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ESL向けスクリプト付オーディオブックサイト紹介

本日はESL向けの無料でオーディオブック等をスクリプト付きで楽しめるサイトをご紹介します。

ESL BITS

素材は様々で、オーディオブックやラジオドラマ、歌などもあります。

レベルも分けられているので、聞き比べてみてご自身のレベルに合ったものを選んでいただけます。Yukoさんの前回の記事にもあったように、易しいものをしっかり聞き取ることから始めてください。

まずレベルを選びます。

過去のものも一覧で見ることができるので興味のある作品を選んでみましょう。

作品を選ぶとチャプターを選ぶ画面になるので、ここでチャプターを選んでください。
このように分けてあると、一日の学習メニューとしても取り入れやすいですね。

チャプターを選ぶとヘッダー部分に音声を再生する所がありますので、普通のスピードで聞き取れない場合はまずゆっくりの音声から始めてみることもできます。

一度聞くだけではしっかり理解出来ないという場合は表示されているスクリプトを読みながら、英語の音と文章をリンクさせながらしっかりと聞き込んでいってください。

スクリプトがきちんと付いているので、多読の素材としても使えます。
音声のところで再生時間を確認しておくと、どれくらいのスピードで読めばいいのかという目安にもなります。

素材を持ち歩いてどこでも学習ができるというサイトではありませんが、一日何分間は机の前に向かってしっかり学習しようというきっかけになればいいかと思います。

易しい素材で多聴のススメ

多聴というと、とにかく量をこなせばいい、と考えていませんか? ほとんど聞きとれない英語を集中して聞くことができますか?あまりにも内容がわからないものを長時間聴き続けていても、途中で集中力が途切れてぼんやりしてしまうのがオチではないでしょうか。聞き取れるようになりたい!という強い願いがあったとしても、ただやみくもに聞いているだけでは聞き取れるようにはなりません。自分のレベルに合ったものを見つけることからはじめましょう!今回は初心者用リスニング素材をご紹介し、易しい素材を聞くことで得られる効果について考えてみます。

スクリプトを見ずに耳だけで聞いて、8−9割方わかるものが理想です。無料サイトのなかで、一番カンタンなのが、Spotlight ではないでしょうか。Spotlightは1500語という限られた範囲の単語を使って毎回様々なトピックをカバーしている英語サイトです。読み上げスピードは90語/分と、普通の会話のおよそ半分です。また、1文に1アイデアというルールがあるため、複雑な構文はありません。超低速ですので、これをスクリプトなしで聞きとれないようなら、ここでしっかりリスニングに慣れる必要があります。

次に易しいのがVOA Special English です。こちらも1500語以内で構成されていますが、Spotlightとは語彙リストは少し異なるようです。読み上げスピードは、通常会話の2/3と設定されていて、Spotlightよりはやや速いもののかなりの低速です。トピックは時事ニュース、教育、健康、一般など多岐にわたります。VOA Special Englishが簡単すぎるようであれば、通常のVOAでもいいと思いますが、これが楽に聞き取れるようなら、その他のニュース等もさほどかわらないのではないでしょうか。

オーディオブックでもっとも簡単な部類に入るのは、Frog and Toad シリーズ だと思います。VOA Special Englishよりは速いですが、それでもオーディオブックとしては超低速です。これが聞きとれないのであれば、オーディオブックにチャレンジする前に、もう少しレベルの低いものから始めたほうがよいのではないかと思います。

オーディオブックで次の段階は、Magic Tree Houseシリーズではないでしょうか。語数制限はありませんが、シリーズに出てくる単語は高校を卒業程度の学力でカバー出来るものがほとんどです。読み上げスピードは特にゆっくりではありませんが、お母さんが4歳児に読み聞かせをしているような感じです。本来であれば、学校でちゃんと英語を学習していたのであれば楽に聞きとれないといけないレベルではないかと思うのですが、残念ながらこの本をスクリプトなしで1回で理解できる初級者の方は多くはないのではないでしょうか。オーディオブックで英語を学習したいけど、聞き取れるものがあまりない・・という方は、Magic Tree Houseシリーズなど1編が1時間以内で、シリーズがたくさんある本を”読みながら聞く”ことで、オーディオブックリスニングへの導入としてみてはいかがでしょうか。

