前回までの「”戦略的” 英語学習計画のススメ」シリーズでは、計画を立てて学習すること、目標を持つことの大切さを見てきました。
目標、計画ときて、もう一つ、それを支える大切なことがあります。
この3つのうちの、どれが欠けても、夢をかなえることはできません。
それはいったい何だと思いますか?
自分のモチベーションは、自分で上げる
本題に入る前に、少しお話ししたいことがあります。
前回、目標を決めた時の熱意だけでは、その後の長い学習を乗り切っていくことは難しいと書きました。
例えば、スポーツで、ある選手・チームが念願の優勝を果たした。それを見て、私も頑張ろうと思う。もちろん、そういう感動で力がわいてくることも素晴らしいことだと思います。
スポーツよりも、私達英語学習者にとって身近なのは、同じ英語学習者の方がどのようにして力をつけていったか、体験談をきくこと・読むことではないでしょうか?
私もこんなふうに頑張って、こうなりたい。学習をする上で、大きな励みになるでしょう。
そのような気持ちを否定する気は、一切ありません。事実、私自身もそのような感動・思いを原動力にすることもあるからです。
ですが、このような感動・熱い思いも、毎日やってくるわけではありません。(毎日、感動、やる気を出すためだけにスポーツを見ていては、本末転倒ですよね)
では、どうすればいいのか?
私は、「自分のモチベーションは自分で上げる」ということをお勧めします。
スポーツや他の方から得たやる気は、ある意味では、受動的なモチベーションです。
他の人からもらったやる気は、長くは続かない。
それに対し、自らが生み出したやる気・モチベーションは、じっくり、長く効いてきます。
感動の場面を見たような、一気に感情が高まる感じはないかもしれませんが、毎日積み重ねるごとにその力が増してくるのを感じることができると思います。
その段階にこれば、英語学習が続かないという悩みは消え、英語学習を諦めようなどという気持ちは全く持たなくなります。
自分でモチベーションを上げる方法
いよいよ、具体的にその方法についてお話ししたいと思います。
それは、記録をとることです。
(目標・計画に続く、三本柱の残りの一つです。)
記録は、自分で自分の成果を実感するためにとります。
目的は、それ以上でもそれ以下でもありません。
ただ一つ、自分の成果を目に見える形に残し、それを自覚するため。
自分ができたことを実感すれば、もっと頑張ろうと思えます。
もっと頑張って勉強をすれば、今までにできなかったことができるようになります。
何を当たり前のことを言っているんだ。
そうです。当たり前なんです。なのに、それはなかなか自覚することができない。
目で見える形にしてあげること。
そして、一過性の感動(試験に合格することなど)ではない、じわじわくる達成感を、もっと短いスパンで感じられるようにすること。
記録をする上で心がけたい重要なポイントです。
次回の記事では、そのポイントを押さえつつ、具体的にどのように記録をすればいいか、方法を紹介・提案したいと思います。
おわりに
自分のモチベーションは自分で上げる。
言い換えれば、「自分の自信は自分でつける」ということです。
自分が頑張って(それを自覚、認識して)つけた自信は、一生消えてなくなることはありません。少し話が大きくなりますが、その自信は、別のことに挑戦するときにも、大きな力になります。
思い込みや、根拠のない自信ではなく、揺るがない自信をつけていきましょう。
英語学習という舞台で、その訓練ができると考えれば素敵ですね。
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