Archive of ‘リーディング’ category

レベルにあった英字記事が読めるサイト: Lexile リーディングガイド

英字記事はレベルにあったものを読むべき。
そうはいっても、どれが自分のレベルに合っているのかは、なかなか判断が難しいところだと思います。

実は、何から読もうか迷っていらっしゃる方に、とっておきのサイトがあります。

Lexile リーディングガイドとは

そのサービス(無料)は、Lexile リーディングガイドといいます。
このサイトはTOEICが受験者のリーディング向上力のために提供しているサービスで、利用するにはまず、TOEICを受験していること(=TOEIC SQUAREに登録していること)が必要となります。

サイト内の説明によると、Lexile指数とは、”米国ノースカロライナ州の教育測定会社MetaMetrics®社が開発した、「リーディング能力」および「文章の難易度」を示す指標”
とのこと。世界的に使われている信頼のおける指標のようです。

※TOEICリーディングスコアとLexile指数の関係については、こちらのページでご確認ください。

実際に使ってみた

どのような記事を提供してくれるのか知りたいと思い、私も実際に登録してみました。

登録ページ

TOEICの受験年度やリーディングのスコア、興味分野などを入力するだけで簡単に始められます。

(1)トップページ。青枠の中に、リーディングスコアから導き出されたLexile指数、興味ジャンルなどが表示されています。

(2)ページ下部にスクロールしたところ。おすすめの英字記事、さらにレベルにあった洋書も表示されています。

(3)実際に記事を選んで開いた画面。読み終えたら、終了ボタン(青枠内)を押します。

(4)ジャーナルという「これから読みたい記事」「読んだ記事」を保存しておける機能があります。
(2)の画像内の各記事の下部にある「ジャーナルに保存」を押すか、(3)のように記事を読んだ後「終了」を押すことで、ジャーナル内に保存されます。
保存した記事は、未読と既読でフィルターをかけて表示ができます。(青枠内)

このように使うのがおすすめ

実際にしばらく使ってみた感想ですが、最初に読む記事を選ぶきっかけとするのに、とてもよいサイトだと思いました。

ただ、記事が頻繁に更新されるわけではないこと、記事媒体が限られていることから、慣れてきたら、直接自分で記事を選ぶようにしていくほうがいいでしょう。

このサイトでどのような媒体が自分のレベルに合っているのかを知り、今度はその媒体のページ(例:CNNやHuffington Post)で直接興味のある内容の記事を検索して読んでいくようにする。そのような使い方をお勧めします。

レベルにあった記事がわからず困っていらっしゃる方は、ぜひこのサイトを試してみてくださいね。

Lexile リーディングガイド

(記事媒体の数も多く、他にも読んだ単語総数を記録したり、読むのにかかった時間を測定できる便利機能がついた有料サービス、Engaging Englishもあります。こちらのページ下部の説明をご覧ください)

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英字記事を読めるようになる方法 (2)単語を覚えてから読んだ方がいい?

英字記事を読んで、全く意味が取れない。
「単語がわからないから読めないのだったら、覚えたらきっと読めるようになるはず」
そのように考えていらっしゃる方も多いのではと思います。

「語彙を完璧に仕上げてから、読むほうに取り掛かる。」
「たくさん読んで読解力を身につけてから、語彙を増やす。」
皆さんならば、どちらの方法を選ばれますか?

「単語が分かれば意味が取れる」の落とし穴

実は、今回、大変意地悪な質問の仕方をしました。「どちらが」というふうに聞けば、必ずどちらか一方だと思われることでしょう。
実は「単語を覚えること」と「たくさん読んで読解力を身につけること」、この2つは「片方だけを優先的に行って、それが完璧になったら残りのほうに手をつけよう」という性質のものではありません。

特に自分が指導してきた経験の中で、「まずは単語を」と考えてしまう方を多く見てきたのですが、これが一番危険です。たとえその文章に出てくる単語を全て知っていたとしても、文の構造の取り違え一つで、全く訳ができない、意味が取れないということは充分に起こり得るのです。

そして、単語を覚える過程では、必ず「文章の中で単語に出会い、記憶を定着させる」という作業が絶対に必要です。
例えば、単語集だけ、問題集だけで単語を習得しようとしても、ある程度までは「丸暗記」で対応できるかもしれませんが、絶対に英字記事を読むのに必要な語彙レベルまで持っていくのは不可能なのです。