SpotlightやSpecial Englishをバカにしてはいけません。おそろしく低速で使用されている語彙も1500字以内と簡単ですが、これを”なんとなく”ではなくて、くっきりはっきり聞き取れるでしょうか。易しい素材を聞くことで、”スラスラ聞き取れる”を是非体感してください。1語1語つっかかることなく、文節、文章ごとで音を捉えることができ、意味のあるかたまりとして認識できる。それが出来ないと、次のレベルに進んでも同じような問題で躓くと思います。

易しい素材を聞くときに特に意識したいのが、音声で得た情報を日本語を介さずにイメージで捉えることです。通常スピードのニュースをいちいち頭の中で訳していたのでは到底追いつきません。スピードがゆっくりめの素材を聞きながら、イメージで理解できるようトレーニングすることで、その後徐々にレベルをあげていっても、あまり負荷がかかることはないと思います。聞く→イメージで捉えて理解する訓練をするには、ゆっくりめの素材で慣れるといいと思います。なかなかリスニングが上達しない、と悩んでいる初級者の方は、思いきっていったんグッとレベルを落として日本語を介さないで理解することを心がけるようにしてください。

リスニング素材選びの参考に

LL: リスニングレベルという言葉をご存知でしょうか? 多読でいうYL:読みやすさレベルのリスニング版です。初心者がリスニング素材を選ぶ際に参考になると思いますので紹介します。

こちらの表は多聴多読ステーションにある多聴素材難易度表です。縦軸は読みやすさレベル、横軸にリスニングレベルです。

この表をみると、語彙制限1500語、読み上げスピード約100語/分のVOA Special EnglishはYL3、LL0.5前後と最も簡単なレベルに分類されています。オーディオブックのThe ClientはYL8,LL5.5であり、英検やTOEICと比べるとリスニングレベルはほぼ同等、読みやすさレベルとしては難易度が高いことがわかります。この表は、自分のレベルにあったリスニング素材を探す手がかりとして有用なのではないかと思います。

大まかなリスニングレベルを知るには、こちらのベンチマークページで大まかなレベルを聞いて確かめてください。会話や朗読、ニュースなどのレベルがわかります。

次にこちらのページはリスニングレベル別に多読本を分類したものです。

リスニングの訓練のためにTOEIC問題集や、”空港にて”などのダイアローグ形式のリスニング素材集を本屋さんで買ってきて、あっという間に飽きてしまった経験はありませんか。興味のないリスニング素材を我慢して聞くことほどつまらないことはありません。3週間聞き流すだけでペラペラなどという夢のような教材もありません。学生でなければ、自分で聞きたいものを選ぶ自由があるわけですから、自分の好みにあったもので、繰り返し聞けて楽しい素材を選ぶことで、リスニング学習が劇的に楽しくなります。

私は試験勉強のためにリスニング対策教材を繰り返し解くといった方法をとらず、好きなものを聞きながら徐々にレベルを上げていくことで、オーディオブックやニュースが聞き取れるようになりました。TOEICリスニングも満点となりましたがこちらは副産物的なものと思っています。上記難易度表を参考に、自分にあったオーダーメイドのリスニング素材集を作ってみてはいかがでしょうか。

リスニング上達のためのボキャビル

日常会話に使われている頻出英単語は2,000〜3,000単語であり、学習者用ではないnative speaker用の文章を読むには最低5,000語ほどの知識が必要だといわれているようです(International handbook of English language teachingより抜粋)。リスニングが苦手という方のなかには、純粋に知っている単語数が少ない、または知っている単語でも発音を知らない方がいらっしゃるのではないでしょうか。

