選ぶ必要があります。しかも語彙パートは15分以内で解いておきたいので1問30秒程度で解かねばなりません。単語の意味だけ知っているだけでは短時間で解くことは難しいかもしれない…と思った時点で、やはり準1級対策と同じように分野別ターゲットを使って、単語の意味も覚えながらすばやく問題文を読み取る練習をすることにしたのです。

まとめ

英検1級に出題される単語は難しいものが多いですが、問題文も簡単なものではないので、問題を解くリズムをつかんでおく必要があります。

単語だけ覚えるのではなく、語彙パート全体の進め方を考えた対策をしてください。

1級に出題される単語はマニアックだと言われることがありますが、英語記事、雑誌、洋書、映画、ドラマ…と色々なところで遭遇します。単語を覚えることだけに集中するのではなく、並行して色々なものを読んで、聴いて、覚えた単語と出会う機会を増やしていくことで定着させていきましょう。

英検1級語彙・イディオム問題500 (英検分野別ターゲット)

二次試験を視野にいれた英検1級1次対策 

英検1級筆記試験対策として、まず受験者が何とかしないといけないと考えるのは、パート1の語彙問題ではないでしょうか。この難解な語彙問題、試験の一番最初にあって配点も25点と高いために、受験者が重点をおいて学習を始めやすいパートだと思います。

 

でもちょっと待ってください!次の試験日までにパス単を何回まわせば・・なんて単純計算していませんか?確かに語彙力がなければ、その後の読解問題にも苦戦することは確実です。けれども、1級に合格するために単語集を中心に回していたのでは、読解、リスニング、作文からなる1級に到底太刀打ちできません。

 

また、1次試験に合格したら、1ヶ月もしないうちに2次試験がやってきます。ストレスの多いスピーキング試験、出来れば1発で合格したいですよね?

まずは相手をよく知ろう

まずは英検ホームページの過去問を試験本番の時と同様に筆記試験100分、リスニング30分で解いてみてください。

英検1級の配点は

1 語彙・熟語 25点

2 読解 空所補充 6点

3 読解 内容把握 20点

4 英作文(200語程度)28点

5 リスニング 会話文 14点

6 リスニング 一般文 20点

合計113満点で一次試験の合格ラインは毎回80点前後です。

英検1級を意識しはじめた学習者がまずつまづくのが語彙だと思います。初めて1級過去問を解いた時点で5ー6点しか取れなかった人も多いはず。 ただ、そこでやみくもに単語集や問題集を解き始めてはいけません。パス単のみに集中しても、一筋縄に覚えられるものではありません。

読解力を上げるためには毎日たくさんの1級レベルの英文を読むことが必要ですし、英作文の練習も時間がかかります。


 

対策はそれぞれ人によって違います。まずは自分に何が必要かを知るために過去問を2−3年分解きましょう。

 

次回以降、二次対策を視野にいれた一次試験対策の学習方法についてご紹介したいと思います。

 

 

文法問題集の選び方


精読シリーズでは、精読で文法事項を確認する重要性について書かせていただきました。私自身、生きた文章の中で文法に出会うのが最も理想的だと考えますが、反面、それですべての文法事項を身につけようとするものは現実的ではないとも思っています。

自分の経験を振り返ってみると、実際に力がぐんと伸びたと感じた予備校非常勤講師時代には、ものすごい数の文法問題集に取り組んできました。

精読で文法事項に出会うこと、問題集で文法知識の穴をつぶしていくこと。この二つを並行して取り組むことで、スパイラル式に力が付いていったように思います。精読の際に、「あ!こないだ問題集で見た事柄だ」とうれしい発見があったり、また逆のパターンもあり。どちらかに偏るのではなく、同時進行でやっていったことが大きいと思います。

そこで今回は、数多く問題集を解いてきた経験を活かして、問題集の選び方について書きたいと思います。
文法問題集と一口に言っても、その中身は千差万別です。
中学用、高校用、もしくは高校の中でも初級・中級・上級など、相対的なレベル分けはしてあると思うのですが、自分に合うレベルの問題集がどのようなものなのか、なかなかパッと判断するのは難しいと思います。
今回は、問題集の「出題形式」に着目して、レベル別に分類し紹介することにします。
出題形式を確認することで、ここで紹介する以外の問題集を選ぶ際にも、参考にしていただけたらうれしいです。

