”どうしたら英語が出来るようになりますか?”と話題になることがあります。これさえやれば・・という、何か特別な学習法に対する期待があるのかもしれません。”英語が出来るようになるには・・・出来るようになるまで続けること”が大事だと思っています。答えになってない!と思われているかもしれません。全然具体的なアドバイスでないことは承知していますが、挫折を繰り返している人にとっては、まず最初に心に留めておくべき事なのではないかと思うのです。
長く続けるコツは?
万人に最適化された、”これさえやればOK”的な学習法はないと思います。なぜなら、ベストな方法は人によって違うからです。専門家が理論的に考えて開発した勉強法だろうが、英語の達人オススメだろうが、自分が続けられなければ意味がありません。まずは、自分が楽しく続けられる方法を探すことが大事だと思います。文法書を読み込むことが楽しいと感じられる人もいれば、多読・多聴を中心にする人、オンライン英会話を中心にされる方など、色々と方法はあります。学習初期は、やり方にこだわらず、まずは何でも試してみるとよいと思います。
”まずは文法の基礎を固めることが大事”、”まずは単語を覚えないと”、というアドバイスを聞いたからといって、苦しみながら問題集や単語集とにらめっこする必要はないと思います。苦行すぎて英語学習を続けられない程であれば、苦しい事を少し+楽しいことをたくさん、と組み合わせて、長続きする方法を考えましょう!
フィードバックが大事
楽しく続けられさえすれば自然に英語力が上がるのか、と疑問が出るのは当然の事と思います。その学習法を始める前に、目標を設定し、定期的に自己評価をすることが大事です。私の場合は、ただなんとなく英語ニュースをつけっぱなしにしたり、英語字幕付きのドラマを楽しんで観ていただけの頃には、あまり英語力の上昇を意識することは出来ませんでした。英語ニュースの聞き流し、ドラマ視聴を受動的にするだけで、そこから何を得たいのかを考えていなかったからだと思います。学習法に対する評価をし、考えた結果をフィードバックすることが大事だったと感じています。
評価方法は、英検やTOEICなどでなくても、”ニュース英語を聞き取れるようになりたい”、など自分で決めた目標でよいと思います。例えば、1ヶ月ニュース英語の聞き流しをして、全然進歩を感じられない時。知っている単語でも聞き取れないのか、知っている単語の数自体が少なすぎるから聞き取れないのかで、次に必要な学習法が違ってきます。知っている単語でも聞き取れないのであれば、スクリプト付きの音源を繰り返し聞いて、文字と音のすり合わせをする、知っている単語数が少なすぎるのであれば、しばらくボキャビルに力をいれる、というようにフィードバックをすることが大事です。ニュース英語を聞いてもわからなかった→つまんないから辞める、または心機一転、今度はオンライン英会話を頑張る!というのでは、また同じ事の繰り返しになるのではないかと思います。
英語学習の壁にぶつかった時。諦めてしまうとそこから先へは進むことが出来ません。自分に合った方法を見つけること、定期的にフィードバックをして、少しずつ弱点を克服していくことが大事だと思います。
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