英語を意識せずに本の内容を心から楽しむことが出来たらいいと思いませんか。そのためには自分のレベルにあった本を探すのが大事なのですが、何万冊もある本の中から自分の興味とレベルにピッタリの本を探すのは至難の業です。だからこそ、面白い洋書に出会えた時の喜びも格別なのですが、出来れば労せずして自分のレベルに合う本に出会いたいものです。すでにご存知の方も多いとは思いますが、Lexile指数を元にしたAmazonの英語難易度別リーディングガイドを紹介します。
Lexile指数とは、米国ノースカロライナ州の教育測定会社MetaMetrics®社が開発した、「リーディング能力」および「文章の難易度」を示す指標です。アメリカの小学1年生から高校3年生にあたる各学年と対応しています。
リーディングに適切な難易度は、自分のLexile指数のマイナス100からプラス50だそうなので、Lexile指数が1000の人なら、900から1050のものを選べば良いことになります。
それでは、自分のLexile指数を調べるにはどうすれば良いのでしょうか。TOEICを受けたことがある人なら、TOEICのリーディングからLexile指数を換算してくれるサイトがあります(無料です)。コチラのページの中ほどにスコア変換ツールがありますので、自分のスコアを換算してみてください。TOEICを受けたことがない方ならば、Amazonが提供するLexile指数別サンプルテキスト を利用して自分がラクに読めるレベルを探してみると良いかもしれません。
自分のLexile指数が分かったら、英語難易度別リーディングガイドのページに戻り、左側にある”Lexile指数から本を探す”のページをクリックします。たとえば、人気多読本のHolesはLexile指数600−695、アメリカの小学校3−6年生に分類されていますね。私も多読初期の頃にHolesを読みましたが、かなり手応えがあり、”これで小学生レベル!?”と衝撃を受けました。ただ、先ほどの学年別Lexile指数の表をみても分かるとおり、学年内でかなりのバラつきがあります。小学校4年レベルで445−810です。同じ4年生でも、自宅で全く本を読まない子と読書が習慣付いている子では、かなりの差があるからでしょう。日本人の英語学習者にしても、いくらテストの点数が良くてLexile指数が高めに推定されたとしても、英語の本を読み慣れていないために、小学生レベルの本がラクに読めないということもあり得ると思います。あまり落胆せず、少し下のレベルの本から選ぶとよいのではないでしょうか。
Amazon以外にも、小中学生向けの本を紹介しているサイトがありますが、その中でも特にお勧めなのが “The Stacks” です(以前の紹介記事はコチラ)。こちらで紹介されている本は現在小中学生に人気の本です。子供向けの本ながら、人気のシリーズはやはり面白いです。こちらのサイトも参考にされてみてください。