どうせはまるなら、読むことにはまろう

どちらか片方だけではいけないのだけれど、どうせどっぷりと集中して行うならば、実際に読むことに力を入れたほうがいい。
自分の経験から、切にそう思います。

前回の記事でも触れましたが、私が英字新聞を読めるようになった過程は、英検1級の対策をし合格した過程とぴったり重なります。
もちろん1級対策そのものが効果的だったのも事実なのですが、では1級に合格できる力をつけるために何が役に立ったかと問われれば、間違いなく「大量の文章に取り組んだこと」が挙げられます。

私は1級受験までの4年間、大学受験予備校で教えていて、そこで教科書、大学受験用の長文問題など、数多くの文章を読んできました。(メインで受け持っていたのが授業形式ではなく、学生が持ってきた好きな教材の質問に答えるレッスンだったため、その分、触れた長文の数は皆さんが想像されるより多いと思います。)

この期間にたくさんの文章を読むことで身につけた「文構造に基づき文を訳す力」、「質問で聞かれた箇所の答えを素早く探して読む力」があったおかげで、英検1級を初めて受験した際、語彙は目も当てられない点数(8点)だったのが、読解パートだけは合格者の水準に達していました。

そこで初めてボキャビルに集中的に取り組み、最終的に合格を手にすることができました。そして、一級語彙が当たり前のように登場する英字記事をスムーズに読むことができるようになったのです。

誤解を生まないように補足しておきますが、「読むほうにどっぷり力を入れた」といっても、この間、全く単語を覚えなかったわけではありません。 長文というものは読めば何かしら分からない単語が出てくるはずで、実際指導にあたっていた時も、ポツポツと分からない語句は出てきていました。そういう語句が出てきたときには、必ず辞書で調べその場で覚えるようにしました。仕事上、もう二度とその単語を忘れてはならないとプレッシャーもありましたから、ある意味、ただのボキャビルよりも必死に単語に立ち向かっていたと思います。

まとめ

ついつい思い出話が長くなってしまいました。

まとめると、
「語彙力を完璧にしてから読もう」ではなく、「たくさん読んで読解力を身につけよう。ゆるぎない読解力の上に、英字記事を読むのに必要な語彙をプラスアルファしていこう」
それに尽きます。

今回は少し抽象的なしめくくりとなりました。
一口に「たくさん読む」と言っても、レベルを考えずに素材を選んでしまって適切な方法で読むことができなければ、また私が前回書いたような失敗に陥るだけです。
次回の記事では、「まずは飛び込んでみたい」「英字新聞を読むことから始めたい」と思っていらっしゃる皆さんに、より具体的な提案を書かせていただきたいと思います。

ぜひご期待ください。

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英字記事を読めるようになる方法 (1)私の失敗談

私が英語を学習し続けてよかったと思うことの一つに、「英字記事が読めるようになった」ことが挙げられます。
「新しい情報をいち早く得られること」、「日本語ソースでは得られない情報を得られること」、「新しい視点を得られること」・・・英字新聞を読めるようになったことで、見える世界は大きく広がりました。

今回からのシリーズでは、英字新聞を英語学習に取り入れることについて書いてみたいと思います。今日は、私自身が初めて英字新聞に取り組んだ時のことを振り返ってみたいと思います。

初めて読んだ記事について ~回顧録~

結論から言えば、私の英字記事初挑戦は、今振り返ると大失敗でした。
なぜ失敗だったか、原因考察は次の章で行うとして、当時の状況について少し振り返ってみたいと思います。

私が初めてしっかりと英字記事に取り組んだのは、2004年1月のことでした。当時、英字記事がネットで読めることを知り、嬉々としてプリントアウトしたことを覚えています。

当時は深い考えがあって英字記事を読もうと思ったわけではありません。「英字新聞が読めたらかっこいい」くらいのミーハーな気持ちでした。大学生の時にTIMEを購読して、1記事も読まないまま全号捨てた前歴があったので、もしかしたらその悔しい気持ちがどこかに残っていたのかもしれません。

2004年といえば、英検準1級合格から約4年。TOEICの点数は800点台前半を前後していた頃。そして、予備校での文法や英文解釈の指導を始めて3年ほどたった頃です。
当時、仕事での経験から「文法知識を元に構文をとる力」は、準1級合格時より格段に上がっていたと思います。