(以下、番号順に初級~上級の順で書いていきます。)

大人になってからのやり直し英語など、基礎から確認したい方に

1.問題が分野別に収録されているもの
初級のもの。同じ分野別でもいきなりロイヤル英文法問題集など、ものすごく細かいところまで突いてくるものは、この段階では不適切。
最初の確認の段階では、薄ければ薄いほどよい。
(開始レベルによって、中学用、高校用と選ぶとよいと思います)

基礎は一通り押さえてある方、抜けている部分を確認していきたい方に

分野別の問題集を終えたら、次は問題が分野別になっていないものを選んでください。

2.四択
TOEICのリーディングで嫌というほどお目にかかる形式です。
センター試験過去問集は、過去10年分など収録問題のボリュームの割には価格がお手頃なのでお勧めです。(読解部分でも利用することができます。使い方に関しては機会を改めて書きたいと思います)
(例)センター試験 第2問、大学受験用問題集、TOEIC用問題集 (PART5)

【おすすめ】
全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)
↑★解説の分かりやすさが素晴らしいです。

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.4〉

3.四択で不適当なものを選ぶもの
4つの選択肢すべての知識がないと正解を選べないので、普通の四択より難易度が上がります。
(例)旧TOEFL形式

読むための文法から、書くための文法へ

4.整序英作文
与えられた語句を並び替えて、英作文をする問題です。複数の文法知識・語句の使い方を組み合わせて解きます。自分で英作文をする前のステップとして利用できます。(個人的にはもっともやりがいのある問題だと思っています)
(例)センター試験 第2問
↑★整序英作文用の問題集もありますが、センター試験の整序英作文が、文法事項の盛り込まれ方が絶妙でイチオシです

5. 和文英訳 (自由英作文除く)
自分で文法知識(+語句の使い方)を総動員して、文を組み立てる練習です。
問題集は、複数の解答例が載っているものが望ましいです。
(例)大学入試用

【おすすめ】
毎年出る頻出英作文
↑★各問題に複数の解答例が載っており、自分で答え合わせがしやすいです。

お勧め文法書  その3


「おすすめ文法書」シリーズ第3回。今回はなぼむしが担当させていただきます。

私にとってのやり直し英文法

私が文法学習をやり直したのは、予備校の英語非常勤講師の職に就いた時です。その時の英語資格は、TOEIC810, 英検準1級。英検取得のために駅前留学をしていたので、英語には触れ続けていたつもりでいました。

それなのに、いざ教え出してみると、文法の説明が全くできない。「ここはどうしてこの形が入るの?」と聞かれても、言葉が出てこないのです。今まで感覚で解いていたことを、文法用語を使ってきちんと説明しなければいけない。今思えば、教える仕事に就く限り当たり前のことだったのですが、当時の私は面喰らいました。

まず、上司に勧められた英文標準問題精講を1冊仕上げ、文法の全体像の復習から始めました。この本は旺文社の精講シリーズの中でも難易度がもっとも高く、この本を最後まで解けたことは、かなりの自信になりました。ただ、エミコフさんが前回書いているように、やりなおし初回でこのようなヘヴィな問題集はお勧めしません。あくまで、全体像を振り返るという目的で、薄めの問題集を仕上げるのがよいと思います。

その後も文法関連の問題集は、十何冊と解きました。文法問題集については、次回詳しく書かせていただくとし、今回は文法書について書かせてもらいます。

考え方を学ぶFOREST、事典として使うロイヤル英文法

私が使っていた講師時代に使用した文法書は、総合英語Forestロイヤル英文法の2冊です。

どちらの本も、短期間で読んだのではなく、講師をしていた通算5年に渡って、何度も何度も読み返し、分からないところをつぶし、自分の血肉としていきました。

この2冊。用途は全く違います。FORESTのほうは、生徒に文法を分かりやすく説明するため、ロイヤル英文法は、生徒に分からない問題を聞かれた際の確認のために使いました。

