【問題集レビュー】Painless Writing


ネイティブの中高生向けに書かれたライティングの参考書、Painless Writingを紹介します。この本には、どうしたら読みやすく、魅力的な文章に改善出来るかが詳細に書かれています。すでにある程度ライティングをこなした方が対象になると思います。

 

ほとんどライティングをしたことがなく、どうやって書き始めたらよいかわからない方には、以前コチラの記事で紹介した、Time for Kids Ready, Set, Write!: A Writer’s Handbook for School and Home (Time for Kids Writer’s Handbook) がオススメです。今回紹介する、BarronのPainless Writing (Barron’s Painless Series) は、英語圏の中高生向けに書かれた洋書ですので、ある程度洋書が読めて、ライティングの経験もある方が対象になるかと思います。

 

中学・高校で英作文を習った時、日本語の文章を英訳する練習はたくさんしたけれど、まとまった文章をわかりやすく書く方法を、系統立てて習うことはなかったのではないでしょうか。Painless Writingは、簡潔で、わかりやすく、面白い文章を書くためのテクニックが学べる本です。日本のライティング本と異なる点は、文法事項の説明がほとんどなく、ライティングスタイルを改善することに焦点があてられている点です。内容は、

1.  Clean Up Preposition Clutter

2. Spice Up Your Writing

3. Silence the Passive Voice

4. Reduce Nominalizations and Activate Your Writing

5. Smooth Out Your Wriitng

6. Harness the Power of the Comma

7. Add Rhythm to Your Wriitng

8. Gremlins in Your Writing

9. Create a Template for Your Term Paper

となっています。

 

第一章の Clean Up Preposition Clutterを詳しく見てみましょう。前置詞、前置詞句の使いすぎを改める方法が書かれています。前置詞を使いすぎているかどうかのルールはありませんが、全体の20−25%が多すぎるとみなされるようです。前置詞が多すぎると、読み手の注意を逸らす恐れがあるため、出来るだけ簡潔な言葉に置き換えられないか検討します。ここではまず、前置詞句をたくさん含んだ、悪い文章の例が出てきます。From the point of view, at this point of time, on the basis of、などの不要と思われる言葉をピックアップしていきます。また、of の多用にも注意をします。

そして次に、不要な前置詞を排除する5つのステップが紹介されています。例えば、In order toはTo, At this point in timeはNowへ、with reference to は about へ直す、などです。簡単に言い換えられる事を小難しく書いて、文章を格調高く見せよう、などという小細工は不要、とバッサリ切り捨てます。各チャプター毎に練習問題もついていますので、悪い例を読んでポイントを掴み、改善方法を学び、実際に練習することができます。

 

その他にも、受動態を能動態にかえる方法、文章の長さをかえて、リズムをもたせる方法、同じ書き出しの文章が続くのを避ける方法など、役に立つ情報が満載です。

 

本を読んで練習問題を解くだけで満足せず、実際に文章を書いて、この本で学んだ方法を試してみることで、わかりやすく、生き生きとした文章が書けるようになるのではないかと思います。とりあえず言いたいことは書けるけれども、文章になんの工夫もない・・と悩んでいる中級者の方は、この本で紹介されているテクニックを取り入れてみると良いのではないでしょうか。

 

 

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