それでも、全くスムーズに読めることはなく、出てくる単語出てくる単語を辞書で調べ、文の訳をメモし・・・何時間もかかって、最後まで仕上げた記憶が残っています。

なぜ失敗したのか

実は、その初挑戦の記事、手元にプリントアウトしたものが残っています。

選んだ記事は、The Japan Timesのもので、韓国の経済政策についてグアテマラの大学教授が寄稿した記事でした。

(原本。誤りなども当時のまま掲載しています)

なぜ読めなかった(長時間かけて精読したにも関わらず、たいして理解できた気がしなかった)かについては、以下の3つの原因が考えられます。

まず1つ目は、分からない語彙が多すぎたことです。
ある英語関係の方から聞いた話では、「文章の中の単語を7割以上知っていれば推測して大意をとることができるが、7割を切ると推測も難しくなる」とのこと。
パッと見たところ完全に7割は切っていて、文によってはたった一文に7語も分からない単語が含まれていました。
これでは、一読して意味をとるのは不可能です。

2つ目は、全くなじみのないジャンルを選んでしまったことです。
その当時も(そしてその後も・・・)韓国の経済政策に興味を持ったことは一度もなく、なぜその記事を選んだのか、自分でも意図が分かりません。
1つ目でも書いたように、分からない単語だらけなのを一つ一つ辞書で調べましたが、それでも意味が分からない。その多くは経済に関する専門用語でした。
経済に関する知識もほとんどない自分には、日本語にしても書いてあることを理解するのは困難でした。

そして3つ目は、選んだ記事の形式、ソースが自分のレベルに合っていなかったことです。
この記事に関して言えば、大学教授の書いた論文(エッセイ)ということで、事実だけを淡々と述べるニュース記事とは性格が異なります。この教授がどういう主義・主張を持っているかは、その記事だけでは想像のしようがありません。
そして、記事の長さは800~1000語ほどありました。これも初挑戦で読むにはあまりに長く、同じ集中力を持ったまま最後まで読めたとは考えにくいです。

The Japan Timesが英検でいうとどの級のレベルに当たるのか、ずっと後になってから知りましたが(参考リンク)、以上3つの要素から考えて、全く当時の自分のレベルには合っていなかったことだけは明らかです。

その後の取り組み

手元にあるプリントアウトした記事のファイルを見てみると、しばらくは同様の「よく分からない」基準での記事選択が続きました。
なぜか日露戦争に関する記事(先ほどよりも長い2000語以上に渡るものでした)に取り組んでいたり、その後も迷走は続きます。

詳細についてはまた記事を改めたいと思いますが、その後の試行錯誤を経て、TIMEが読めると感じられるようになったのは、英検1級取得前後。この「迷走時」からおよそ3年後のことです。さらに英字記事への取り組みは続き、現在では国連英検特A級取得のため「情報を得るための英字記事読解」にシフトしています。

失敗を反面教師に・・・

話を元に戻します。
3つの理由で失敗してしまった英字記事初挑戦でしたが、これから英字記事を学習に取り入れようとしている皆さんには、私の失敗を反面教師にしていただければと思います。

つまり、

・分からない語句が多すぎず (=知っている単語が7割以上)
・自分になじみのあるジャンルで
・レベルにあった記事を選ぶ

こと。この3つに尽きます。

次回からの記事では、具体的にこれら3つのことに気をつけて学習を進める方法について書きたいと思います。

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Kindleを英語学習に使い尽くす!

前回になぼむしさんがKindleでの洋書の読みやすさ、集中しやすさなどについてご紹介いたしましたが、今回は洋書に加えてさらにKindleを英語学習に利用していく方法を過去記事の紹介も含めてご紹介します。

書籍だけではない

KindleではAmazonで購入する書籍以外も読むことができます。
テキストやPDFファイルをパソコンに接続したりメールを使ってKindleへ送信して読むことができます。

過去にこちらの記事でCaribreやInstapaperを使ってKindleにWEB上の記事を送る方法をご紹介しています。
Kindleを使って読書量を増やす

この時はまだ日本のストアではKindleが使えなかったためAmazon.comの画面で紹介していたので、今回は日本のAmazonでのメールの設定だけ簡単に説明しますので、上記記事のアメリカ版のものと置き換えてこちらの方法で設定してください。