ボキャビルをする際に気をつけたいのが必ず発音を確認する、ということです。中学生の時、Butterflyのことを”ブッテテフライ”と覚えている同級生がいませんでしたか?読みを間違えたまま覚えてしまうと、リスニングで知っている単語が出てきても耳で認識することは出来ません。手間はかかりますが、新しい単語を覚えるときは必ず発音を確認してください。オンライン辞書では、Weblio が音声ボタンがついているので便利です。Macユーザーであれば、英単語を選んでControl+S を押すと単語が読み上げられます。(システム設定のSpeech→Text to Speechで設定できます。Alexがオススメ)。音声付きの電子辞書は高価ですので購入が躊躇われますが、Web上で無料で音声が確認できますので是非活用してみてください。

私が単語の”読み”の重要性を自覚したのは、Vietnamという言葉がきっかけです。初心者の頃、ディクテーションで簡単な記事を聞き込んでいた時に最後まで分からない単語がありました。スクリプトを確認すると”ベトナム”だったのです。よく知っている単語でも、”ヴィェ(ト)ナーム”と発音されると全くお手上げで聞きとれませんでした。それでも1度スクリプトを確認しながら聞くと、今度は”どうして今まで聞きとれなかったんだろう?”というくらい簡単に聞き取れるようになったのです。Vietnamはベトナム料理、ベトナム戦争などでよく出てくる単語です。それ以来、Vietnamという単語はいつでも聞き取れるようになりました。

中学、高校で習う英単語数は約2,000〜3,000語です。もしまだ基本の3,000語をマスターしていないようでしたら、方法は何でもかまいませんので頻出単語を暗記することをお勧めします。速読速聴・英単語Basic 2400 ver.2―単語1800+熟語600 などは、中学レベルの単語から網羅されています。問題集は何でもかまいませんが、CDがついているものがお勧めです。

単語集を使いたくない場合は、VOA Special English をお勧めします。基本の1,500語を使った記事が音声とスクリプトつきで手に入りますので、音声を聞きながら基本単語を覚える事ができます。私は単語集は使わずにVOAで基本単語を確認しました。

私は毎回必ず新出単語の発音確認をしています。単語集は使わずに音声とスクリプトがついた素材から単語を拾って覚えるようにしているのですが、単語に初めて出会った時から完全に覚えるまで、単語を見るたびに音声を確認しています。最初は面倒と思われるかもしれませんが、いつまでたってもリスニングが出来ずに貴重な時間をロスするよりも着実な方法だと思っています。

リスニング学習法 聞けないどころか読めない時は

リスニングが苦手といっても、原因はコレだ!と一概には言えません。

以前、リスニング学習法:音のルールを理解するで、リスニングの問題点を4つ挙げました。

1. 知っている単語でも聞き取れない

2. 聞けないどころか読めない

3. 語彙力が貧弱

4. まとまった文章を聞くと頭が真っ白に

リスニング力を鍛えるにはひたすら聴くしかないでしょう!と、力まかせに聞きとれない英語を聞いていませんか?聞きとれない原因がわからないまま、やみくもに時間をかけるより、まずは聞きとれない原因を考えてみましょう。今回は 2. 聞けないどころか読めない についてです。

聞きとれなかったリスニング素材を読んでみてください。スラスラと左から右に読めるでしょうか。返り読みは禁止です。漢文のように行きつ戻りつ返り読みしている、理解しながら読むのに時間がかかる、一度読んでも理解できないもの。そういうものが1回聞いただけで理解できる可能性は少ないでしょう。通常スピードのニュース、ラジオなどは180語/分〜200語/分、ドラマなどのセリフは200語/分以上で進んでいきます。たどたどしく、つっかかりながら読んでいるようならリスニング力アップのためにリーディングも同時に勉強しましょう。