自分は、教えるという目的でこの2冊を使ったわけですが、用途としては、通常の学習者の方にも同じやり方で使っていただきたいと思います。

FORESTのほうは、親しみやすく、かつ分かりやすいイラストが付いています。時制や関係詞の概念など、文章だけで読んでいてもなかなかつかみにくい、「考え方を理解する」のに大変役に立ちます。以前、精読シリーズ第2回第3回で述べたような、動詞周りの文法事項、考え方を理解しなくてはならない文法事項の確認に、もっとも適していると思います。

ロイヤル英文法に関しては、そのすべてを丸暗記しようとするのはナンセンスです。あくまで、分からないところの確認をするための事典として使うべきだと考えます。TOEICの文法問題、大学受験の文法問題。どんな重箱の隅をつつく文法事項でも、ロイヤルを開けば正解にたどりつけます。そういう意味ではものすごく頼りになりますが、これを全部覚える必要はありません。逆に、すべてを解説してくれている分、どこが本当に押さえるべきところなのか見失う危険さえあります。

文法書と携帯電話のマニュアル

英語における文法書は、携帯電話のマニュアルと非常に似ています。

携帯電話本体が、実際に存在する英語の文章。(一つの文ではなくて、絵本、小説、新聞記事など、まとまった文章のかたまりのことです)そして、マニュアルが、文法書。

新しい携帯電話を買って、その箱を開けたとき・・・あなたは携帯本体とマニュアル、どちらを先に手にとるでしょうか。

「何百ページにもわたるマニュアルを読んで、すべて理解してから、やっと携帯本体に触れる。」

この答えに違和感を感じられた方は、きっと私の言いたいことを理解してくださるはずです。

ほとんどの方は、実際に携帯電話を手にとって、いろいろ試してみることと思います。新しい機種を手に入れた喜びに、ワクワクしながら。目の前にあるこの英文を読みたい。理解したい。その気持ちと似ていませんか?

そして実際に触ってみて、「この機能はどのボタンを押して使うのかな?」と思った時、初めてマニュアルを開きます。この文を読みたいけれど、文法構造がわからない。その時になって、文法書を開く。

同じだと思いませんか?

まとめ

考え方を理解するためのFOREST, 事典として分からないことを調べるためのロイヤル英文法。用途によって使い分けてください。その際、短い期間で一気に読み終えようとせず、実際の英文の中で分からない事項に出会ったら、何度でも開いて調べるようにしてください。

総合英語Forest 6th edition

ロイヤル英文法―徹底例解

やり直し英語で、初めて英文法を復習しようとしている方は、これら2冊を開く前に、薄め(自分で易しいと感じるくらいの)問題集を解いておくことをお勧めします。(どういう点が分かっていないのかを、前もって確認するため)

問題集に関しては、次回記事で、お勧めや選び方について書かせていただきます。

お勧め文法書 その2

文法書シリーズ2回目はエミコフが担当します。

私は小学校高学年の時に英語教室に通い始め、持ち前のいい加減な性格もあって「これはこういうもんだ。」とあまり文法を気にしていませんでした。高校生になると同じ教室の授業が受験を意識した週1文法、週1英文読解という構成になりました。そこで文法をきちんと勉強したつもりになっていたので、4年前に英語の勉強を再開した時はそれほど危機感も抱いていませんでした。準1級合格後に「わかってるつもり」の文法では1級はヤバいかもしれない…と急に不安になりロイヤル英文法とその問題集を購入しました。

そして挫折。

Yukoさんが前回記事でオススメしてくれていたEnglish Grammar in Use も購入。

そして挫折。

原因を考えてみると、まさにYukoさんが記事中で指摘されているように「あまりに丁寧にやりすぎた」からです。
出てきたことを全て文法書で調べ直す。例文をノートに写す。単元ごとに要点をまとめる…などと、ただでさえちょっとつまらなく思える文法学習をさらに苦行のようにしていました。時間を使って一生懸命学習ではなく作業をしていたのでした。