まずAmazonのページからKindleの設定のページを開きます。

そして左側のメニューから「パーソナル・ドキュメント設定」をクリックします。

一番下にある「承認済みEメールアドレス一覧」で登録したいアドレスを登録します。

※Caribreではソフト上で指定したメールアドレスを、InstapaperではInstapaperの設定画面で指定されたメールアドレスを設定します。

これで完了です。

読みたいものをInstapaperにまとめる→Kindleへ

先ほどの記事でInstapaperからKindleに送る方法を記載していますが、こちらもどんどん使っていきましょう。
WEBで記事を閲覧していてInstapaperに送るだけでなく、iPhoneやiPadのアプリからもInstapaperに送ってしまいます。

例えば、
Flipboardで英字メディアに触れる という記事でご紹介しているこのFlipboardというアプリ(記事ではiPad版ですが、iPhone版もあります)からInstapaperに記事を送ることができます。
私は画像を楽しみたいものをアプリ上でカラーで見て、ゆっくり読みたい記事はInstapaperに送るようにしています。
Flipboardは表示するカテゴリを選ぶ時に日本版の記事カテゴリがまず表示されますが、US版のカテゴリもメニューの下の方にあります。
twitterやFacebookのタイムラインも表示させることができるので、そちら側で色々とフォローしていればまとめて見て、Instapaperに送ることができるので便利です。

また、こちらの 自分好みに”育てる”ニュースリーダー Zite で紹介したアプリも簡単にInstapaerに記事を送ることができます。

自分の学習スタイルに合わせる

普段からあとで読むものはすべてInstapaperで読んでいる方はすべてKindleに送られてしまったりしますが、私は英語記事のみInstapaperに送るようにしています。
ご紹介したアプリ以外でもInstapaperに送れるものはありますし、ブックマークレットを使えばWebブラウザからもどんどん送ることができます。

WEB上の記事は無料で読むことができますし、毎日数を決めてInstapaperに送るようにして読む目標にしても良いと思います。手軽に集中して読めるKindleをさらに英語学習に活かせるように、ご自身の学習スタイルに合わせてどんどん活用してみてくださいね。

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【無料でリーディング学習】englishforeveryone.org

今回は無料でリーディング学習ができるサイトをご紹介します。

englishforeveryone.org

ここはタイトル部分にも書いてあるのあるのですが、printable なワークシートがダウンロードできるサイトです。
実はリーディングだけではなく他にも色々な素材があるのですが、リーディング素材だけでもとても豊富なので、本日はそこに特化してご紹介したいと思います。

細かいレベル分け

こちらの素材はK-12の生徒向けに作られています。ですから、幼稚園から高校生のそれぞれのレベルに合わせて12のレベルが揃えてあります。

例えばGRADE1はこのような内容です。

GRADE12はこのような内容です。

reading comprehension ですからもちろん内容に関する質問があります。 この質問もそれぞれのレベルでクリティカルリーディングのスキルを引き出すように考えて作られていると書かれています。
ただ漫然と文章を読んでいると理解した気になってしまいがちですが、このように内容に対する質問に答えようとすると、より深く文章を読み込もうという気持ちになれますし、答えられなければきちんと理解できていないということも分かりますよね。

豊富な素材

全て印刷ができるようにPDFになっています。
私はこのような問題はプリントアウトして問題と質問を並べて見ながら読む方が読みやすいと思っているのでこのスタイルは嬉しいです。
WEBからプリントアウトすると無駄な部分まで印刷されたりしてイライラすることもありますが、こちらはもともと印刷用にレイアウトされているので無駄がないところも良いです。

各グレードに8つの素材が準備されていますが、それぞれ質問の数や、本文のワード数が明記されているので、長さで選ぶ場合も選びやすいです。内容までは書かれていないので、それは開いてみないと分かりません。

下の方にスクロールしていくと、Short Story やInformational Passages、Technical、Role Playなどのジャンルもあります。
これらはグレードで分かれてはいませんが、Beginning level, Intermediate level, Advanced levelなどきちんと明記されています。Beginning の中でも、Low, Mid, Highに分けられているきめ細かさ!
ここまで分かれていると、自分に合ったレベルも選びやすいのではないでしょうか。

きめ細かい解説

解答がきちんと付いているのは当たり前かもしれませんが、その解答につけられている解説がとても詳しいです。
本文中のこのパラグラフにこのような表記があるので…などきちんと書かれています。もちろん英語での解説ですから、答え合わせでもリーディング学習できますね。
英語の解説を読んで学習すると、日本語での解説より分かりやすいことが多いので、このような教材はとても嬉しいです。