この時オススメなのが易しい内容のものをたくさん読む”多読”です。なぜならば、ある一定の速さでスラスラと読む訓練をするためです。”わからない単語は辞書をひかずに文脈から推測する”という多読の原則を守ることが重要です。リスニング中、知らない単語に出会った瞬間、”ん?今のなんだっけ?”と意識が止まってしまい、その単語以降の言葉を聞き逃してしまう、というのも聞きとれない原因の1つです。分からない単語に出会っても、慌てず騒がずそこは飛ばし、前後の文脈から意味を推測しつつ続きも聴く。そのために多読は有効な手段だと思います。

分からない単語があっても辞書をひかずに文脈から推測する、はぜひ身につけておきたい能力です。大人の英語学習者である私たちは、数年間英語を勉強したところで全ての英単語を暗記することは非常に難しいと思います。いちいち分からない単語を耳にするたびに思考がストップしてしまったのでは、いつまでたってもリスニングが上達しません。

スラスラと一定以上の速さで読めるようになったら、今読めるレベルよりも少し下のレベルをリスニング素材として選ぶと、ストレスなく聴くことが出来ると思います。

ということで、リスニング上達のためには、

1.返り読みをせずに、

2.一定以上の速さでスラスラと読め、

3. 分からない単語で考え込まずに文脈から推測しながら読む。

ということを意識しながら読解力も鍛えましょう。

リスニング学習法 音のルールを理解する

私が英語学習をする際に非常に役立ったのがスキマ時間のリスニングでした。耳さえ空いていればちょっとした家事の間や通勤時間を英語学習に当てる事が出来ます。学習時期の早期にリスニング能力を伸ばすことで、効率よく英語を勉強することが可能になりますが、そうは言ってもリスニングに苦手意識を持っている方が多いのではないでしょうか。

リスニングの問題点

リスニングが苦手だった頃の主な問題点を挙げてみると、

1. 知っている単語でも聞き取れない

2. 聞けないどころか読めない

3. 語彙力が貧弱

4. まとまった文章を聞くと頭が真っ白に

などが考えられます。

今回は知っている単語でも聞き取れない場合の対策を考えてみます。

単語と音を一致させる

英語は一つ一つの音が単独で発音されず、周囲の単語に合わせて変化します。スクリプトを読めばわかるのに、耳だけでは聞き取れない場合、この音の変化を理解していない、または頭でルールを理解していても実際の音で理解出来ていない可能性があります。

例えば音が脱落したり非常に弱く発音される場合

I know him.  のhimはイムと聞こえます。

連結する場合は、

What are you talking about?  のアバウトは前とくっついて、トーキナバウトに聞こえます。

また、littleをリロー、twentyはトゥエニーなど、文字通りではない単語もあります。

このように見た目と音が一致していない単語たちは、スクリプトと音を見ながらすり合わせを行っていきます。

VOA Special EnglishBBC LEARNING ENGLISH -Words in the Newsなど、スクリプトと音声が手に入る素材を使用します。

まず音声だけ何回も聞いて、これ以上聞いても分からないというところまで聞きます。それからスクリプトをチェックし、新出単語のチェックや意味の確認を行います。そして聞き取れなかった部分を確認しながら聞きます。スクリプトを見ながら聞いて理解できるようになったら、音声だけで聞いて理解出来るようになるまで聞き込みます。

 

私は多聴に入る前に3ヶ月ほど毎日この方法でリスニングを行ったところ、聞き取れる範囲がだいぶ広がり、その後の多聴にスムーズに移行することが出来ました。約100時間ほど集中してトレーニングを行いました。この段階では単語集CDなど1文ずつ途切れている素材よりも、まとまった長さのものを聞く練習も兼ねて、ある程度の長さのある素材を使うことをお勧めします。

まとめ

読めばわかるのに耳だけでは理解できない場合、原因の一つとして、音の脱落、連結、変化などが身についていない事が考えられます。ペラっと通りいっぺんにスクリプトチェックをするのではなく、音のルールに注意を払いながら一つ一つ確認してみてください。最初は確認するべき箇所がたくさんあって大変ですが、慣れてくると応用が利いて初めて聞くニュースなどがだんだんわかるようになってくると思います。