失敗を繰り返さないために考えたことは、「自分の目標」「自分の性格」です。
目標である「スピーチ、ライティングの際の致命的な文法ミスを無くしたい。」を達成するために、小難しいことをせずに一通りの基本を復習する必要があると考えました。
次に、人に英語を教える時にきちんと文法の説明ができるようになりたかったので、用語を覚えるためにも日本語の文法書を使うことにしました。
そして自身の「飽きっぽい」「面倒臭がり」「調子に乗りやすい」という性格から、挫折しないためには直接書き込みができる短期集中タイプの物を選ぶ必要を感じました。

そこで選んだ方法が「大学受験用の薄っぺらい問題集を何冊も解く」方法です。


英文法―高校初級・中級用 (発展30日完成 (1))

そこはかとなく漂う昭和の香り、味気ないレイアウトなど最近の問題集と比べると見劣りしますが、ワンコインで買える手軽さの割に内容は十分です。
解説が少ないと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、そこで本棚のForestやロイヤル英文法を活用してください。

問題集のレベルは初級〜中級で十分と思います。
2週間完成、30日完成というものが多いので期間限定で集中できますし、単元ごとのボリュームが少ないので文法学習だけに時間を取られてしまうことがありません。
私は文法を6冊、英語構文を2冊解きました。
すべて解いた問題集が一冊、また一冊と増えていくとその都度達成感を得られてモチベーションも維持できました。

まとめ

良い問題集はたくさんありますが買っただけで解かなければ何の役にも立ちません。
問題集の良し悪しだけで選ぶのではなく、自分の目標、自分の性格に合ったものを選んでみてはいかがでしょうか。

英文法・語法―高校初級用 (集中2週間完成 (1))

高校用/トレーニングノートα英文法―基礎をかためる

英語構文―高校初級・中級用 (発展30日完成 (4))

大学入試/速修パワーノート英語重要構文〈基礎〉―合格へ!!基礎力完成→130題

 

お勧め文法書  その1

数ある文法書の中から自分にあったものを選ぶにはどうしたらよいか、迷うところだと思います。今週は、私たち3人それぞれのお勧めの文法書を紹介します。3人とも英語を勉強する目的や方法が違うので、学習目的別に文法書を選ぶ参考になればと思います。

私のお勧めは Basic Grammar in Use with Answers : Self-Study Reference andPractice for Students of English (Grammar in Use Series) です。この本は、難しい文法用語を覚える必要はない、英語は使えればそれでいい、という方にお勧めです。平易な英語がで書かれているため、漢字だらけの和書よりも理解しやすいと思います。ただし、かなりのボリュームがあるので、途中で挫折する可能性も高いです。

Grammar in Use を使って勉強する際にいくつかポイントがあると思います。まず第一に、凝りすぎて途中で挫折しない、ということです。綺麗にノートにまとめたり時間をかけすぎたりすると、最後までたどり着かないうちに嫌になってしまったり、リーディングやリスニングなど、他に時間がをかけるべきところにしわ寄せがきます。まずは期限を決めてざっくりと最後まで通してやってみることが大事です。

次に、文法書のみに集中しないということです。文法書を読む作業は根気を要しますし、説明だけで文法構造を完全に理解するのは困難です。文法書を勉強しつつ、同時期にリーディング、リスニングをすることで、実際の場面での使われ方を確認することが出来ます。文法書で学んだことに精読などで出会うことで、定着率があがります。

英語を学問として勉強している方や、英語の先生以外の普通の学習者にとっては、あくまでも文法書は英語学習の主役ではなく、副読本という位置づけで良いのではないでしょうか。文法書に書いてある事が完璧に覚えられなくても、数多くの実例にあたっていくうちに、感覚的に理解できることも多いと思います。

Grammar in Useには、初級編、中級編があります。この二つは中身が重なっている部分もありますが、どちらも中学校、高校で習う内容をカバーしています。初心者や中級者が学校で習った文法内容を確認したり、記憶があやふやな部分を学び直すのによい教材です。わからないところがあっても、そこでひっかからずに、説明文を読み、問題を解いた後で印をつけておくとよいと思います。その時は理解できなくても、寝かせておいて間をあけてから振り返ると、経験値が上がったことで理解できる部分が増えていることもあります。