まとめ

レベルが色々と分かれているので自分に合わせたものが選びやすいですし、レベルを上げていく楽しみもあると思います。
そして、初級者の方から利用できるところも良いと思います。
年末年始のお休みに、まとめて取り組んでみてはいかがでしょうか。

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エッセイ練習にもつかえる大学入試用無料講座 【教育ワンダーランド@よみうり】

読売新聞といえば…英語学習者の方の中にもThe Daily Yomiuriを利用されている方が多くいらっしゃると思います。
かくいう私も1級受験前の半年間購読していました。

この読売新聞のウェブサイトの中に「教育ワンダーランド」というコーナーがあります。
このコーナーは一見子供向けに見えるのでスルーしがちなのですが、ここに「よみうり入試必勝講座 with 代々木ゼミナール」というコーナーがあります。今回はそのコーナーのご紹介をしたいと思います。

小論文コーナーを英検1級対策に利用してみる

一番上に「入試情報」と大学入試の情報が出てくるので、自分には関係無いと一瞬思ってしまうのですが、下の方にスクロールしていくと、「よみトク 小論文講座」「よみトク 英語講座」というコーナーが出てきます。
この「よみトク 小論文講座」は読売新聞の記事の一部を読んで指示された小論文を書いていくというコーナーです。(大学入試の際に日本語で書く小論文のためのものです。)

取り上げられているトピックをいくつか見てみましょう。

2012年9月号 着床前診断について
2012年6月号 待機児童と保育士不足
2012年3月号 少子高齢化について
2011年11月号 自然保護か地元民の生活か
2011年3月号 難病患者の高額な医療費
2010年9月号 「ペットの殺処分」
2010年4月号 死刑制度の是非
2009年10月号 核廃絶について
2009年5月号 「臓器移植」というテーマ
2009年4月号 地球環境問題について

「これは!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私はこれを初めて見た時に「ん?ここでは日本語だけど、これは英検1級のエッセイやスピーチのトピックの練習にならないかしら…」と思い、これらのトピックを使って原稿を書いてみました。

ここのコーナーでは実際の新聞記事が引用されています。
そして、下の方にある「解答作成のヒント」というところにとても丁寧に論理の組み立て方やどういうデータを利用するかなどが書かれています。ここを読むだけでも背景知識など勉強になるはずです。

解答例もありますが、もちろん日本語です。ですから英語のエッセイ、スピーチ原稿を書いても解答があるわけではありません。
組み立て方、データの引用方法などを参考にして自分で英文を書き、添削に出すという方法で私は利用しました。

エッセイやスピーチの原稿を書きたいけれど、ネタやデータに困っているという方はぜひ一度ご覧になってください。

大学入試レベルの問題にチャレンジ

小論文講座の横には「よみトク 英語講座」というコーナーがあり、The Daily Yomiuriの実際の記事から大学入試レベルの英語長文問題が出題されています。

解答がポンと書いてあるだけでなく、解説も付けられています。
語句の解説や全訳もきちんと掲載されているので、全訳にチャレンジしてみてもしっかり確認することができます。わざわざ問題集を買ってまで長文問題なんて解かないわ〜という方も、ちょっとした英文の理解度チェックとして試してみても懐かしい気分になれるかもしれません。

更新終了?!

この小論文講座と英語講座ですが、それぞれ毎月◯日ごろ更新と書いてあるものの、「※9月号が最後の更新になります。」と書いてあります。
最初は、今のところ9月が最後に更新したもの、つまり最新ということかと思っていたのですが、11月になった現在でも9月分までしか更新されていないので、9月で終わってしまったようです…。
とても残念ですが、今までの数年間のものだけでもチャレンジしてみる価値はあると思います。

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誤訳から学ぶ 「誤訳の構造」

先週の記事で中原道喜先生の英文読解の教材をご紹介しましたが、今週も引き続き私のお気に入りの中原先生の書籍のご紹介をしたいと思います。


誤訳の構造

この書籍はタイトル通り数々の誤訳を取り上げています。
まえがきにもあるのですが、決して意地悪で誤訳をとりあげているのではなく、誤訳から学んで誤訳を防ぐために書かれたものです。

内容

名詞、前置詞といった項目別に誤訳例が取り上げられています。
英文と訳が書かれていて、誤訳の部分に下線が引かれています。
そして、文法的な説明とどのように訳すべきかが丁寧に説明されていて、読んでいてなるほど!と思います。この解説がとても丁寧で、誤訳された語の詳しい説明とともに注意すべき点が例文とともに示されています。どうしてこれは誤訳なのかがとても論理的に説明されています。