たった5分でも隙間&ながら学習時間をみつけたら…

前回は時間の使い方の見直しについて書きましたが、今回は私たち3人が普段どのような隙間&ながら学習をしているのかを少しだけご紹介します。

なぼむしさんの場合

英語教室を運営しながら家事や子育てもきっちりこなしているなぼむしさんにどのような時間を利用しているのか聞いてみたところ、アイロン&皿洗いリスニングを日課にされているとのことでした。

そこでおすすめしてもらったのがBluetoothのワイヤレスヘッドセットです。

MOTOROLA Bluetooth ワイヤレスステレオヘッドセット MOT-S305BK

何かをしながら、特に洗い物やお掃除といった水を使う仕事やアイロンや食事の支度などの熱の近くにいる時は普通のイヤホンではケーブルが気になってしまいます。水の音やながら学習で気を付けることは、どちらにも集中できなくなることです。心配事を減らして学習に最適な環境を作ることが重要です。

Yukoさんの場合

Yukoさんも掃除や洗濯などの時間を上手に利用されていました。ある程度まとまった時間として、通勤中やウォーキング中などの耳が空いている時間もフルに利用されています。
快適な室内でゆったりリスニングしていると、ついウトウトとしてしまったりしますが、Yukoさんによるとウォーキング中には眠くならないということなので、以前に断念してしまったような素材に取り組んでみてもいいかもしれませんね。

集中できるようにカナル型イヤホンもおすすめしてもらいました。
周囲の騒音をシャットアウトして、音声だけに集中できるのはいいですね。

SHURE 高遮音性イヤホン・ブラック SE102-K-J

私の場合

移動の車中がメインのリスニング時間ですが、朝のお化粧の時間もリスニングしています。
以前はテレビでニュースを流したり、音楽を聴いたりしていたのですが、行動記録をつけて見直してみると毎日2〜30分も化粧に時間を割いていることに気付いたので、これはリスニングに使わなければもったいないと思ったのです。一日20分でもリスニングの時間が増えるとオーディオブックの進度が一か月単位で考えると随分早くなりました。

リーディングに関してはなかなか「ながら」は難しいですが、私は歯磨きタイムを利用しています。
就寝前に30分近く磨いているので手持ち無沙汰だったことから始めました。ちょっと水がついてしまったりするのと、片手で持ちやすい方がいいこともあって、英字新聞や英語雑誌を定期購読していた時はそれらを読んでいました。今は少し重いですがiPadで洋書やニュース記事を読んだりしています。

まとめ

毎日やっていることを見直して隙間時間を利用したりながら学習をすることの良さは、日常生活に学習を組み込めることです。毎日やっていることにプラスする訳ですから、当然毎日学習できますよね。たった5分、10分でも、毎日積み重ねていくと1ヶ月、1年と経つうちに大きなものになってきます。それを視覚的に感じるためにもぜひ学習時間を記録していってください。

なぼむしさんとYukoさんは他にもとっておきのスキマ時間利用をされているので、もっとくわしく紹介してもらう予定です。

レビュー:アルク ヒアリングマラソン その2

アルク ヒアリングマラソンのレビュー2回目です。

コンテンツ紹介


HMシネマ試写室 難易度★★★

ナレーターがストーリーを紹介していきながら、映画のシーンが挿入されている構成です。ボソボソと話したりするキャラクターのセリフは聞き取りにくいですが、ナレーターによるあらすじの説明でストーリーを理解できるので聞き取りの助けになります。
ここでも多聴派には概要を問う質問が、精聴派にはスクリプトの穴埋めが出されています。
セリフの中の注目すべき表現をピックアップして、文法的な説明や使い方の紹介もあるのでこれもスピーキングに役立ちますね。
いい感じに編集されているので、学習後にちょっとこの映画見てみようかなと思えてきます。

