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映画・ドラマで英語学習ー最適な時期は?

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字幕なしで英語のドラマや映画を楽しみたい!というのは、英語学習のゴールの一つでした。英語学習初期の頃、ドラマを用いた英語学習にチャレンジしたものの、あまりにも分からない部分が多すぎて、あえなく挫折してしまったことがあります。その時の経験を元に、ドラマで英語学習に適した時期、レベルがあるのかを考えてみます。

大学生の頃、英語が大変流暢なロシア人女性と話をする機会がありました。彼女も大学生だったのですが、英語での日常会話に困ることは殆どなく、イギリスの有名大学に入学するほど優秀な方でした。その彼女に英語学習の秘訣を聞いたところ、”とにかく字幕なしで映画をたくさん見た” とのことでした。さっそく”アルマゲドン”、”アリー・マイ・ラブ”を繰り返し見たのですが、初見での理解度は10%程度、英語の長文を読んだ経験もほとんどなく、分からない表現ばかりでかなり大変な作業でした。

また、”He has a crush on you. 彼はあなたに気がある。” などの、簡単で短い文章をストック出来たものの、それらのフレーズを個別に覚えただけでは実際の英会話で意味のある話をすることが出来ず、結局学習自体をやめてしまいました。

失敗の原因としては、ドラマ・映画を英語学習に活かすにはエピソードを丸暗記する勢いで取り組まなければいけなかったのに、当時の英語力が低すぎたために作業量が膨大となり、学習時間が十分でなかったこと、英語を読むこと自体に慣れておらず、少しでも長い文章になると理解ができなかったことが考えられました。今考えると、私に映画学習法を勧めてくれたロシア人は、すでに高い英語力を持ち、字幕なしで映画を見るだけで、新しい表現を吸収できるレベルだったのだと思います。

その後、洋書多読やオーディオブックリスニングなどで勉強し、ある程度基礎力を上げてからドラマに再挑戦しました。その時の英語力はTOEIC900点以上、英検1級レベルで、”LOST”の理解度が9割前後でした。この段階になってくると、馴染みのある英語表現も増え、覚えなければならない単語もだいぶ少なくなっていましたので、さほど苦痛を感じずにスクリプトを読むことが出来ました。その時にした勉強法は、ドラマを英語音声のみでみる→その後ネット上で公開されているト書きつきのスクリプトを読む→分からない単語、表現をLingQのフラッシュカードに登録→表現を覚えつつ、新しいエピソードに進む、の繰り返しでした。スクリプトから下記のようなカードを作成し、ドラマ自体を繰り返し見なくても、覚えたい表現だけ何度でもサッと目を通せるようにしました。いくつかのドラマから抜き出して作成したカードは1600枚ほどになりました。

 

一つのドラマシリーズで表現を覚えると、他のドラマでも聞き取れる範囲が広がってきます。例えば、casserole、蒸し焼き鍋、という単語をあるエピソードで覚えたことで、他のドラマ、オーディオブックにその単語が登場した時に、難なく聞き取れるようになりました。

 

2回目のドラマ英語学習で気づいたこと。それは、5−6回英語字幕で映画・ドラマを見たところで、すぐに英語が上達するわけではない、ということです。ある程度英語力がアップして、8−9割方聞き取れるようになると、耳からのインプットだけで新しい表現を覚えることができ、ドラマを見ればみるほど効果があるのだと思います。前述のロシア人は既にこの状態だったのでしょう。

 

好きな映画やドラマで英語を勉強するのはとても楽しいです。ただ、初心者のうちは、何度も映画を観るだけで自然に英語力がアップする、と過度な期待をしないほうがよいです。新規単語や表現を文章ごと覚える努力は必要ですし、字幕だけでなくスクリプトを文章として読んだほうが効果があると感じました。もし、スクリプトの半分以上が新出単語、スクリプトの文章自体読めない、という状態であるならば、リーディングやボキャビルなどを先にやってからのほうが、格段にラクになると思います。

 

 

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