英検1級 二次試験対策 その8:1級対策で有名なアノ本の活かし方


英検1級の二次対策シリーズもいよいよ終盤戦です。
今回は、二次試験の対策本として有名な、植田一三先生の「英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング」の活用法について書きたいと思います。

英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング

まず、この本を手に取られて、多くの皆さんが驚くのが情報量の多さでしょう。
そして、第1章から第3章までで「アーギュメント力」という耳慣れない言葉を目にします。
例えば、「○○という意見には反対です。なぜなら~だからです」。その理由の部分について、論理的でない具体例が多く挙げられて、どういけないのか解説されています。

皆さん。ここで挫折しないでください。
挫折したのは、当の本人、私です。
もちろん、論理的な解答ができなくていいと主張するわけではありません。「論理的なことを言わなくちゃ。でもこんな難しいこと、できる自信がない・・・」と恐れないでほしいのです。

第5章以下では、各分野のトピックについて、例題、その分野の解答例が掲載されています。
その整然とした解答に、正直なところ焦りさえ覚え、試験前には一切この本を開きませんでした。

今、冷静に対策期間のことを振り返って、この本をこんなふうに使えばよかったと思います。

自分の視点とは異なる考え方を知るために使う

解答例の部分では、一つの問題に対して、Pros and Cons(賛成意見と反対意見)が掲載されています。その部分を大いに活用しましょう。
実際に自分がどちらの立場なのかを考えた上で、そうではない視点にどんなものがあるか確認するのです。
これは、スピーチの後の質疑応答の対策に大変役に立ちます。
自分が言った意見に対して、「こんなふうな考え方もあるけど、あなたはどう思う?」と聞かれることが大いに考えられるからです。

スピーチ部分の対策は、大部分は一人で出来ます。(原稿のネイティブ添削は除く)
しかし、どのような反論が来るか、どのような質疑応答になるかは、自分の頭の中で予想するだけでは限界があるのです。

もちろん、オンライン英会話スクールで模擬面接などを受けて、実際に試験官がどのようなことを質問してくるか、スクールの先生や受講仲間に相手になってもらうのは大いに勉強になります。ただ、限られた時間の中で、すべてをそれで対応していくのは無理があります。
しかし、この本があれば、その質疑応答の予想を自分一人ででもできるのです。

まとめ

私の周りの多くの1級合格者の皆さんが、口をそろえていいます。
「質疑応答の部分で(たとえスピーチ部分がうまくいかなくても)いくらでも挽回できる」
残りわずかな対策期間、ご自分の準備されたスピーチに対して、どのような反論、質問が来るかを予想しておいてくださいね。

その作業に、この本はとても役に立つと思います。

英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング

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