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ニュースの斬り方 難易度★★
VOAニュースから3つ取り上げられています。
聞き取りにくい箇所の解説があったり、背景や表現の解説もくわしくされているので、リスニングだけでなく、政治経済の知識や時事英語も学ぶことができます。単にリスニング力だけではなくこのような背景知識を得ることで、内容の理解度がぐっと上がることを感じます。これはリーディングにもいえることですよね。
それぞれのニュースは、通常音声とポーズ入りの音声が収録されています。ここで聴こえてきた順に意味を理解していくトレーニングや音声のリピーティングをすることによって、ニュース音声をしっかり聞く力が養えるはずです。

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英語で歌おう! 難易度★ (不定期連載)
8月号はTOTOのAfricaでした。この曲だけ入ったCDが別にありました。アーティストの説明や、歌詞はもちろんですが、歌詞の解釈や音のつながりで注意する箇所などの説明もあるので聞き取りだけで済ませてはもったいないですね。しっかり歌って楽しめるコンテンツです。私もトライしてみましたが、結構早口の箇所があって難しかったです。でもこういうものは楽しんだもの勝ちなので、上手い下手は気にせずどんどん歌ってしまえばいいですね。
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ディクテーションコンテスト 
40秒程度の音声をディクテーションして提出するというものです。WEBでも郵送でも送ることができるので便利ですね。二ヶ月前の解答が本誌に掲載され、間違いが多かった場所の解説が書かれています。そして、成績優秀者の名前も掲載されるのでやる気がでますよね。優秀者には抽選で図書カードなどのプレゼントまであります。毎月教材を作っているからこそできることですね。

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マンスリーテスト
通信講座の楽しみでもある提出課題です。内容は3パートに分かれていて、パート1は絵や図表をみて質問に答える問題、パート2は質問や発言に対する応答を選ぶ問題、パート3は会話やスピーチに関する質問に答える問題です。TOEICや英検の力試しにもなりますし、毎月提出することで1年間の自分の実力の変化を把握できるということはとても英語学習に役立ちます。

まとめ

ネット上には有料無料の音声素材が膨大にありますが、このようにしっかりとした学習方法まで提示されている音声素材はなかなかありません。内容もバラエティーに富んでおり、毎月新しいものが作られているというフレッシュさがあります。モチベーションアップの仕組みがしっかりと構築されている点が印象的でした。
自分で音声素材を見つけて学習を進められる方には特に必要のない教材かもしれませんが、学習時間が限られていて素材探しや勉強法の試行錯誤にかける時間がないという方にはピッタリの良い教材です。1年間しっかりと教材の指示にしたがって勉強をすれば確実に力がつくのではないでしょうか。



レビュー:アルク ヒアリングマラソン その1 

今回アルクのヒアリングマラソンのモニターに当選しました。応募した動機は、5年前に英語の勉強を始めた時にチャレンジしたものの挫折していたからです。あれから5年。これまでの学習の成果はでているのかとワクワクしながらお試ししてみました。

ヒアリングマラソンと副読本のイングリッシュジャーナルのセットになっています。
※イングリッシュジャーナルについてはYukoさんの記事(学習法アリ)を参考にしてください。

今回は一つ一つのコンテンツを学習しながら内容のご紹介をしていきます。
目次を見ると難易度別に★マークが付けられているので(★〜★★★)自信がない場合は★から始めて行くと良いと思います。

コンテンツ紹介

比べて納得!「英語の音」入門 難易度★
毎月一つの音を取り上げて(この号では”p”)発音のポイントや音の特徴を理解していきます。よく似た発音を聞き取ったり、その月に取り上げられている音が入った文章を聞いたり音読したりできるメニューがあります。この号ではpとbを音の違いに注意しながら聞き取るような構成になっていました。

最後のまとめとして、30秒程度の会話文で今月の音をきちんと聞き取れているかのチェックをします。ゆっくり音声も付いており、シャドーイングの練習もできるようになっています。