He’s unselfish— and very considerate for a man, (以下略)
「身勝手な所がなくてーー人には思いやりがあって(略)」

このような例文がありました。
実はこのforの使い方は私もスクールでよく指摘されたのでよく覚えていたのですが、forには「〜の割に、〜としては」という意味があり、ここでは「男性の割には思いやりがあって」と訳さねばなりません。

本書ではしっかりforの使い方の例文も書かれており、それで頭に入ります。もちろんきちんと considerate のあとには of ではないとこの意味にならないということも書かれています。(名詞のconsideration の後ろには for であるとも書いてあるきめ細やかさ)

そしてこのように前置詞によって訳し方が違うものが色々例示されているので、これも参考になります。

例)
He paid the money to me. (彼は私に金を支払った。)
He paid the money for me. (彼は私の代わりに金を払ってくれた。)

いかがでしょう。全然違いますよね。

こうやって例がたくさんあげられているととてもわかり易いです。前置詞にもしっかり気を配りたいな〜と思えてきますよね。

一見問題集のような感じもしますが、読んでいると色々な発見があり、丁寧な説明と適度な長さのいくつかの例文で理解を深めていけます。

読み物のような気分でも読んでいただけるかと思います。しかし奥が深い本なのでぜひじっくりと楽しんでください。

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続編も出ています!


誤訳の典型

学習スタイルに合わせて英文読解演習 【新英文読解法】

手取り足取りの解説は必要なく、一通りの文法や構文などを網羅したものである程度の量の英文を読むことができる本をご紹介します。

新英文読解法

この新英文読解法は中原道喜先生の著書です。中原先生といえば旺文社の精講シリーズで受験生時代にお世話になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらの書籍は受験生用に特化して書かれたものではなく、帯にもしっかりと「学生・受験生・社会人用」と表記されています。

内容

まず初めに読解力基礎テストから始まります。
テストといってもスコアを出すようなものではなく、日本語訳(二通りに解釈できる文章を訳したり、文型を答えるような問題)をしたり、小話のオチを説明したりしながら間違いやすいポイントに引っかかっていないかを確認するようなものです。

そしてそのテストの後はいよいよ読解問題です。
こちらは3パートに分かれています。

パート1はBasic Pattern として、20〜30ワード前後の短文が100題、「無生物主語」「強調構文」のように文法によってまとめられたものが用意されています。
基本的には見開きの左側に英文、右側に日本語訳が書かれており、文法ごとにまとめて語句、文法の説明などがされています。問題文の下に語句の解説が付いているのが邪魔だと思う方には良い構成ですね。

パート2は Selected Passagesとなり、少しだけ文章が長くなります。とは言っても長くても100ワード程度です。ここでは70題用意されています。パート1と同じく見開きの左側に英文、右側に日本語訳、数題まとめて語句の説明という構成です。

パート3は Extensive Readingということで英文は200〜300ワード前後のものになります。ここでは30題ありますが、パート1,2と同様に左側に英文、右側に日本語訳、10題ずつまとめて語句の解説になっています。

いずれのパートも注意すべき点は書かれていますが、入試用問題集のように細かい説明はされていません。基礎的なものは一応理解しているという前提なのでしょう。一部の語法、構文については問題とは別に取り上げて説明があります。

文中に使用されている単語は英検準1級や1級を目指してボキャビルしている方なら特に難しいとは感じないはずです。

多岐に渡るコンテンツ

使用されている文章の引用元も様々です。
「◯◯大」というように入試過去問から抜粋されたものもあれば、ルイス・キャロルやレイチェル・カーソンなどの作品、The New York Timesなどの記事、リンカーンやマザー・テレサのスピーチ、聖書やコーランからの抜粋と多岐に渡っています。

問題だけでなく、諺、名言、聖書やシェイクスピアの名句、小話…など所々に挿入されているのも気分転換になって面白かったです。名著からの引用は会話のネタにもなりますよね。

テーマも多岐に渡り、テーマごとに索引で探せます。もちろん出典作品、人物、出題校、語句はきちんと最後に索引があります。

活用方法

色々と工夫して活用できる構成だと思います。
短文はスキマ時間に、長めのものはじっくり読むというスタイルで解けますし、速読訓練として短いものから順に取り組んでいくのも良いと思います。
300ページほどありますが、サイズはB6とコンパクトで見た目の印象よりも軽いので持ち歩きもできます。(私は普段からどっさり荷物を放り込んだ大きなバッグを持って歩いているので少し感覚がずれているかもしれませんが…)
このボリュームで1,000円というのも嬉しいです。