まとめ

Grammar in Useは、初級者〜中級者で、中学、高校の文法をおさらいしたい方にお勧めです。練習問題がふんだんにあるので、あまり時間がをかけず、早い時期にざっと通しでやっておくことをオススメします。細部にこだわらず、まずはざっくり文法のルールを学びます。そして、同時に多読や精読も行いつつ、学習内容の定着を図ります。英語学習が進んで、Grammar in Use では物足りなくなった時は、成書を用意し、レファレンスとして用いればよいのではないでしょうか。

お知らせ ライティング強化企画

リスニング強化月間に引き続き、ライティング強化企画を立ち上げたいと思います! 方法はリスニングの時と同様、目標設定や達成期間は各自におまかせして、ライティング語数をTwitterで報告、ブログに載せた場合はリンクを掲載するというものです。ブログをお持ちでない方で、書いたものを公表したい方は、ヴァーチャル英語部内に、英作文発表スレッドがあります。ライティング語数を計測し、設定した期間内に目標語数に達するよう一緒に頑張りませんか?

ライティングを上達させる為には、コンスタントに書き続けること、添削してもらい、間違いから学ぶことが大切です。上達するためには、ある程度の時間が必要ですので、仲間とともに楽しく継続できる企画になれば、と思っています。

今回もエミコフさんに共通目標達成証(バナー)を作成してもらいました。1000 words ごとに配布予定です。参加ご希望の方は、こちらのコメント欄に参加表明していただくか、Twitterのハッシュタグ#WReport あてに、語数の報告をしてください。

バナーを表示する場合は下記の各バナーのソースを、表示させたい箇所にコピー&ペーストして下さい。画像をダウンロードしていただく必要はございません。(ブログの仕様によっては表示されない場合もあるので、そのような時はご連絡下さい。)

<a href="http://100wishlist.com/?p=744"><img src="http://100wishlist.files.wordpress.com/2010/08/wr1000.jpg" alt="ライティング強化企画1000時間" height="100" width="150" border="0"></a>

 

 

<追記>バナー2000~10000を追加しました。ライティング語数が目標に達しましたら、それぞれの時間のソースをバナーを表示させたいところにコピー&ペーストして下さい。画像をダウンロードしていただく必要はございません。(ブログの仕様によっては表示されない場合もあるので、そのような時はご連絡下さい。)

<a href="http://100wishlist.com/?p=744"><img src="http://100wishlist.files.wordpress.com/2010/08/wr2000.jpg" alt="ライティング強化企画2000時間" height="100" width="150" border="0"></a>


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<a href="http://100wishlist.com/?p=744"><img src="http://100wishlist.files.wordpress.com/2010/08/wr3000.jpg" alt="ライティング強化企画3000時間" height="100" width="150" border="0"></a>


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<a href="http://100wishlist.com/?p=744"><img src="http://100wishlist.files.wordpress.com/2010/08/wr4000.jpg" alt="ライティング強化企画4000時間" height="100" width="150" border="0"></a>


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<a href="http://100wishlist.com/?p=744"><img src="http://100wishlist.files.wordpress.com/2010/08/wr5000.jpg" alt="ライティング強化企画5000時間" height="100" width="150" border="0"></a>


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<a href="http://100wishlist.com/?p=744"><img src="http://100wishlist.com/wp-content/uploads/wr6000.jpg" alt="ライティング強化企画6000時間" height="100" width="150" border="0"></a>


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<a href="http://100wishlist.com/?p=744"><img src="http://100wishlist.files.wordpress.com/2010/08/wr7000.jpg" alt="ライティング強化企画7000時間" height="100" width="150" border="0"></a>


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<a href="http://100wishlist.com/?p=744"><img src="http://100wishlist.files.wordpress.com/2010/08/wr8000.jpg" alt="ライティング強化企画8000時間" height="100" width="150" border="0"></a>


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<a href="http://100wishlist.com/?p=744"><img src="http://100wishlist.files.wordpress.com/2010/08/wr9000.jpg" alt="ライティング強化企画9000時間" height="100" width="150" border="0"></a>


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<a href="http://100wishlist.com/?p=744"><img src="http://100wishlist.files.wordpress.com/2010/08/wr10000.jpg" alt="ライティング強化企画10000時間" height="100" width="150" border="0"></a>