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3ラウンドでウォームアップ 難易度★
3ラウンドシステムとは、一つの教材を各ラウンドでの指示を忠実に守りながら3回断続的に学習していく方法です。最初は概要をつかみ、そして細部から行間という流れで理解を深めていきます。学習上の注意点はテキストにきちんと書いてあるので安心です。

ラウンド1ではイラストを見ながらスキットを聞きます。二つのイラストがあり、会話の場面を表しているのはどのイラストなのかというような概要をつかむ聞き方をします。そして単語リストの単語が聞き取れているかを確認しながらおおまかに話の内容を推測。

ラウンド2ではキーフレーズをチェックしていきます。そして発音や意味などをチェックしたあとに、テキストに書かれているスキットのスクリプトの空欄を埋めるトレーニング。
その後に内容についての質問があるのですが、聞き取れない場合は鍵となる語やここの部分に注意してみる…などといったヒントも書いてあるので、参考にして聞いていくことができます。

ラウンド3では、スキットの要旨をまとめたり、登場人物の行動について説明したりするような課題が出されます。そこでもヒントが3つ書かれているので解答の助けになります。
聞き取れなかった時のヒントが書かれていることで、「聞き取れないからもうやめよう」と早々に挫折するということはなさそうです。

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ラジオドラマ劇場 難易度★★★
これはカナダのラジオドラマ Rumours & Boarders がそのまま使われています。
多聴か精聴か自分のスタイルに合わせてナビが付いているので、普段のスタイルを変えることなく取り組めます。(この場合の「多聴」「精聴」はどういうものかということは、入会時に送られてくるコースガイドにくわしく書かれています。)

テンポの良いやり取りが心地良く、日常での口語表現で溢れています。聴き取りが難しいという場合でもスクリプトや語注も付いているので、訳や英文を見ながら取り組んでも良いと思います。徐々に聞き取れていくようになるのを感じることができる教材ではないでしょうか。

キキトレ度チェックという表も付いていて、何も見ない、語注だけみる、訳を見る、英文を見る、再度何も見ずに聞いた場合の5段階のチェックが出来るようになっています。

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通訳者が教えるアクティブリスニング 難易度★★
これは聴くだけではなく、かなり口を動かすトレーニングです。
多聴スタイルの場合は、内容理解の質問が二つあるだけですが、精聴の方は音声のリピーティングやシャドウイング、ポーズ入音声で訳を言いながら同時通訳風の練習ができるようになっています。自分の声を録音して、ミスをチェックしたものを書き込める表まで準備されています。すごい。

音声自体はゆっくりめですし、話者はアルクのコンサルタント&人気講師のドン・ドットさんだけあって聞き取りやすいです。

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今月の本音トーク 難易度★★
毎月一つのテーマに付いて日本に住む3人の外国人が話をするというコーナーです。台本なしのおしゃべりは聞いていて楽しいです。国籍も様々なので、色々な英語に慣れることができます。外国の方々から見た日本の話を聞くのは面白いですね。
多聴派には概要を問う質問が、精聴派にはスクリプトの穴埋め(ディクテーション)をする課題が出されます。会話をはずませるコツといったコミュニケーションのヒントが書かれているので、スピーキングの際の参考にもできます。

内容が盛り沢山なので一度では紹介できなかったので、後半部分は次回ご紹介します。



リスニング学習方法 第2回

リスニング学習方法の第2回目(1回目はこちらから)の記事ですが、今回は具体的な学習方法の一例をご紹介いたします。

今回ご紹介する方法はいわゆる精聴というものです。

リーディングに精読と多読があるように、リスニングにも精聴と多聴があります。
多聴は多少わからない箇所があろうが気にせずに全体のストーリーをどんどん追っていきますが、精聴では細かいところまで丁寧に聴き込んでいきます。