自分の学習スタイルや目指しているものによって学習方法を工夫をしてみてください。

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基礎英文問題精講


新マスター英文法


マスター英文解釈

【英語で国際情勢を学ぶ】 Politics This Week (The Economist)

昨年より、国連英検の学習を続ける中で、毎週欠かさずチェックしている英字記事があります。

それは、雑誌The Economistの中にある、Politics This Weekというコーナー。
世界各国で一週間に起きた出来事が、コンパクトにまとめられています。

今日は、私がなぜそのコーナーを読み続けているか、読み続けることでどのような成果が表れつつあるのか、お話ししたいと思います。

国際情勢に関する単語を網羅したい

記事の中では、各国で起きた出来事が、それぞれ数文でまとめられています。
出来事とその影響が端的に書かれていることから、国際情勢を把握する上で知っておきたい表現を確認するのにとても便利です。

例えば、2012年9月13日の記事を見てみると、

consulate:領事館
ambassador:大使
immunity:免除(ここでは刑事免責の意)
be sentenced to death:死刑判決を受ける
coalition government:連立内閣

さっと目を通しただけでも、このようにたくさん出てきます。
名詞も動詞も、自分が国連英検の問題を解く上で、大変重要な語句ばかりです。

私は、毎週必ず英語学習サイトLingQを利用して、確実に単語を覚えられるようチェックをしています。

「概要」から「詳細」へ

各国の出来事の説明のあとには、See Articleという形で、詳細記事へのリンクが貼られているものがあります。

まず「何が起こったのか」ということを理解したうえで、「詳細について読んでいく」。

この流れは、Politics This Weekに限らず、他の英字誌、記事を読む際にも心がけておきたいことだと思います。

(なおSee Articleの表示がないものに関しても、検索機能を使えば手軽に関連記事を探すことができます)

同一テーマ・コーナーを続けて読む効能

これもPolitics This Weekだけでなく、全ての英字記事読解で言えることですが、同じテーマ・コーナーの記事を読み続けることで、毎回確実に理解度が上がっていきます。

例えば、上で書いた通り、国際情勢に関する記事で使われる表現に毎回出会うことができ、さらにそれを何度も目にすることで、語彙も確実に身についていきます。

それでも「国際情勢」というくくりだと範囲が広すぎるので、最初は、一国について、もしくは(一国の中でも)特定の出来事について記事を追い続けると、その効果が実感できることと思います。

まとめ

国連英検に挑戦されている皆さんはもちろんのこと、国際情勢を英語で理解したいという方に、Politics This Weekはお勧めです。

また、同一テーマ・同一コーナーの記事を続けて読むことは、理解度、語彙力のアップにものすごく役立ちます。

ご紹介したPolitics This Weekだけでなく、他の英字新聞の記事でも、同様のアプローチをされることをお勧めします。

URL:Politics This Week
(注:固定の一覧ページはないので、検索結果のページをリンクしています)

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/~\Fujisan.co.jpへ

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【英語を語順で理解するための英文解釈】おすすめ参考書(中級向け)

前回の記事で、英文解釈について書きましたが、今回は実際におすすめの問題集をご紹介したいと思います。

今回はレベルとしては中級者の方向けのものをご紹介いたします。
※今回は高校英語の範囲の英文法を一通り把握されている方を中級者と表現しています。

必修英文問題精講


必修英文問題精講

まずは必修英文問題精講です。
これは旺文社の精講シリーズで一番基礎レベルのものです。この上の基礎標準と比べてみてひと目でカジュアルな感じになっていることが分かる作りになっています。

200ページ超の書籍ですが、収録してある英文は60本。50 wordsそこそこの短い文章50本と、100 wordsほどの文章が10本です。いづれにしてもそれほど長い文章ではありません。

それぞれの文章は「例題」という形で見開きで完結するようになっています。もともとセンター試験レベルの文章なので、高校英語の範囲の文法を一通り把握できていればそれほど難しくはない内容です。単語やフレーズの注釈も付いています。文法の説明が書かれたあとに、文章の解析がしてあり、どの語が主語か、動詞か、目的語か…などがきちんと分かるようになっています。
解説はあまり詳しくはないのですが、同じ見開き内の文法的な説明が書いてある場所にどのような判断をすれば良いかということが書いてあるのでそれを参考にすると良いと思います。
手取り足取りではありませんが、自分で文章を分析した後にきちんと確認をすることができるので良いです。

