その単語、何のために覚えますか?


英検1級の語彙パートに出てくる単語について、「こんな単語、覚えてもしょうがない」という意見をよく耳にします。
確かに、日常会話をする分には、これらの単語を知らなくてもあまり困ることはないでしょう。
では、一体何のためにそれらの単語を覚えるのか。
その目的をはっきりさせておかないと、間違った対策をしてしまう可能性があります。

インプットのための単語、アウトプットのための単語

ボキャビル(語彙強化)をする上で、必ず意識して欲しいことがあります。
それは、単語にはインプットのための単語アウトプットのための単語の二種類があるということです。

インプットのための単語とは、読んでわかる単語のこと。
先ほど例に出した、英検1級用の語句(「英検Pass単熟語1級」などに掲載されている語句)がそれにあたります。
TIME, The Economist, The New York Timesなどの英語雑誌、新聞を読んでいると、それらの語句がゴロゴロでてくることに気づくはずです。

英検1級用の単語を覚えるのは、英語雑誌、新聞、または学術的な文章を読めるようにするため。

そう考えれば、「○回書いて綴りを覚えよう」だとか、「これらの語彙が口をついて出るようにシャドウイングしよう」等が、目的と異なる方向を向いてしまっていることに気づくはずです。

それに対し、アウトプット用の単語とは、文字通り、書いたり話したりするための単語のことです。
中学・高校で出てくるような基礎単語。
「もちろん、そんなの知っているよ」と思う単語こそ、ちゃんとした使い方ができているか、もう一度確認してください。その動詞は、自動詞ですか、他動詞ですか?すぐ後ろに目的語を置くことができますか?

また、make, get, give, take, putなどの超がつくほど基本単語については、数え切れないほどの熟語があります。
海外ドラマ、洋書などで頻繁に出会うことでしょう。
「日常会話で、もっとこなれた表現を使いたい」「映画・ドラマをちゃんと聴き取れるようになりたい」
そんな方には、熟語のチェックをすることをお勧めします。

さらに上を目指して

今回、単語を大きく二種類に分類しましたが、かならずしもその線引きがはっきりしているわけではありません。

海外ドラマで英検1級単語(インプット用の単語)に出会うこともありますし、英検1級の語彙パートでも熟語(アウトプット用の単語)に関する問題が必ず含まれています。

また、エッセイなどを書くときに、アウトプット用の単語(自分が「簡単、ちゃんと使える」と思っている単語)ばかりを使っていたのでは、幼稚な文章とみなされることも起きてくるかもしれません。

今回、私が書いたことを、「1級単語だから、読めるだけでいいわ」というエクスキューズには使って欲しくありません。
もちろん最終的にはそういう単語も、「読む、聴く、話す、書く」の4つ全てができることを目指して欲しいと思います。

今回は、「1級単語を覚えるモチベーションが上がらない」、「1級単語をどのようにして覚えたらよいかわからない」と思っていらっしゃる方の助けになればと思い、記事にさせていただきました。

まずは目的をはっきりとさせ、その目的を達成するための最短ルートを行くことにしましょう。

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