学習方法

1.全体を聴いてみておおまかな内容を把握する。

2.ディクテーション

音声を聴きながら、内容を書き取る。何度も何度も聴いて、自分の耳の限界というところまで書いてみる。

3.見直し

書いた文章を見直してみて、文法的におかしい箇所はないかチェックする。
例)前置詞が入るべき所に何もない。冠詞がないのはおかしい…など。
聴こえていないけれど文法的に考えて追加したものなどは、色を変えたり印を付けたりしておくと答え合わせの時に分かりやすいです。

4.答え合わせ

聴こえなくて間違えたのか、単語を知らなかったから間違えたのかをスクリプトを見てチェック。
どういう音が苦手なのかをここで知ることができます。
間違えた所をチェックした後は、再度音声を聴きながら文字と音を確認していきます。

5.音読

音声に合わせて音読します。同じスピードで読めないことには次のステップであるシャドウィングができません。
この時に必ず内容も理解しながら読んでください。スラスラ音読できるし何を言っているか聴き取れるけど意味はわかりません…ではちょっと困ってしまいます。

※音読するスピードで内容理解ができない時

スクリプトを精読して内容をきちんと理解します。次に、例えばそのスクリプトが50秒で読まれているならば、50秒以内にそのスクリプトを読んで理解できるようにしてください。読んで理解できないものは、聴いても理解できません。
とても地味な作業のようですが、せっかくですから手を抜かずにやってみましょう。

6.シャドウィング

聴こえてくる音声より少し遅れてリピートしていく方法です。
細かい所(特に自分が聴き取れていなかった箇所)を気にしながら完璧に近づけるように何度も繰り返します。
ただ機械的に読むだけでなく、英語を英語のまま内容を理解していくことを意識してください。

この1〜6までを1セットにして繰り返します。

慣れてくればステップ5は省略できるようになりますし、全体的にかかる時間も短くなってきます。
最初は大変ですが、しばらく続けることで自分でも成果を感じることができるので、まず習慣化することから始めましょう。

どうしてもディクテーションしている時間がないという方は、ステップ2〜4(ディクテーション)の代わりに、音声に合わせてスクリプトを目で追う練習をしてください。何が聴き取れて、何が聴き取れていないかを意識しながらやってくださいね。

オススメ市販教材

前回はネット上で無料で利用出来る素材をご紹介しましたが、今回は市販の教材のご紹介をします。

前述の方法を実際にやってみると、あまり長い素材では挫折してしまう方もいらっしゃるかと思います。
重要なことは習慣化です。そのためにはあまり長くない素材、レベルに合った素材から始めることが重要です。

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速読速聴英単語シリーズ

いくつかレベルがあるので自分のレベルに合わせやすいです。
私は英検準1級受験前にCoreを徹底的に学習しました。


速読速聴・英単語Basic 2400 ver.2―単語1800+熟語600


速読速聴・英単語 Core1900〈ver.3〉


速読速聴・英単語Advanced 1000 ver.3―単語900+熟語100

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CNN ENGLISH EXPRESS

ご存知CNNで放送されたものを学習者用にまとめてある月刊誌です。
ニュースからインタビューまで音声の内容も豊富で、学習方法のアドバイスなども充実しており読み物としても楽しむことができます。
月刊誌ということで毎月フレッシュなニュースを取り扱っている点も魅力です。(さすがにインターネット上のニュースほどのフレッシュさはありませんが)
最初のニュースダイジェストが初めて取り組むには丁度良いです。
私は1級受験前に1年間定期購読していました。


CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス) 2010年 08月号 [雑誌]

まとめ

いかがでしょうか。ちょっとできそうにないかなぁ…と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

そう思われる理由は様々と思いますが、もしできそうにないという理由が「難しそう」や「時間がない」であれば、一度だけでも試してみてください。
身の回りには「難しいからできない」「時間がないからできない」と思い込んでいるだけで、いざ一歩を踏み出してみるとクリアできてしまうものがたくさんあるような気がします。

今回は集中的に学習する場合の一例をご紹介しました。
学習法は人によって様々であり、合う合わないもあります。今後も色々なアプローチの学習法をご紹介していきたいと思っています。
 
 

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