8月 2011 archive

その単語、何のために覚えますか?

英検1級の語彙パートに出てくる単語について、「こんな単語、覚えてもしょうがない」という意見をよく耳にします。
確かに、日常会話をする分には、これらの単語を知らなくてもあまり困ることはないでしょう。
では、一体何のためにそれらの単語を覚えるのか。
その目的をはっきりさせておかないと、間違った対策をしてしまう可能性があります。

インプットのための単語、アウトプットのための単語

ボキャビル(語彙強化)をする上で、必ず意識して欲しいことがあります。
それは、単語にはインプットのための単語アウトプットのための単語の二種類があるということです。

インプットのための単語とは、読んでわかる単語のこと。
先ほど例に出した、英検1級用の語句(「英検Pass単熟語1級」などに掲載されている語句)がそれにあたります。
TIME, The Economist, The New York Timesなどの英語雑誌、新聞を読んでいると、それらの語句がゴロゴロでてくることに気づくはずです。

英検1級用の単語を覚えるのは、英語雑誌、新聞、または学術的な文章を読めるようにするため。

そう考えれば、「○回書いて綴りを覚えよう」だとか、「これらの語彙が口をついて出るようにシャドウイングしよう」等が、目的と異なる方向を向いてしまっていることに気づくはずです。

それに対し、アウトプット用の単語とは、文字通り、書いたり話したりするための単語のことです。
中学・高校で出てくるような基礎単語。
「もちろん、そんなの知っているよ」と思う単語こそ、ちゃんとした使い方ができているか、もう一度確認してください。その動詞は、自動詞ですか、他動詞ですか?すぐ後ろに目的語を置くことができますか?

また、make, get, give, take, putなどの超がつくほど基本単語については、数え切れないほどの熟語があります。
海外ドラマ、洋書などで頻繁に出会うことでしょう。
「日常会話で、もっとこなれた表現を使いたい」「映画・ドラマをちゃんと聴き取れるようになりたい」
そんな方には、熟語のチェックをすることをお勧めします。

さらに上を目指して

今回、単語を大きく二種類に分類しましたが、かならずしもその線引きがはっきりしているわけではありません。

海外ドラマで英検1級単語(インプット用の単語)に出会うこともありますし、英検1級の語彙パートでも熟語(アウトプット用の単語)に関する問題が必ず含まれています。

また、エッセイなどを書くときに、アウトプット用の単語(自分が「簡単、ちゃんと使える」と思っている単語)ばかりを使っていたのでは、幼稚な文章とみなされることも起きてくるかもしれません。

今回、私が書いたことを、「1級単語だから、読めるだけでいいわ」というエクスキューズには使って欲しくありません。
もちろん最終的にはそういう単語も、「読む、聴く、話す、書く」の4つ全てができることを目指して欲しいと思います。

今回は、「1級単語を覚えるモチベーションが上がらない」、「1級単語をどのようにして覚えたらよいかわからない」と思っていらっしゃる方の助けになればと思い、記事にさせていただきました。

まずは目的をはっきりとさせ、その目的を達成するための最短ルートを行くことにしましょう。

【関連記事】
英検1級 単語対策 その1

英検1級 単語対策 その2

英検1級 単語対策 番外編

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英検Pass単熟語1級

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今年もたくさんの方にヴァーチャル夏休みにご参加いただきありがとうございます。毎日Twitterで皆さんの成果を拝見し、とてもやる気をいただいております。

もしかしたら、この企画のためにTwitterを始めていただいた方もいらっしゃるかもしれません。Twitterはこの企画のように自ら発信するだけではなく、情報収集のツールとしても活用できます。まだ使いこなせていないなぁ…と思っている方は、とにかく面白そうなアカウントをどんどんフォローしてみてくださいね。

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利用方法は皆さん色々工夫されていらっしゃると思いますが、私の活用法の一例としては、ニュースサイトをリストにまとめておいて、気になる記事をiPhoneのTwitterクライアント上で読んだり、いったんEvernoteやInstapaperにクリップしておいて後からスキマ時間に読んだりしています。

このような活用法をしています!というオススメのものがありましたら、是非コメント欄で皆さんにシェアしていただければ嬉しいです。

今回はニュース記事などのサイトのTwitterアカウントをご紹介しましたが、今後も英語学習に役立つようなものをご紹介していきます。

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夏休みに洋書を読んでみませんか?

ヴァーチャル夏休みに洋書を1冊読んでみませんか? 長年英語を勉強しているのに、洋書を1冊も読んだことがないという方。いきなり100万語に挑戦!と意気込まなくてもいいのです。とりあえず最初の1冊を読んでみたら新たな発見があり、今後の英語学習にも良い影響を与えてくれるかもしれません。

”英語学習”の不思議

長年英語学習をしているのに、洋書を自主的に1冊も読んだことのない人が結構多いことには驚きます。問題集や解説書、試験対策本などは本屋に溢れているのに、参考書コーナーよりも洋書コーナーが充実している本屋さんは稀です。英語の”学習”というと、参考書を読み、演習問題を繰り返し解くのが効率的と考えている方が多いからではないかと思います。
また、洋書に取り組むのは”○○の試験に受かってから”、”TOEICで900点を超えてから”という意見も見かけますが、洋書を読んでいたら試験に受からない、ということは決してありません。ましてや、試験に受かってから、〇〇点取ってからと言う人に限ってなかなか受からない人ではないかとさえ思います。多読を勧められたからといって、多読しかしてはいけないという決まりはありませんので、今やっているメニューに洋書読みを加えるのは決してマイナスではありません。

洋書を読むには体力がいる

洋書を読むのには体力がいります。初めて洋書にチャレンジすると息切れがして、簡単な本でも集中力が持たないと感じます。大学入試の長文読解やTOEICの長文問題でも1題読むのにおよそ5分から長くても10分程度。だいたい1つの試験で2−3問は長文があるとしても、1つのテーマを20分以上続けて読むような機会を持つことはあまりありません。また、問題文の先読みをして、該当箇所だけを読めば解答できる試験問題と違って、読書ではそのようなテクニックを使う必要がありません。文章を頭から順を追ってストーリーを把握しながら読むには、ある程度の慣れが必要だと思います。これは一長一短に身につくものではなく、腕力や腹筋とは違う類の”体力”ですが、ある一定の時間、文章を読む練習を続けることで身についてきます。

やさしい本をたくさん読むことのメリット

私が洋書多読で感じた一番最初のメリットは、英語を読むことに抵抗がなくなったということです。100万語も読んでそれだけ!?と思われるかもしれませんが、この”抵抗感”を無くすことこそが最大の長所だと思います。長文を読んで”ウッ”と詰まるような心理的圧迫感さえなくなってしまえば、あとは本でも雑誌でもネットの文章でも自分の好きなものを好きなように読むようになります。まずはある程度のまとまった量を継続的に読み始めることで、”思っていたよりも読めないのはなぜか”、”早く読めないのは返り読みをしているからではないか”など、改善すべき点も見えてくるのではないかと思います。

洋書を読むのは英語が出来るようになってから・・と先延ばしにしていてはいつまでたっても読めるようにはなりません。とりあえず最初の1冊にチャレンジしてみる。続けるかどうかはそれから考えてみてもいいのではないかと思います。

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