前回の記事では、英検の内容一致選択問題を解く際に、注目すべき3点について確認をしました。
その3点を、どのような順で見ていくと、よりスピーディーに問題を解くことができるか。
今日は、具体的な解法手順について、詳しく見ていきたいと思います。
問題を解く手順
下準備:長文を読む前の段階で、一度すべての質問(選択肢ではない)に目を通しておくとよいでしょう。そうすることで、どのような話なのか想像しやすくなります。
その後、各問題について、以下の(1)~(4)の手順を繰り返し、解いていきます。
(1) 質問(図中のA)をしっかりと読み、「何を読み取らなくてはいけないのか」頭に入れます
(2) 本文を読み始めます。
質問で問われている箇所を探しながら、その箇所までは淡々と読み進めます。
(3)質問の答えだと思われる箇所(図中のB)が見つかったら、その部分に線を引いてみましょう。
一文とは限りません。「この辺りだ」と見当をつけておくだけでも、(4)の選択肢との吟味の際に、グッと楽になります。
(4)選択肢をすべて吟味し、(B)の内容に合う正解の選択肢(図中のC)を選びます。
ひとつひとつの選択肢を読み、内容と合わない部分があるものを消去していきます。
そして、最終的に一つの正解に絞ります。
ここで重要となるのが、正解(C)は、本文(B)と同じ内容が、”違う表現”を用いて書かれているということです
最終的に選んだ(C)が(B)の内容とあっているか、それぞれしっかりと精読し、内容を確認しましょう。
手順は、以上です。
注意点
・質問を読む前に、長文の本文を読んではいけないのか?
いけないわけではありませんが、何が重要か(問われているのか)を考えずに漫然と読むよりは、最初にどういうことが聞かれるのかを知った上で読み進めたほうが効率がよいです。
・最初に読むのは質問だけ。選択肢まで読まない。
選択肢には、本文と違う内容が書かれています。それまで頭に入れて読むのはナンセンス。
選択肢を読むのは、本文の該当箇所と照らし合わせる時まで待ちましょう。
まとめ
質問を頭に入れ、その箇所を探しながら読み、答えを選ぶ。
手順自体はシンプルですし、分かりやすかったと思います。
ただ、手順を知ったからと言って、それがいきなり完璧にできるようになって、全問正解できるようになるわけではありません。
英検の受験対策をしている皆さんは、実際に過去問や対策問題集で、英検の内容一致選択問題を解く練習をすることがあると思います。
その際、答え合わせをした後に、どのような点を見直すとよいのか。
次回、問題を解いた後の復習の仕方について、ご紹介したいと思います。
よい復習をすれば、かならず問題を解く力を伸ばしていくことができます。
次回の記事も是非ご期待ください。
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