見開きで60本しかないのに200ページ以上もあるの?とお思いかもしれませんが、実はそれぞれの文章に Brush-UP Testがあります。
そのテストで同じ文章を読んでどれだけ理解できるようになったかを確認することができます。

学習方法としては、
①例題をよく読み、文法的に重要な箇所や文章の構造を把握してからテストで確認する。
②まずテストを解いてみて自分が理解できていないところを確認してから、例題を解説として利用する。

書籍内にも学習の進め方の提案がされており、①は長期的スケジュール、②は短期的スケジュールとして挙げられています。

CDが付いていて英文を音でも確認できるようになっていますが、少し遅めのスピードです。

英文の難易度が低い、問題数が少ないので短期間で仕上げられる、見開きで見やすいレイアウトという点が学習を継続しやすいポイントだと思います。

ビジュアル英文解釈


ビジュアル英文解釈

次にご紹介するのはまた受験用参考書ですが、ビジュアル英文解釈です。
これは「英文解釈教室」の伊藤和夫先生の著作ですが、英文解釈教室よりもかなり易しい英語です。

この参考書は伊藤先生の講義形式になっています。
本書の裏側に入門〜中級(大学受験のレベルで)と書かれているように、最初は易しめのものから始まっているのでいきなり挫折することはないと思います。

構成としては、まず各章での焦点となる事項が説明された後に問題文が提示され、その後に解説があります。どのように考えていけば良いかという順序や、注意すべき点などの丁寧な説明が、実際の授業に近づけるよう口語調でされています。
少し読み辛いレイアウトではありますが、「英文解釈教室」と比較してみると読みやすい方ではないでしょうか。

解説の前にはReviewという形で、その章以前の文章中の表現をピックアップして復習するようになっています。

また、章の最後にはホームルームという形で伊藤先生の分身というI先生と生徒二人の会話のようなものがあり、これが結構面白いです。その章の問題を考えている際の疑問などを先生に質問したりするのですが、セリフの端々から伊藤先生の英語教育に対する考え方や、人柄がよく出ています。

返し読みしながら訳を完成させる生徒に「英語の語順のまま内容を追うことができなければ本物ではない」とI先生が注意すると、「訳を通して考えるやり方でやってきたからI先生のやり方ではちゃんとした日本語にならない」と生徒が口答えします。そこで

いいかい。訳せたから読めたんじゃない。読めてるから、必要な場合には訳せるんだ。(原文引用)

と切り返すところなどは共感でき、このような英語学習に対する考え方なども参考にすることができます。

英語が読めることと訳せることは別の作業であるということが頻繁に本書の中でも述べられていますが、効率的な学習方法として、問題文を一度自分で訳してみて、授業を受ける気持ちで自分の訳と解説を照らしあわせていくことが勧められています。
しかし、分からないものを機械的に意味不明の訳を作って日本語の感覚を破壊することは有害なので、分からない箇所を見つめてみるだけで良いとも書かれています。
ですからこの場合は、自分がどこが分かっていないかを確認する、英文の構造を正しく捉えられているかを確認するという形での訳と考えれば良いと思います。

生徒G君「なるほど、そういうふうに考えるんですか。英語って難しいな。」

I先生「難しいんじゃない。君が基本の考え方に慣れていないだけさ。君のアタマの方に問題はあるんだよ。」

と、噴き出してしまうほど皮肉なことを頻繁にI先生がおっしゃるので、私は章末のホームルームを楽しみにしながら読んでいました。
G君は結構ボロクソに言われてますが、たまに「素直さが良い」と褒めてあげたりとフォローも忘れない優しい先生です。

1、2とシリーズになっており、2の方がもちろん難易度は上がるのですが、1だけでもしっかりやれば考え方の基礎は身に付くと思います。
もしこのビジュアル英文解釈のシリーズが難解と感じられた場合は、英文解釈教室 入門編から始めてみてもいいかもしれません。

まとめ

今回は中級向けとして二冊ご紹介しました。受験英語用ではありますが、基礎がためという意味でとても効果的です。
英語の構造を知り、語順そのままで理解できるようになってリーディング力をアップしていきましょう。

ビジュアル英文解釈のように詳しい解説があるようなものは、教えるという立場から「どう説明すれば分かりやすいだろうか」という勉強にもなりますね。

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