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ブックレビュー:英語資格三冠王へ


英語資格三冠王へ! (アスカカルチャー)

この本は2004年に発行されたものでそれ程新しいものでもありません。しかし英検1級を受験する際にとてもやる気をもらった本なのでご紹介します。
このタイトルにある英語資格三冠とは、TOEIC 900点、TOEFL 250点、英検1級を意味しています。

私がこの本を読んだのは、英検準1級に合格して次は1級だ!と思った時でした。
あの頃は1級合格を目指すと決意したものの、何から手を付けて良いかも分からなかったため、とりあえず旺文社の問題集で英検1級と付くものは全て買ってみたり、勉強法などが書いてあるウェブサイトやブログを読み漁っていました。
そこで何人かの人がバイブル的存在としてこの本を挙げてらっしゃったのです。「私も読まなければ!」と藁にもすがる思いですぐにAmazonで購入しました。

本書はタイトル通り英語資格三冠の取得を目指す本であり、特に英検1級だけに特化した内容ではありません。
しかし、生半可な気持ちでは合格できないということを具体的な勉強時間数や実際の生徒さんへのアドバイスを紹介することで示してくれています。筆者がかなりの努力家のようなので、コツコツと日々の学習を積み重ねることが重要であるということが伝わってくるのです。
どのような勉強法が良いか、この本は役立つという情報もあり非常に参考になります。

一見延々と試験の内容や勉強方法ばかり書いてあるようですが、語彙、リスニング、リーディング、ライティングそれぞれの分野の試験別の対策と練習問題も収録されています。これらの問題を解くことで(目を通すだけでも)、どの程度のレベルが求められるのかがよく分かります。

しかしこのスタイル(読み物部分+問題集)は賛否両論あるかもしれません。問題集としてはボリュームが少し物足りず、指南本として集中して読んでいると途中でドリルが挿入されていて集中できないと思う方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、勉強法の部分だけ最初に読んでしまって、その後に問題集部分に取り組むという方法を取られるといいかもしれません。実際に私はそのようにしました。

読めば必ずモチベーションが上がる本として受験前には何度も読みました。全ての方法に納得していた訳ではありませんが、自分に合う方法に工夫していく楽しみもあります。(途中でTOEICの禁止行為を勧めるかのような箇所があり、そこだけはどうしても受け入れられませんでしたが…)
この本を読んでいると、楽な方法などない!グダグダ言っていないでとにかくやらなければ!と思えてくるのです。

特に英検などに合否がハッキリ出る試験は相当のプレッシャーがかかります。このようなモチベーションを上げてくれるような本を数冊準備しておくことも一つの試験対策ではないでしょうか。

ライティング管理アプリ WordOne

ライティング力向上のカギはとにかくたくさん書いて練習すること! ライティング管理が簡単に出来てモチベーションUPにも役立つ、かわいいiPhoneアプリを紹介します。

WordOne – RookSoft
WordOne Lite – RookSoft

WordOneはライティングプロジェクトを管理するアプリです。何月何日までに何 words 書く、と目標を設定すると、現在の進捗状況、一日あたり何語ずつ書けばいいのかがわかります。

まずはプロジェクト登録画面です。

230円の有料版WordOneでは、複数のプロジェクトを同時に管理できます。無料のLiteのほうでは、一度に管理出来るのは一つのプロジェクトのみです。ここでは、英作文下半期というプロジェクトを作成し、12月31日までに1万語と目標を設定します。

英作文を書いたら、何語書いたか記録していきます。

プロジェクトの進行具合がグラフで示されるので、進み具合を一目で把握することが出来ます。

そして便利なのがコレ!

残り日数、一日あたり何語ずつ書くべきかが計算されています。これで、期限間近になってから慌てることがなくなります。

有料版とLiteの違いは、管理できるプロジェクト数のみです。三ヶ月毎、半年毎などに目標を設定する場合などは、前回の記録が残っていたほうがペース配分がわかってやりやすいと思うので、複数の記録が管理出来る有料版がいいと思います。

後回しになりがちな英作文を軌道に乗せたい時にお勧めです。

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