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The Economistで英検1級対策

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英検リーディング対策としてThe Economistなどの洋雑誌を読むことについて私の体験を書かせて頂きたいと思います。

 英検1級に合格したいと思ったものの、問題集を解いたり単語集をひたすら覚えるテスト勉強みたいなことはしたくない。それに期末テストのように問題集を解きさえすれば合格するというテストではありませんし、単語集を繰り返すまわす方法が効率が良いというわけでもないのでは、と感じました。対策=問題集ではなく、英語力そのものを上げることで合格を目指したい。問題集を何冊も繰り返し解くよりも、読解、単語、ライティング、二次対策を全部兼ねる洋雑誌リーディングをしようと思ったのです。

 

英検1級試験に合格するために猛勉強は必要か

職場の後輩に英検1級合格を報告した時のこと。彼女がラジオ英会話を聞き始めたことがきっかけの1つとなって私も英語を始めました。その後はお互いに学習状況を報告することもなく、いきなりの合格報告になってしまったわけですが、その時彼女に”鉄の意志の女ですね・・・” と半ば呆れたように言われたのがとても印象に残っています。世間一般のイメージとしては、英検1級合格というと、ガリガリ英語を勉強した!という感じなのかもしれませんが、自分としてはそんなに”勉強を頑張った”という意識もなかったのです。パス単や問題集を用いて受験生のように猛勉強しなくても、1級レベルの記事や本を読むことで十分合格可能であると感じました。

まずは過去問でレベル確認

では、1級レベルの記事とはどのようなものなのか。前回記事でご紹介したように、まず行ったことは過去問を2年分解いたことでした。試験前の仕上げとして過去問は試験直前に解くという方もいらっしゃるようですが、試験のレベル、傾向などを知り効果的な対策を練るために、まずは過去問を解くことが大事だと思います。読解問題で使用されているトピックや難易度をみて、Newsweek、TIME、The Economistあたりを継続的に読めば対応できるのではないかと思ったため、この3つの雑誌を比較してみました。どの雑誌を選ぶかは個人的な好みによると思いますが、この3つの中でNewsweekが一番易しく感じたため、英語力を伸ばすには難しめの雑誌にチャレンジするほうがよいだろうと判断し、TIME、The Economistの2つに候補を絞りました。同じニュースを取り上げている記事を読み比べた結果、The Economistのほうが記者の思考の流れがわかりやすかったためThe Economistを定期購読することにしました。

The Economistで読解力強化

勢い込んでThe Economistプリント版の年間購読を申し込んではみたものの、辞書を用いても楽に読める記事は一つもありませんでした。念のため申し添えておきますが、この時点で多読500万語に2年半程で達しており、ハリーポッターやベストセラー小説などは読める状態でした。読めなかった原因は、背景知識が全くなかったこと、The Economistレベルの英文をほとんど読んだことがなかったためだと思われます。初めての1級受験が3ヶ月後にせまっているため、楽に読めなかったからといって諦めるわけにはいきません。最初は辞書を引きながら、ゆっくりと読み始めました。それと同時にバックグラウンド知識があって読みやすいものは、辞書をひかずに10分以内で読んで内容を把握することを心がけました。品詞分解や構文確認などは行いませんでした。試験では文法問題は出ませんし、試験3ヶ月前に文法で時間を取る余裕はなかったからです。また読解と同時に役にたちそうな数字や事実は別ノートに抜書きしておき、ライティング、スピーキング用のネタ集めも行いました。読みなれない文章に最初は四苦八苦しましたが、3ヶ月間毎日読んでいくうちに、少しずつ基礎知識もつき文体にも慣れてきたせいか、読みやすく感じるトピックも出てきました。

理解度を確かめるために

問題集と違って設問がないため、どのくらい理解できているかが判断できないという欠点に対しては、日本語でサマリーを書くという方法で対応しました。ちょっとしたメモ程度ではなく、友達にどういう記事が説明するような気持ちで。イントロダクション、メインアイディア、サポート、コンクルージョンの流れを意識すると、なぜそのような結論にいたったかということがわかりやすいです。ライティングのパターンのお手本としても参考になりました。理路整然と書かれた英文ですので、自分が書いた日本語のサマリーと比べることで、英文を曖昧に理解してしまったために意味が通らなくなってしまっている部分がわかります。1級の読解試験も記事中の重要な箇所が設問になっていることが多いので、重要ポイントを押さえたサマリーを書くことは試験対策として有効であると思います。

まとめ

The Economistに限らず洋雑誌を読む利点は、試験対策にとどまらず、幅広い知識と語彙を習得できることです。また、読解で得られた情報をライティングやスピーキングに役立てられるのも利点です。雑誌で取り上げられる話題は多岐にわたっていますので、純粋に読み物としても面白いですし、読めば読むほど知識が増える喜びも味わえます。私は、問題集を解く試験対策は苦手で全く出来ませんでしたが、1級と同レベルもしくは上のレベルの記事を読むことで3ヶ月後の試験で無事に合格することが出来ました。”1級を受けよう”と決心してから短期間で目標を達成できたのは、その前の2年半にわたる多読とLingQでの精読がベースとなっているのは間違いありません。”鉄の意志”などなくても楽しみながら1級に合格することは十分可能だと思います。問題集を使っての所謂”試験対策”が苦手だけど1級に合格したいと思っている方は、洋雑誌での代用も検討されてみてはいかがでしょうか。

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